【インタビュー】BREAKERZ、“DAIGOのPP姿” “ツインボーカル”など新展開「アコースティックで3曲に想いを」

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■デレデレになっているDAIGOさんが
■見られたのが面白かったですよね(笑)

──ストリングスのアレンジも美しいですが、何かリクエストしたことはありましたか?

DAIGO:この曲では、僕のソロやBREAKERZでも何回か関わってもらってるミュージシャンでありアレンジャーの宅見将典くんに編曲で加わってもらったんですけど、ロックサウンドというよりも歌詞とメロディがストレートに伝わる形にしたかったんですね。だけど、もろにバラードにはしたくなかった。だから、明るさもあって聴いていて温かくなるようなアレンジにしたいってことは話しましたね。で、最後はエレキギターで終わりたかったので、SHINPEIにジャーンと弾いて締めてもらったんです。

──バラード調でありながら、歌のメロディにも跳ねのリズムが取り入れられていますよね。

DAIGO:そうですね。あまりリズムを強調した歌い方をすると歌詞が伝わらなくなっちゃうし、そのさじ加減が難しかったんですが、とにかく心を込めて歌いました。AKIHIDEさんが指で弾いたアコースティックギターも心地よかったし、SHINPEIの引きの美学があるプレイもすごく良かった。新しい大人のBREAKERZですよね。俺たち自身、いろいろなBREAKERZにチャレンジしたいという想いがあるから、ドラマのタイアップのお話をいただいて、こういう楽曲が生まれたというキッカケに感謝ですし、新しい一歩を踏み出した曲でもあると思いますね。

▲AKIHIDE(G)

──ジャンルを超える普遍的な魅力のある曲だなと感じました。そしてミュージックビデオでは娘さんと初共演されています。

DAIGO:そうですね。

──DAIGOさんの表情も柔らかくて優しさに溢れて、お父さんの顔だなと思いました。撮影中にお子さんが泣いちゃったりしなかったですか?

DAIGO:まず、娘が出演した経緯として、親子がテーマのテレビドラマだから「ミュージックビデオも父と娘が出演する映像にしよう」っていう話になったので、絵コンテが上がってきた段階で“お父さん役”の方を探していたんです。でも、コロナ禍もあり、キャスティングが難航してしまい。周りから「DAIGOがやったほうがいいんじゃないか」って意見が出て。だったら実の親子で出演しようかっていう流れになったんです。

──DAIGOさんが演じるなら実の娘さんがいいと。

DAIGO:ええ。ソーシャルディスタンスを取りながら短時間での撮影になったんですけど、登場した時に娘の機嫌があまり良くなくて、軽めに泣いてたんですよ。なので、あのミュージックビデオはガチであやしているんです(笑)。

──それもあってリアルな映像になってるんですね。

DAIGO:そうですね。「は〜い、大丈夫だよー」って話しかけながら抱っこしている表情が撮れたんじゃないかな。

──娘さんも初の現場にビックリしちゃったのかもしれないですね。

DAIGO:そうそうそう。だからリアルなPP(パパ)っていう感じですよね。本気のあやしでしたから(笑)。


──ミュージックビデオを観たファンの方々からは、どんなリアクションが返ってきていますか?

DAIGO:顔がしっかり映っているわけではないんですが、「かわいいっ」と(笑)。後ろ姿なのにそう言ってもらえるだけで嬉しいんだなと実感してます(笑)。いずれ大きくなって映像を見たときに娘が何か感じてくれたら嬉しいですね。

──「こんな時があったんだ」って。

DAIGO:そうですね。撮影中はAKI様(AKIHIDE)も「スペシャルゲストが来てくれた!」みたいな感じで温かく迎えてくれて。

AKIHIDE:抱っこさせてもらいたかったんですけど、ご時世がご時世なので、遠くから熱い視線で見てましたね(笑)。かわいかったです。

──現場の雰囲気もほっこりと?

AKIHIDE:みんな癒されたし、笑顔になって良かったですね。思い出深い1日になりました。

SHINPEI:まず、いい意味であんなにデレデレになっているDAIGOさんが見られたのが面白かったですよね。本人は意識してなかったかもしれないけど、表情は柔らかいし、あやすのも赤ちゃん言葉になっていてかわいかったですね(笑)。演技じゃない自然でリアルな気持ちが映像に入っているので良かったなと思います。

──ミュージックビデオの演奏シーンは、センターでDAIGOさんがピアノを弾きながら歌って、AKIHIDEさん、SHINPEIさんが座ってギターを弾くという今までにないスタイル。全員の表情も優しい雰囲気ですね。

SHINPEI:そうですね。いつもは撮影が終わると疲れてグッタリしていたんですけど、こんなに汗をかかないゆったりした現場は珍しかったですね。いい意味でリラックスできて、それが音にも画にも閉じ込められたと思います。

DAIGO:今回はいつものBREAKERZのロックなテイストではなく、アコースティックな雰囲気を演奏シーンで見せたかったので、そういう意図が伝わるものになったと思いますね。

──ミュージックビデオや最新アーティスト写真の衣装もシンプルで爽やかですよね。

DAIGO:そうですね。ミュージックビデオの頭に赤ちゃんが泣いている声が入っているんですが、本当に泣いていた声をそのまま活かしたんですね。そういう意味でもシンプルだし、ナチュラルだし、僕たちも納得できるミュージックビデオとアートワークになりました。

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