【インタビュー】AKIHIDE [BREAKERZ] 編「問題作かもしれないですね(笑)」

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■自分たちがどういう答えを返せるのか
■突きつけられた作品なのかもしれない

──このコラボには様々な刺激があったんですね。

AKIHIDE:はい。専門的な話になってしまいますけど、ギタリストとしては録り音自体にこだわりましたね。レコーディングブースの中に入って、アンプとギターを繋ぐシールドを短くしたり。音をなるべく良い素材で味わってもらうように、でも味付けはシンプルに、という感じです。機材自体はいつも通りではあるんですけど、より無駄を削ぎ落としていきましたね。

──いちばん多く使ったギターや楽器選びの基準は?

AKIHIDE:今回のレコーディングではいろいろなギターを使っているんですね。でも基本的にはストラト、335などのセミアコ、SG、テレキャスあたりです、その中で常に試行錯誤しながら。たとえば、頭の中で“このギターかな”と思っても実際に音を出すと違ったりするのでトライ&エラーを繰り返しつつ、いかにより良い音でギターを録るかという作業が今回は重要だったかもしれないですね。

▲AKIHIDE (G)/<BREAKERZデビュー10周年記念ライブ【BREAKERZ Ⅹ】>最終日

──ちなみに「GREAT AMBITIOUS」と「GOD」で使ったのは?

AKIHIDE:「GREAT AMBITIOUS」はストラトですね。「GOD」はSGで弾いています。最近あまりSGを使ってなかったんですけど、ああいう曲調では強いですよね。

──この2曲の音色の違いはわかりやすいですね。で、「GOD」はVAMPSのリズム隊(Ju-ken[B] / ARIMATSU [Dr])がレコーディングに参加されてますが、いかがでした?

AKIHIDE:ARIMATSUさんとJu-kenさんが音作りにすごく時間をかけてくださったんですよ。ARIMATSUさんはトリガーを使ってシンセ音源とドラムの生音を混ぜたりしていたんです。

──VAMPSの音作りはハンパないですよね。海外経験で得たノウハウも膨大で、現在のライブはラインを活用しているらしいですから。

AKIHIDE:そうみたいですね。国内外問わず、どんな場所でもいい音を出そうとするとそうなるんでしょうね。お2人には、曲をより良くしようというこだわりと情熱を感じて、僕自身無意識でしたけど、「GOD」はライブで披露したときとは変わったのかもしれないです。

▲『X』通常盤

──それとスペシャルデラックスエディションにのみ収録されている「BATTLE SE-VS-」。これは<10番勝負>でジングル的に使用されてましたが、実際は完全なギターインストチューンで。

AKIHIDE:オープニングテーマとして流していたので、せっかくだからレコーディングしようということになったんです。もともとSHINPEIが作った曲でメロディも彼が弾いているんですよ。たぶん、SHINPEIはこういうのがやりたいんじゃないかな。その真意をSHINPEIのパーソナルインタビューで訊いてみてください(笑)。

──はい(笑)。この曲はライブでも聴いてみたいですね。

AKIHIDE:2人じゃ足りないんじゃないかな、ギターが10人ぐらいいないと(笑)。でも、いつかやってみたいですね。

──スペシャルコラボレーション盤を作って、またBREAKERZの音楽的幅が広がったのでは?

AKIHIDE:まだ完成したばかりなので、そのあたりは聴いてくださった方の声を聞いたり、ツアーを経て感じるのかなと思います。ただ、長く続けていらっしゃるバンドから若手の方まで、コラボ参加してくださった方が幅広いからこそ、ストイックさや強さや個性に感動したり、逆にフレッシュな勢いの大切さを感じたこともあったんです。それを受けて、“自分たちはどうなんだろう”って見つめる機会でもあったかもしれないですね。

──なるほど。

AKIHIDE:前アルバム『Ø -ZERO-』はギターロック寄りだったので、真逆な印象を受けるかもしれないですけど、自分にとっては次に進むための道を示してくれたというか、考えさせられた作品でもあります。“生み出して良かった!”という感覚より、“生まれてきた作品によって次を考えた”というか。問題作かもしれないですね(笑)。

──問題作?

