【インタビュー】音の旅crew、絶妙な楽器のアンサンブルと心地よい歌声を聴いて楽しく踊ってほしい『JOYSTEP』

twitterツイート

■“旅”っていうワード自体が好きなのかもしれない
■もっと歌詞でも旅をしたいですね


――2018年になって、自身のレーベル「TRAVEЯA」(トラベラ)を立ち上げたそうですね。

大樹:3年前からツアーをしたり活動していたときに、身近な友だちが手伝ってくれるようになったんです。その友だちから所属事務所のMOONSHINEという会社を紹介してもらって、タッグを組んでやろうっていうことになって、旅をイメージした「TRAVEЯA」というレーベルを立ち上げたんです。

――みなさんが音楽をやる上で、“旅”というのは大きなキーワードなんですね。

pepe:“旅”っていうワード自体が好きなのかもしれないです。ツアーがもろに旅っていう感じですし、曲も人生の旅みたいなものが多いので。今はこういう曲が多いですけど、もっと歌詞でも旅をしたいですね。

――『JOYSTEP』はどんなことを考えて制作したのでしょうか。

pepe:前のアルバムよりは、テンポ感を速くっていうのは意識していたんですけど、集まった曲を見てみたらバリエーション豊かでいい感じにまとまったと思います。

大樹:前のアルバム、シングルはミドルテンポの曲が多かったので、ライヴでやって盛り上がるアッパーな曲を作りたいっていうこともあって、今までやってこなかった速めの曲を入れています。あとは、これまでのミドルテンポと、思いっきりレゲエな「Rebel soul dance」という曲を入れてみたり、昔から持っている「OWATTEHAJIMARU」をリアレンジしてみたり、本当にバリエーション豊かだと思います。

pepe:「KOKOROKARA」「MDNT EXPS」は結構これまでにない速い曲ですね。「MDNT EXPS」は、映画の「ミッドナイト・エキスプレス」がすごく印象に残っていて、そこから取ったタイトルです。

――アーティスト写真を最初に拝見したときには、パリピ感のある陽気なバンドなのかと思いきや、後半は、音とか歌詞がシリアスな気がします。もしかして結構根は暗いのかなと……

pepe・大樹:ははははは(笑)。

pepe:そうですね、それの反動でこう(楽しそうなアー写に)なってます(笑)。たぶん自分が一番根が暗いです(笑)。故に、お酒を飲んでパーッとなるっていう感じが多いですね。


――歌詞を書こうとすると、自分の内面的なものが出ちゃう?

pepe:そうですね。今は、自分の内面的なことを歌うことが多いので、これからはもっと幅広い曲を作りたいと思ってます。

――でも、そこがいいんじゃないかなって思いますよ。「みんな俺たちと一緒に楽しもうぜ、ウェ~イ!」みたいな感じじゃないのが。

大樹:ああ~、確かにそうかもしれないですね。pepeは自分を鼓舞する歌詞が多いですからね。

pepe:ギターのguroからは、“自己啓発ソング”ってよく言われてます。

一同:(笑)。

――「OWATTEHAJIMARU」がいいですね。他の曲に比べて淡々としたリズムにミニマルなループ感があって、“終わりと始まり”の繋がりを音で表現しているように聴こえました。

大樹:ああ~なるほど、そうですね。たまに、曲の途中にジャムを入れる時があるんです。そのジャムをやっている最中に毎回雰囲気が変わるんですけど、「これは気持ちいいな」ってなったときのアレンジで再構築したのが今作に収録されたアレンジなんです。最初はもっと緩いレゲエアレンジで、1stミニアルバム(2013年リリースの『owattehajimaru』)に入っているんですけど、それとはまた違ったアレンジで収録しています。

――そうしたアレンジの変化は、<AUGUSTA CAMP 2015>や<ARABAKI ROCK FEST.16>など、大きなフェスへの出演がもたらしたものもあるんですか?

pepe:フェスとかに出ているうちに、もっとライヴ感のある、お客さんを沸かせる曲が出来ないかなっていう思いはどんどん強くなってきましたね。大きいフェスに出てお客さんと対峙したときに、やっぱりガーっと盛り上がった方がいいなって。「OWATTEHAJIMARU」をテンポアップしたアレンジに変えたのも、ライヴで踊れる曲にしたいなっていうところがありました。

――バンドをやっている中で、一番の喜びってなんですか。

大樹:ライヴをやっていて、会場が一体感に包まれる瞬間っていうのが少なからずあるので。そのときにすごく「やってきてよかった」って、演奏していて思えるんです。それをこれからも積み重ねて行きたいと思っています。

pepe:ライヴでは、コール&レスポンスをするんですけど、お客さんと一体になれたときが一番嬉しいですね。あとは、家でギターで同じフレーズを1時間くらい弾いた後のギターの感じがすごく好きですね(笑)。

――(笑)どんな感じになってるんですか?

pepe:1時間経つとだんだん手も慣れてくるので、そのときにすごく良い音が出ている気がするんですよね……なんか話が違いました?

