さくらシンデレラ、劇場を飛び出しアイドルたちと共演

秋葉原の専用劇場『アイドルステージ』にファンを迎え毎日ライブを行うさくらシンデレラが、2022年3月1日、初の主催ライブ＜IDOL STAGE FES vo.1＞を開催した。会場はSpotify O-EAST、出演者はフェス初出演のAKB48 TEAM4、虹のコンキスタドール、豆柴の大群、わーすた。そして5月28日、会場を大きくし神奈川県民ホールで＜IDOL STAGE FES vol.2＞が、SKE48、Task have Fun、TEAM SHACHI、真っ白なキャンバス、豆柴の大群、Youplus、わーすた、ネコプラpixx.という8組のアイドルを迎え開催された。


主催ライブ開催にあたって、毎日行っている秋葉原のステージよりも広いステージに不安だという気持ちもあったようだが、劇場を飛び出してアイドルを迎え行うフェスは、彼女たちが、よりアイドルとして大きく成長する機会になるのだろう。コロナ禍が続き制限されるなかでも、アイドルたちは今できることを、今できる方法で精いっぱいに届けてくれる。それを受け取る側も以前より覚悟が必要かもしれない。しかし、その分、絆は強くなる。

5月2８日のオープニングアクトは、2020年10月に結成されたさくらシンデレラの姉妹グループBLUU。“地球のように 暗闇の世界でも輝く存在に あなた(U)となりたい”というグループイメージは、王道アイドルというよりも格好いい楽曲で場を温める。16時開演、Task have Fun、豆柴の大群、真っ白なキャンバス、ネコプラpixx.のライブを終え、Youplusとさくらシンデレラでのトークタイム。スペシャルゲストにモデルの菅野結衣、中村理砂を迎え、二人が持つ共通の資格のクイズを。アイドルとは思えない面白い答えで場を盛り上げつつ、アイドルが意外な資格を持っていることも明らかに。クイズの答えは、スキューバーダイビング！　そして、事前に行った「結婚」か「出世」のどちらかしか選べないならという究極な選択の質問では、ゲストの2人が「出世」を選んだということから仕事に対する考え方の話へと。トークタイムのあとは、バンドスタイルでの演奏のYouplusへ。

Youplusの演奏を終え、再びトークタイム。わーすたとTask have Funの里仲菜月、さくらシンデレラから菅野結衣と中村理砂への質問。そして、会場のファンへのサイン色紙プレゼントが当たるという抽選会。トーク最後には＜IDOL STAGE FES vol.3＞を7月14日に、なかのZERO大ホールで開催することを発表。トーク後は、わーすた、さくらシンデレラ、TEAM SHACHI、ラストはSKE48。

さくらシンデレラのライブは、幻想的な雰囲気のステージに深いグリーンの衣装で9人が登場。友だちと恋の間の微妙な気持ちを歌う「初恋キャンディ」からスタート。続き、主催ライブということで自己紹介ソング「さくらシンデレラ」を12名で披露。王道アイドルらしく、可愛らしさを全面に出しつつ、安定したステージを魅せてくれる。「Be mermaid」は、海を舞台に勇気を出して恋に挑戦する女の子を歌う。そしてMC。ひとりずつ名前だけで自己紹介。主催ライブ＜IDOL STAGE FES vol.2＞が開催できたことに感謝。vo.1に続き、「さくらシンデレラを知っている人は？」という質問を。そして、vol.3の開催が決定したことを再び伝え、「私たちのことを覚えてください」とお願い。バラード曲「Forever」では、“ユメを キミと”約束する。ラストの「千夜一夜恋物語」は、現実的ではない世界で繰り広げられる恋の物語。リアルな恋を架空のものにしてメッセージにしているよう。約30分全7曲。主催アイドルとしてのステージは、vol.2開催後に決まった7月13日開催の＜IDOL STAGE FES Soecial edition＞、7月14日開催の＜IDOL STAGE FES vol.3＞へ続く。

初の主催ライブについて、桜瀬もえさんと夏生のんさんからのコメントをいただきました。

「主催LIVEをできること、そして豪華出演者様が出演してくださること、本当に夢のようです。普段劇場を中心にLIVEをしている私たちは、他のグループさんのステージを生で見る機会は滅多にないので、すごくすごく勉強になること、吸収することが多いです。1回目よりも2回目、そして今回迎える3回目とメンバー一同より一層気合が入っていて、個人的には、『iDOL STAGE FES』#アイステフェス がもっともっと有名に、大きなイベントになったらいいな、という夢があります。今はまだまだおこがましいですが、あのアイステフェスに出たい！みたいな、、(^^)笑、そんなイベントにしたいです。7/13.14 iDOL STAGE FES vol.3がんばります。」──桜瀬もえ

「今年の３月にvol.1を開催し、半年もしないうちにvol.3を迎えられて驚きと感謝の気持ちでいっぱいです！毎回出演グループが発表されるたびにメンバーみんながドキドキわくわくするような素敵なグループさんばかりで、楽しみもあるし、その反面さくらシンデレラを初めて見る方々がいつもよりもたくさんいらっしゃるんだと思うと、とても気が引き締まります。今後アイドル好きなら誰もが知ってるような、そして演者さんからもファンからも愛されるフェスイベントになれるように頑張りたいです」──夏生のん






寄稿：伊藤緑（https://midoriito.jp/）

◆さくらシンデレラ・オフィシャルサイト