クリス・スレイド「まだAC/DCの一員なのか不明」

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2015~2016年、当時トラブル続きだったフィル・ラッドに代わり、AC/DCのツアーに参加したクリス・スレイド(Ds)は、いまもAC/DCの一員なのかどうか、はっきりしないそうだ。だが、そうじゃないとの兆候もないという。

◆AC/DC画像

AC/DCはラッドが復帰し、ニュー・アルバムを制作したと伝えられる中、先月半ば、『Linea Rock』がスレイドを取材し、いまでもAC/DCに在籍しているのかと質問したところ、彼はこう答えた。「そうじゃないっていう兆候は、いまのところない。AC/DCは、君も知ってのとおり、何かやるにしろ5年くらい開く。それで突然、連絡があるんだ。“来週、フロリダに来てくれ”とか、“10日後にLAだ”とか。彼らはいつもそんな調子なんだよ」

前回、参加の依頼があったときのことについては、こう語った。「(The Chris Slade)Timelineの活動中だった。スウェーデンにいるときだ。携帯にニューヨークの番号から電話があったんだ。その前に、いろんな人から“(AC/DCから)電話はあったか? 電話はないのか?”って訊かれてたんだよ。“ないよ、彼らは電話してこないよ”って答えてたんだけどね。数ヶ月経っても何の音沙汰もなかったから、“僕には連絡してこないな。アンガスには多分、ドラムをプレイする甥でもいるんだろう”って思ってた」

「で、Timelineのツアーをやってたら、電話があったんだ。“ワオ!”って思った。マネージャーからだったよ。“彼ら、君に戻って欲しがってる”って言われたんだ。電話は10分か15分続いて、僕は最後に“それって彼ら、バンドからの依頼なの?”って訊いたら、“もちろん、バンドからだ”って言われたから、“じゃあ、いいよ”って承諾したんだ。ま、その前にイエスって言ってたんだけどね」

オーストラリアのラジオ番組は今年1月、AC/DCはブライアン・ジョンソンとフィル・ラッドが復帰し、2月もしくは3月にニュー・アルバムをリリース、秋にオーストラリアでツアーを行なうらしいと伝えた。また、トゥイステッド・シスターのフロントマン、ディー・スナイダーも「AC/DCは来年(2020年)、ニュー・アルバムでリユニオンし、ツアーを行ない、一緒に50周年を祝う!」「亡くなった人たちもいるから“オリジナル”とは言わないが、“クラシック”ラインナップが復活だ」などと発言している。

Ako Suzuki
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