グレアム・コクソン「不安からアルコール依存症に」

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20年前に危機感を抱き、アルコールを絶つことにしたブラーのグレアム・コクソンは、自分にはもともと依存症になる傾向があったと考えているそうだ。

◆グレアム・コクソン画像

コクソンは『Blank』ポッドキャストで、お酒を飲み始めた理由や止められなくなった経緯について、こう語った。「多分、僕は5、6歳のときにもうアルコール依存症の傾向があったんだと思ってる。そういうタイプの人間だったんだ。“ワオ、これは凄い。ワイン2杯飲めば、(不安が)消える。冷静でいられ、パーティーでも大成功だ”って実感するのは10年先だったけどね」

「そもそも酒を飲み始めた理由が不安からだったと思う。いつも不安に駆られてた。当時は不安だとはわからず、恥ずかしいとか緊張とかでざわついているだけかと思ってた。でも、10代のとき、ワインでそういう感情を遮断できるって実感したんだ。ネガティブなところから抜け出せるって」

「しばらくは悪くなかった。友人たちとパブで毎日飲んでたけど、(午後)6時に始め、(午後11時に)パブが閉まったら家に帰ってた。それが数年後、“あのパブが閉まっても他に何かあるはず”とか“二日酔いが酷いから、もっと早く飲み始めよう”とかなったんだ。それが徐々に酷くなっていった。確か2001年には、止められなくなってた。そうなるのは簡単だったよ」

「僕は突発的に暴飲するタイプだった。なくても大丈夫なのに、一度飲み始めると止まらなくなる。数日間それが続くんだ。そして2001年、“どうにかしないと。これはちょっと怖い”って思い始めたんだ。僕にとって有効だったのはAA(アルコホーリクス・アノニマス/自助グループ)の12のステップだった。飲みたいって衝動がなくなった」

コクソンはその前年(2000年)に第一子が誕生していた。

コクソンは、この秋リリースされるデュラン・デュランのニュー・アルバム『Future Past』にゲスト参加しており、今週日曜日(5月23日)開催される<ビルボード・ミュージック・アワーズ>で彼らと一緒にパフォーマンスする。

Ako Suzuki
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