【インタビュー】BREAKERZ、10周年記念ソング完成「生きている限り、夢は終わらない」

■コレクション放出？
■そこから新たなスタート？

──通常盤には「THE TRAIN’S GONE…」のアコースティックバージョンが収録されていますが、これも10年前の1stアルバム『BREAKERZ』に収録された曲ですね。

DAIGO：配信曲として、BREAKERZがいちばん最初に発信した曲をアコースティックにアレンジしたんです。歌詞もより伝わるようにしたかったから、英語だった部分を意味を変えずに日本語に直しました。

──この曲はアレンジを徳永暁人(doa)さんが手がけていますが、リクエストしたことはありました？

AKIHIDE：洋楽っぽい雰囲気にしたいってふわっとした感じで伝えたぐらいです。徳永さんはマルチプレーヤーでもあるので、この曲に入っているカホンも担当してくれているんですよ。あとは普通とは違うオープンチューニングで弾いた曲ですね。ちょっとアメリカのカントリーみたいなテイストになった。

──これも気になる歌詞ですよね。主人公は電車に飛び込もうとしているんだけど、お母さんからのメールで思いとどまるっていう。

DAIGO：当時伝えたいメッセージだったんですけど、10年たった今、さらに伝えなきゃって思う部分もありました。最後のフレーズの“死ぬ勇気があれば 何でもできる”に集約されているんですけど、きっかけひとつで救われる生命もあると思うし、苦しい状況の人もいるだろうけど、逃げたってかまわない。でも、命は大事にしてほしい。日本語にすることによって、想いが直接的に伝わればと思いました。

──最後の歌詞を伝えたいからこそ究極のシチュエーションを描いた？

DAIGO：ホントにそうですね。

▲シングル「夢物語」名探偵コナン盤

──では最後に、目前に迫ってきた7月15日と16日に豊洲PITで開催されるデビュー10周年記念ライヴについてメッセージをお願いします。初日には“MEMORY”というタイトル、2日目には“PROMISE”というタイトルが付けられていますが。

DAIGO：新しい試みとしては、初日の“MEMORY”ではフィーチャーフォンやスマートフォンでの撮影ができるんです。10年経って成長した僕らの姿をメモリーしてもらおうってことで。どうなるんだろうね？

AKIHIDE：顔の角度とかあまり変えないで演奏したり（笑）。

DAIGO：ずっとキメ顔（笑）。

──動かないBREAKERZ（笑）。

AKIHIDE：それか映らないように、すごいスピードで動くか（笑）。でも、新しい試みによって生まれる新しいBREAKERZがきっとあると思うので、楽しみにしていただきたいですね。

──初日の“MEMORY”は懐かしい曲を多く演奏するということではないんですか？

DAIGO：そういう意味もひょっとしたらあるかもしれないし、BREAKERZの軌跡を感じてもらえる2日間になると思います。“PROMISE”のほうでは＜BREAKERZ 10周年10番勝負 -VS-＞のスペシャルDVDを来場者全員にプレゼントするんですけど、これもホントに貴重な映像だと思います。

──先ごろ、そのダイジェスト映像がオフィシャルYouTubeで公開されましたが、どんな内容に？

DAIGO：ドキュメンタリータッチの映像になると思います。それと“PROMISE”という言葉が何を意味しているのか？　何の約束なのかをぜひライヴ会場に確かめに来ていただきたいですね。両日とも10年経って成長した自分たちの姿が見せられると思います。

──＜10番勝負＞を経てのBREAKERZでもありますからね。

DAIGO：そう。20周年へ向けてスタートする日でもあるし、とにかくみんなで騒いで歌ってお祝いしたいですね。SHINPEIもこの日は、この10年で集めたクロムハーツを全部つけてステージに出ますから（笑）。

SHINPEI：ははは。それはギター弾くのに支障が出るかも。──じゃあ、クロムハーツを大放出するとか（笑）。

SHINPEI：コレクション放出？

DAIGO：俺は別にあげてもいいけど（笑）。

──他人事ですね（笑）。あげてまたゼロから始める。

SHINPEI：はははは。そこから新たなスタート？

DAIGO：また買い直すっていうね（笑）。

取材・文◎山本弘子








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