2021年注目の新人<Sound Of 2021>、2位発表
▲Holly Humberstone『Falling Asleep At The Wheel』
英国の公共放送BBCが毎年発表する、その年注目の新人リスト<Sound Of …>の2021年度の第2位が、1月6日明かされた。
◆Holly Humberstone画像、動画
<Sound Of 2021>には、Alfie Templeman、Berwyn、Bree Runway、Dutchavelli、Girl In Red、Greentea Peng、Griff、Holly Humberstone、Pa Salieu、The Lathumsの10アーティストが候補に挙がっており、5位に19歳のポップ・シンガーGriff、4位にサイケデリック・ソウル・シンガーGreentea Peng、3位に詩人/ラッパーのBerwynが選ばれた。
残すところあと2アーティストとなり、その1人に選出されたのは、繊細で感傷的ながら力強くもあるエモーショナルなサウンドが魅力のHolly Humberstone(21歳)だった。
英国リンカンシャー出身の彼女は、ポール・マッカートニーらが設立したリヴァプール・インスティテュート・フォー・パフォーミング・アーツに入学し、2019年にグラストンベリー・フェスティバルのBBC Introducingステージ(新しい才能を紹介するステージ)でパフォーマンスした。そこで、ルイス・キャパルディの目に留まり、彼のツアーに参加するようになった。
2020年1月にファースト・シングル「Deep End」を、8月にEP『Falling Asleep At The Wheel』をリリースし、EPは6,500万回以上ストリーミングされ、YouTubeで公開した「Overkill」「Drop Dead」「Falling Asleep At The Wheel」「Deep End」のミュージック・ビデオはそれぞれ100万回以上視聴されてきた。
創造性に富み育って欲しいという両親の方針で、家でテレビを見ることは禁じられており、詩の本をもとに曲を作るようになったという。彼女にとって歌詞はとても大切な要素で、「痛いほど正直で赤裸々でないのなら、使わない。それが私の目指していること。タトゥにしたいって思うような歌詞じゃなければ曲にしない」そうだ。
<Sound Of 2021>の1位は、木曜日(1月7日)に発表される。
Ako Suzuki