大樹:ははははは(笑)。

――延々と同じフレーズを弾いてる?

pepe:トランスとか、クラブ・ミュージック的なノリも好きなので。そういうところからも影響は受けているかもしれないですね。

――トランス状態になっていく瞬間が好きっていうことですか。

pepe:そうですね。そこに言葉が乗って、お客さんと一体になれたときは最高ですね。

――「Rebel soul dance」はアルバムの中で一番レゲエの影響下にある曲ではないかと思います。

pepe:この曲は、今のレゲエのダンスホールの先駆けになった「スレンテンリズム」っていうのがあるんですけど、それをサンプリングしたような感じで作った曲で、バックはレゲエのスタンダードな演奏で、そこに自分らしい歌詞を乗せました。

――「my pace space my place」はMVが公開されてますね。それぞれが楽器を手にして集まってきたのバンドというイメージ。

大樹:あのMVのテーマは、“自分の居場所を自分たちで作る”っていうもので。何も知らない原始人が、「ここを俺たちの場所にしようぜ!」って言ってるイメージで作りました。そこで楽器を見つけて遊んだり、ごはんを食べたり、衣食住から自分の居場所を見つけて最終的には現代人になってるんですけど(笑)。“自分の居場所を自分たちで作る”っていうのは、歌詞にも表れていますね。


――では、それぞれ推し曲、聴きどころを挙げてもらえますか?

pepe:アルバムの最初から最後までの流れを聴いてほしいなって思うんです。そして最後の「MDNT EXPS」の始まりの、ドラムからのギターリフを聴いて「おっ!」って思って欲しいです。このリフは僕が弾いているんですけど、久々のリードギターなんで聴いてほしいですね。

大樹:個人的には、「Rebel soul dance」の、1回曲が途切れる瞬間を聴いてほしいです。こういうのってライヴではやるアーティストは多いと思うんですけど、音源に残すアーティストはなかなかいないので。それをあえてやっているところを聴いてほしいです。これは、レゲエでよくある「ブラー」って言って、一回グチャグチャってした後にリズムが入ってきてまた頭に戻るっていうよくある手法で。それを音源でやってみたかったんですよ。この曲に関しては他にも、ギロとかビブラスラップっていう楽器を入れてみたんです。それによってルーツ・レゲエっぽさ、夏っぽさが出ていると思うので、そこも聴いてほしいですね。

――そうした曲たちを集めた結果、名付けられたアルバム・タイトル『JOYSTEP』はどんな意味でつけたんですか。

大樹:タイトルを何にしようかって、四人で駐車場で話していたんです。そうしたらpepeがいきなり「『JOYSTEP』は?」って。下を見たら、駐車場のタイヤ止めのところに“JOYSTEP”って書いてあったんですよ。そこから後付けでつけた意味が「これを聴いて楽しく踊ってほしい」っていう願い、ということです(笑)。

pepe:後付けだけどね(笑)。タイトルは語感で選びました。

――リリース・ツアーのスケジュールを見たら、すごく精力的にライヴ活動をして行くんですね。ツアーに向けて一言もらえますか。

pepe:全箇所で一体感を感じられたら最高かなって思います。ぜひCDを買って聴いてもらって、みんなと会場で会えたら嬉しいですね。

大樹:今回初めて行くところもあるので、楽しみにしています。結構長旅になりますし、気合を入れて全国を回るので、近くに来た時には遊びに来てほしいです。音の旅crewはライヴ・バンドなので、ツアーのどこかしらに来てもらえたら、自分たちのライヴのパワーをお客さんに与えられると思います。一度ライヴに来てくれたら、すべてを返します。

pepe:会場で一緒に遊びましょう!

取材・文●岡本貴之

リリース情報

『JOYSTEP』
2018.7.18リリース
■品番:TRVR-1002
■価格:1,800+税
■POS:4582241319036】
1.my pace space my place
2.NEVER TOO LATE
3.Rebel soul dance
4.I'm home
5.LET
6.OWATTEHAJIMARU
7.KOKOROKARA
8.MDNT EXPS

ライブ・イベント情報

音の旅crew「JOYSTEP Tour 2018」
JOYSTEP Release Party
●8/3(金) 下北沢ERA
出演:音の旅crew / ORESKABAND / GRAND FAMILY ORCHESTRA
● 8 /4 (土)
 静岡 UMBER
● 8 /5(日)
 長野・松本 LIVE HOUSE ALECX
● 8/10(金)
 青森・八戸 LIVE HOUSE FOR ME
● 8/11(土)
 秋田 LiveSpot2000
● 8/12 (日)
 山形・酒田 hope
● 8 /17(金)
 愛知・名古屋 CLUB UPSET
● 8/18 (土)
 滋賀・大津 B-FLAT
● 8 /19 (日)
 兵庫・神戸 MUSIC ZOO KOBE 太陽と虎
● 8 /25 (土)
 熊本 Django
● 8/27(月)
 福岡 Queblick
● 8/28 (火)
 山口 BAR印度洋
● 8/29 (水)
 広島 CAVE-BE
● 9/7(金)
 埼玉・越谷 EASYGOINGS
● 9/8(土)
 群馬・高崎 clubFLEEZ
● 9/9(日)
 新潟 CLUB RIVERST
● 9/13(木)
 愛知・豊橋 clubKNOT
● 9/14(金)
 三重・鈴鹿 ANSWER
● 9/15 (土)
 愛知・伏見 JAMMIN
● 9 /20 (木)
 宮城・仙台 ENN 3rd
● 9 /21(金)
 福島・郡山 CLUB#9
● 9 /27 (木)
 香川・高松 DIME
● 9 /28 (金)
 高知 ri:ver
● 9/29 (土)
 岡山 CRAZY MAMA2ndRoom
● 10 /20 (土)
 静岡・浜松 G-SIDE
● 10/21(日)
 大阪・北堀江 Clubvijon
● 10 /26 (金)
 栃木・宇都宮HEAVEN'S ROCK
● 10 / 27 (土)
 長野・伊那 GRAMHOUSE

JOYSTEPツアーファイナルワンマン
11/22(木) 下北沢SHELTER
出演:音の旅crew(ONE MAN SHOW !!)

◆インタビュー(1)へ戻る
twitterこの記事をツイート

この記事の関連情報