【インタビュー】BREAKERZ、“DAIGOのPP姿” “ツインボーカル”など新展開「アコースティックで3曲に想いを」

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BREAKERZが2月10日、22枚目のシングルCD「I love my daughter」をリリースする。ABCテレビのドラマ『ミヤコが京都にやって来た!』主題歌としても先行配信されたタイトル曲は、DAIGOが作詞作曲を手がけたミドルバラードだ。2020年の9月にPP (=パパ)になったDAIGOが、ドラマのテーマに基づいて書き下ろされた同楽曲は、自身が初めて味わった感覚や溢れ出してくる愛情が普遍の輝きを持つメロディと素直な言葉で紡がれている。なお、DAIGO親子初共演となった同曲のミュージックビデオの撮影ではメンバーも癒されっぱなし。AKIHIDEは抱っこしたい気持ちを抑え、SHINPEIもDAIGOのPP全開の優しい表情に笑顔に。そんな柔らかなムードが演奏シーンにもパッケージされている。

◆BREAKERZ 画像 / 動画

アコースティックなテイストにフォーカスを当てた今回のシングルには、DAIGOとAKIHIDEのツインボーカルのかけ合いが楽しめる「冬の花」、SHINPEIが父親との思い出を綴った「追憶」も収録。全ての楽曲が新しいアプローチであり、三者三様の作風であり、コロナ禍の抑圧された時代にそっと寄り添う温もりのある楽曲の数々はコンセプチュアルでさえある。“アコースティックな世界観”、“メンバー3人それぞれの作詞作曲ナンバーを収録”、“DAIGOのPP姿が赤裸々に描かれた楽曲とミュージックビデオ”、“ツインボーカル”など、今回のシングルにはトピックが満載だ。メンバーの人間性が自然と滲み出るような楽曲たちについて、今のBREAKERZについて、3人にたっぷり語ってもらったロングインタビューをお届けする。

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■成長していく子供を見ながら未来のことを
■それは子供が生まれたからこそ芽生えた感情

──22枚目のシングル「I love my daughter」は全3曲、全体的にハートウォーミングな仕上がりになりましたね。

DAIGO:アコースティックライブをやるかもしれないという時期に生まれたのが「I love my daughter」なんです。今はライブが実現したとしても暴れるような曲はやれないし、お客さんが声を出すこともできないですよね。なのでカップリングも含めて、“椅子に座って聴いても、いい曲だなと思ってもらえる”、そういうコンセプトのシングルになったと思っています。

──コロナ禍で、たくさん曲を作っていたと思うのですが、「I love my daughter」はそんな中でできた曲なんでしょうか?

DAIGO:キッカケになったのはABCテレビのドラマ『ミヤコが京都にやって来た!』(佐々木蔵之介主演)主題歌のお話をいただいたことなんですよ。台本を読ませてもらったら父親と娘のストーリーで、僕自身も去年娘が産まれたので、ドラマの世界観を感じつつ、自分の感情と重ね合わせて書いた曲ですね。

▲DAIGO(Vo)

──DAIGOさんの状況や心境とリンクする部分があったんですね。

DAIGO:そうですね。ドラマの内容もそうだし、父親から娘に送る曲ってそんなにないと思うんですけど、ピッタリのタイミングでお話をいただいたので、こういう曲があってもいいんじゃないかなと思ったんです。

──“可愛くて泣けるなんて知らなかった”という歌詞が個人的にも印象的だったんですが、DAIGOさんがご自身と重ね合わせて書いた言葉ですよね?