AKIHIDE:悪い意味じゃなくてね。種があったものに各アーティストの方たちに水を与えていただいて育てていって。これだけすごい人たちが力を貸してくださったからこそ、今後自分たちがどういう答えを返せるのか、突きつけられた作品なのかもしれない。

取材・文◎山本弘子




■7th × BEST ALBUM『X』(※読み:クロス)

2017.10.18 release
【初回限定盤A (2CD+DVD)】¥5,800(税別)
特典DVD:<BREAKERZ 10周年 10番勝負 -VS- FINAL>2017.04.29 at Zepp DiverCity
※連動特典応募用ID封入
【初回限定盤B (2CD+2DVD)】¥5,800(税別)
特典DVD:『BREAKERZ MUSIC CLIP全曲集 2007~2017』
※連動特典応募用ID封入
【通常盤 (2CD)】¥3,500(税別)
封入特典:トレカ4種類のうち1種類をランダム封入
※連動特典応募用ID封入
【10th Anniversary Special Deluxe Edition】¥15,000(税別)
シリアルナンバー入り / 2CD+3DVD+A4写真集+Special Goods
※FC&Musing限定
▼特典DVD
・「BREAKERZ LIVE TOUR 2015 Ø-ZERO-」 2015.09.26 at TOKYO DOME CITY HALL
・「SPECIAL LIVE BREAKERZ IX」 2016.7.23 at TOYOSU PIT

<Disc1(全形態共通)>
01.GREAT AMBITIOUS(feat.JIRO[GLAY], Toshi Nagai)
02.RODEO DRIVE(feat.e-ZUKA[GRANRODEO])
03.BLACK SKY(feat.SKY-HI)
04.ゴールデンナイト~黄金色に抱きしめて~(feat.鬼龍院翔[ゴールデンボンバー])
05.恋のスーパーエクスプレス(feat.超特急)
06.Triangle
07.NEVER ENDING STORY(feat.Kid'z & Nob[MY FIRST STORY])
08.She Is Devil
09.ひらり舞い散る花のように(feat.倉木麻衣)
10.GOD(feat.Ju-ken & ARIMATSU)
※10th Anniversary Special Deluxe Editionのみ「BATTLE SE -VS-」収録
<Disc2>
01.幾千の迷宮で 幾千の謎を解いて
02.SUMMER PARTY
03.世界は踊る
04.アオノミライ
05.光
06.Everlasting Luv
07.SUGAR BABY
08.Kamisori
09.Angelic Smile
10.Birdman
11.心をつないで
12.hEaVeN
13.FAKE LOVE
14.DESTROY CRASHER
15.夢物語

■全国ライブハウスツアー<BREAKERZ LIVE TOUR 2017>

11月12日(日)広島セカンドクラッチ
11月15日(水)札幌Cube Garden
11月18日(土)高松Monster
11月26日(日)静岡SOUND SHOWER ark
11月29日(水)仙台darwin
12月01日(金)新横浜New Side Beach
12月03日(日)熊本Be-9
12月04日(月)福岡Be-1
12月09日(土)梅田バナナホール
12月10日(日)名古屋ReNY
12月15日(金)東京・TSUTAYA O-EAST
▼チケット
オールスタンディング 6,500円(税込)
※入場時にドリンク代が別途必要となります
※未就学児入場不可
一般発売:2017年10月7日(土)

■ライブイベント出演情報

10月27日(金)〜29日(日) 千葉 幕張メッセ国際展示場 9・10・11ホール <VAMPS主宰「HALLOWEEN PARTY 2017」>
11月03日(金・祝) 沖縄 美らSUNビーチ とよさき <MUSIC FES with RACo2017>


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