AC/DCのクリフ・ウィリアムズ、「数公演なら…」

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Photo: Josh Cheuse

AC/DCは、新型コロナウイルスの感染が拡大する前、新作をリリース後にツアーを開催すると噂されていたが、少なくともクリフ・ウィリアムズ(B)にとって、それは数公演に過ぎなかったという。

ウィリアムズは、2015年に前回のツアー<Rock Or Bust>が始まってすぐ、もう自分にはこの生活を続けるのは無理だと実感していたそうだ。彼は『Let There Be Talk』ポッドキャストでこう話した。「(ブライアン・ジョンソンが聴力の問題で脱退する)前のことだ。最初、アンガス(・ヤング)に話した。<Rock Or Bust>ツアーが始まって、自分はもう終わりにすべきだって感じたんだ。こういった2年間のツアーをこの先もやり続けたいとは思えなかった。彼らに迷惑はかけたくなかったから、これが僕の最後のツアーになるってちゃんと言っておきたかったんだ」

そして、新作『POWER UP』をプロモートして開催すると噂されたツアーについて、こう続けた。「COVIDのことが起こる前、今年に入って、僕ら、(ミュージック・ビデオ撮影のために)リハーサルを何度かしたんだよ。すごくいいパフォーマンスだった。それで、“数公演やってみないか?”って訊かれたんだ。“もちろん”って答えたよ。数公演だ。僕ら、その計画を立てるところだった。それで、家に戻ったら、これだ。以来、(ロックダウンのせいで)ずっと家にいるってわけ」

「(精神面と身体面の)健康どちらもだ。間違いなく、僕は身体的な問題を抱えている。詳しく説明するつもりはないけどね」と、ライブ活動に復帰するにしろ、自分は数公演しかやるつもりはないと念を押した。

AC/DCの新作『POWER UP』は11月13日リリース。新型コロナウイルスの感染拡大が収束しないため、ライブの日程はまだ1つも発表されていない。

Ako Suzuki
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