DAIGO:去年生まれたお子さんたちは僕の家も含めて、大変だったと思うんですが、娘のことを思うと本当に笑顔になれたりするんですね。コロナ禍で同じ境遇の方からたくさんメッセージをいただいたことで、たとえば出産の立ち合いができない病院があったりとか、不安の中で出産される方もたくさんいらっしゃったんだってことに改めて気づいて。1年前とは違う生活を送らないといけなくて苦しかったり、辛かったりする中、先行きが見えない状況は今も続いてますけど、希望を見出して生きていくことが人間には必要だと思うんです。僕自身、娘が生まれたことによって希望をすごく感じられたので、そういう方たちにはすごく共感してもらえる気はしますね。

──DAIGOさんが今まで感じたことがなかった感情を落とし込むことができた箇所があったら教えてください。

DAIGO:“君のいない生活(くらし)に もう2度と戻れない”とかね。まだ生まれてきて数ヶ月ですけど、娘がいない生活はもう考えられないっていう想いも入っています。“僕の事を嫌になったりするのかな”っていうのも息子だったらそんな風に思わないかもしれないけれど、娘は思春期にお父さんのことを嫌いになったりするっていうから、そうなったら嫌だなとか(笑)。それに“君を思えば 涙が出るよ”っていうところは今後、今とまた違う感覚でそう思ったりするんじゃないかなって。“いつかは歩くのかな ヴァージンロード”っていうところもそう。感動の涙なのか、寂しさの涙なのか、実際にその時が来ないとわからないですけど、成長していく子供を見ながら未来のことも考えたりして。それは子供が生まれたからこそ芽生えた感情であることに間違いありません。

──娘さんだからこそ考えちゃう未来のことですね。

DAIGO:つい想像しちゃって。

AKIHIDE&SHINPEI:ははは。

DAIGO:だから、100歳ぐらいまで生きないといけないかなと思ってますね(笑)。


──AKIHIDEさんが曲を聴いてDAIGOさんらしいと思ったのはどんなところでしょう。ギターでどういう風にこの曲に寄り添いたいと思いましたか?

AKIHIDE:さっきDAIGOくんが話したように、すでに歌詞が形になっていたので、そこに込められた想いのすべてがDAIGOくんらしいなと思いました。あと、やっぱり身近な人なので、DAIGOくんにお子さんが生まれたこと自体、僕自身も嬉しかったですですし、その愛を同じように作品へ投影してみたいなと思いましたね。曲のアレンジはある程度完成されていたんですが、DAIGOくんから「アコースティックギターを担当してもらいたい」という話を聞いて、自分なりに楽曲を優しく盛り上げるために、ピックではなくタッチが柔らかくなる指で弾いたんです。ギターソロも親の溢れる愛情をフレーズで表現したいと思って、バラードなんだけど“ダララララ”って速いパッセージでソロに入っていくイメージで弾きましたね。

──では、SHINPEIさんが楽曲から受けた印象についても教えてください。

SHINPEI:「ミュージシャンが作った曲にはその人の生き様が出る」ってよく言われますけど、まさにその言葉通りの曲だと思いましたね。娘さんが生まれたDAIGOさん本人が生み出した歌詞とメロディということで、これに勝る説得力はない。というのは今回、ドラマのタイアップの話をいただいた時にメンバーそれぞれが、テーマに沿って楽曲を作ったんです。それを持ち寄ったときに、実際に新しい生活が始まったDAIGOさんのデモが一際輝いていて。満場一致で「この曲でいきましょう!」と。今しか生み出せない曲なんだなと思いましたね。

──SHINPEIさんはエレキギターによるアプローチですね。

SHINPEI:今までのBREAKERZサウンドでの僕は、曲にパワーを込めるとかエネルギーを放つギターアプローチが多かったんですが、この曲に関しては全くそうではなくて、音をそっと置いていくみたいな。優しさに溢れた曲なので、自然とそういう演奏になっていくんですね。頭から1番のサビ前まで僕はギターを弾いていないんですけど、その部分も何もしていないわけではなく、そっと曲を見守っているみたいな感覚がありました。そういうポジションもあるんだなって、音楽を見る景色が少し変わった気がしましたね。

──すごく新鮮な曲でもあったんですね。

SHINPEI:そうですね。ロックバンドのギタリストとしてやってきた中、このミディアムバラードは新しく感じました。

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