【俺の楽器・私の愛機】610「憧れのGibson」

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【Gibson / B-25 (Ebony Black)】(鳥取県 ryosuke 20代)


Gibson。

誰もが憧れるそのブランドに、僕も例に漏れず長い間憧れていた。しかし、当時の僕にとって、そのブランド名の輝き、そして、価格的にも文字通り「高嶺(高値)の花」であった。

そんなある日、地元の楽器店に何となく立ち寄った僕は、1本のギターに目を奪われた。異様な存在感を放って黒く光る少し小ぶりなボディ、そして何と言ってもヘッドに輝く「Gibson」のロゴ。「黒いJ-45なら見たことあるけど、B-25なんて見たことないぞ……。」

Gibson B-25の存在はスガシカオさんの使用などで知ってはいたのだが、所謂エボニーブラックの個体があることをこのとき僕は初めて知った。

「珍しい色と型だなぁ…。小ぶりなボディも僕の用途にはぴったりだ。」

そして、思わず次の瞬間には、店員さんに「このギター弾かせてください。」と申し出ていた。カラッとした音に、小ぶりで抱えやすく、「買うしかない…。」とすぐに思った。

しかし、当時の僕の手持ちにそんなお金はなく、お金が貯まるまで待ってもらうことにした。勿論、普通そんなことは出来ないのだが、高校生の頃からお世話になってきた地元の楽器店ならではの温かい対応だった。本当に感謝してもしきれない。

そんな紆余曲折がありつつ、ようやく手にした憧れのGibson。家での作曲や練習、レコーディングなどで活躍している。

現在活動中のバンド"Roomania"の楽曲にもこのギターで制作した曲が何曲かある。リリース、MV公開されている楽曲で言えば、『スノウドロップ』『雨に唄えば』などだろうか。『スノウドロップ』は自分たちの楽曲では、初めてタイアップがついた思い出の曲で「テレビ神奈川の深夜番組のエンディングテーマに…」と初めて言われ、メンバー全員目を丸くして飛び上がって喜んだのが、ついこの間のことのようである。

こちらのコラムでも何度か取り上げていただいたり、また、RoomaniaについてBARKSさんでも記事を掲載していただいたりなど、いつも大変お世話になっています…笑

いつかRoomaniaの楽曲がもっと多くの方に届くことを信じて、これからも僕はギターを弾き続けます。



   ◆   ◆   ◆

お金が貯まるまで待ってくれる…昔ながらの温かい楽器店ですね。クールに(というか普通に)クレジットを組むことを勧めず、じっと信頼して待ってくれる時点で、このギターにまつわる熱い思いが渦巻きます。それって、人の心を打つステキな音楽を生み出す隠れた調味料なんですよね。楽器ってそういうものだと思っています。(JMN統括編集長 烏丸)



★皆さんの楽器を紹介させてください

「俺の楽器・私の愛機」コーナーでは、皆さんご自慢の楽器を募集しています。BARKS楽器人編集部までガンガンお寄せください。編集部のコメントとともにご紹介させていただきますので、以下の要素をお待ちしております。

(1)投稿タイトル
 (例)必死にバイトしてやっと買った憧れのジャガー
 (例)絵を書いたら世界一かわいくなったカリンバ
(2)楽器名(ブランド・モデル名)
 (例)トラヴィス・ビーン TB-1000
 (例)自作タンバリン 手作り3号
(3)お名前 所在 年齢
 (例)練習嫌いさん 静岡県 21歳
 (例)山田太郎さん 北区赤羽市 X歳
(4)説明・自慢トーク
 ※文章量問いません。エピソード/こだわり/自慢ポイントなど、何でも構いません。パッションあふれる投稿をお待ちしております。
(5)写真
 ※最大5枚まで

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