【ライブレポート】lynch.、全国ツアー<TOUR'21 -ULTIMA->がスタート

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lynch.の全国ツアー<TOUR'21 -ULTIMA->が本日5月10日(月)、神奈川・KT Zepp YOKOHAMAでの公演を皮切りにスタートした。

◆lynch. ライブ写真

2021年2月3日(水)に予定されていた日本武道館公演の中止に伴い、同日に急遽行われた無観客ライブから3か月。今公演は万全の感染症対策のもと、2020年発売のアルバム『ULTIMA』より本ツアーの名を冠するアルバムタイトルチューン「ULTIMA」から幕を開ける。その瞬間に我々の目前に広がったのは『ULTIMA』の世界観を再現した巨大ライティングシステムを組み込んだ近未来的なステージセットだった。

序盤からアッパーな楽曲たちが矢継ぎ早に繰りだされていく中、途中のMCでは葉月(Vo)が緊張を吐露する場面もあり、“今年今一番楽しい”と思わず漏れ出た言葉に会場から大きな拍手が贈られた際にはステージ上にいた各メンバーたちも笑顔を見せ、声が出せないなど制約があったとはいえ場内の空気感は一気に和らいだ。


また、ライブ中盤では序盤での攻めの姿勢から一転、じっくりと聴き込めるスロー・チューンの楽曲たちがしばし続く。まさにlynch.の真骨頂である“静と動”を体現するかのようなセットリストで会場を魅了した、といっていい。

しかし、終盤に進むにつれ再びライブはアグレッシブなサウンドを持った楽曲の応酬となり、lynch.十八番の展開へ。葉月からの煽りも重なり、観客からの手拍子が声を出しているのと遜色ないほど場内に響き渡り、よりメンバーの演奏も熱を帯びていく。

その後、アンコールでは本日40歳の誕生日を迎えた悠介(G)に晁直(Dr)から渾身のビブラートを利かせたバースデーソングのプレゼントがあったほか、最後は悠介がセレクトしたアンコール楽曲たちを披露しライブは締めくくられた。

葉月の“本当にこの場所(ライブハウス)を守りたい”という言葉からも、メンバーたちがこの日を心待ちにしていたことは言うまでもないだろう。

メジャーデビュー10周年というメモリアルイヤーに盤石のスタートを切ることができたlynch.。7月23日(金・祝)に大阪・フェニーチェ堺 大ホールで行われるファイナルまで引き続き彼らの雄姿を見届けてほしい。

なお、BARKSでは追って本公演のオリジナルレポートも掲載する。

■<TOUR'21 -ULTIMA->各公演スケジュール

2021年
※終了公演は割愛
5月21日(金)Zepp Osaka Bayside17:00/18:00 (振替公演)
5月29日(土)Zepp Nagoya 16:00/17:00 (振替公演)
6月02日(水)Zepp Fukuoka 17:00/18:00
6月03日(木)Zepp Fukuoka 17:00/18:00
6月05日(土)BLUE LIVE HIROSHIMA 16:00/17:00
6月11日(金)SENDAI GIGS 17:00/18:00
6月12日(土)SENDAI GIGS 16:00/17:00
6月15日(火)Zepp Sapporo 17:00/18:00
6月16日(水)Zepp Sapporo 17:00/18:00
7月04日(日)TACHIKAWA STAGE GARDEN 16:00/17:00 (振替公演)
7月14日(水)LINE CUBE SHIBUYA 17:00/18:00
7月17日(土)日本特殊陶業市民会館 フォレストホール 16:00/17:00
7月23日(金・祝)フェニーチェ堺 大ホール 16:00/17:00

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