【インタビュー】OverTone、4人の歌声が織り成す絶妙なハーモニーと等身大のポジティブなメッセージ

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■グループの団結力がついたし役割をそれぞれが把握している
■以前とは違ってやっと地に足がついてきた状況です


――頼もしいです。そして今話している時点(7月末)では、リリースツアーが、名古屋と大阪が終わったところ。どうですか調子は。

八上:今までやっていなかったダンスみたいなことを、このツアーで初めてやってみました。やる前は「これ大丈夫?」みたいな、お客さんがびっくりしちゃうんじゃないの?って感じだったんですけど、実際やってみたら、「新しいことに挑戦してくれてうれしい」みたいな声をいただいたりとか。コロナ禍で静かなライブに慣れてきつつあって、やっとこのツアーで今の僕たちの全力を発揮できていると思います。

――最近、お客さんの入れ替わりって感じます?

八上:けっこう変わりましたね。コロナになって、今まで応援してくれていた人でライブに来られない方もいると思うんですが、新しい人がその分増えたみたいなイメージがあります。それもやっぱり、この2年で自分たちが成長したからかなと思います。メジャーに行って環境が変わって、今まで届いてなかった人に届いた結果なのかな?と思うんですけど。ほんまに変わったよな?

GUCCHI:確かに、初めましての人が毎回いたりするな。

アマノ:以前は高校生とかが多かったんですよ、僕らのファン層的に。それが3年もたてば、就職とかしちゃってるんです。子供生まれました、という人もいるし、びっくりすることが多いですね。

八上:見た目もかなり変わって、化粧を覚えたりとか。

アマノ:垢ぬけて。

八上:ずっと来てたけど、こっちが気づかないパターンもあるんですよ。


――ああそうか。向こうが成長したから、パッと見でわからない。

八上:それで、「ああ、この子やったんや」みたいなことがけっこう多いです。それはコロナがなかったら経験できなかったことかもしれないです。

――3年前は、匠くんがカワイイ人気ナンバーワンだったけど。今はどうなんだろう。

NOWAR The 匠:今はもう、アマノに越されましたね(笑)。


▲アマノ

――あははは。下剋上が。

八上:ライブで一番メンバーグッズが多いのは匠くん。インターネットサイン会で、枚数が一番多いのはアマノなんです。特典会があるんですけど、その時に「匠くんと一緒のポーズしたいです」という人は圧倒的に多いです。僕は、それを親指くわえながらいつも見ているんですけど。

GUCCHI:僕が圧倒的に人気ないんで。冷やかされます。

――そんなことないでしょう。

八上:GUCCHI、SNSやめたんで。新しい人はGUCCHIのことを見つけられない(笑)。

GUCCHI:ライブに来て、「もう一人おったんや」って。

――そんなはずはない(笑)。でもそれ気になります。GUCCHIくん、なんでSNSやめたんですか。

GUCCHI:たぶんコロナに入る前ぐらいからなんですけど、音楽の勉強をしたいし、何かを捨てないと何かに集中できないと思って、ですね。インスタのストーリーとか見だしたら止まらないから。この時間は何を得られれてるんだろう? と思って、やるなら全部ばっさりやめようと思って、SNSは3人にお任せしますという感じで。

――かっこいいです。作り手の意識として。

GUCCHI:そのぶん、良いものを作らないと駄目なんで。ある意味自分へのプレッシャーとして、良いふうに働いてくれたかなと思います。

――それぞれの役割が確立されてきている。今、バランスがすごく良い感じじゃないですか。

アマノ:そうですね。僕はライブでお客さんを引っ張る役かな?というのが自分ではあるので、振り切って行かないと。自分がどんな人間なのか、もう忘れました。

全員:(笑)。

アマノ:もともとどんな性格だったっけ?って、最近わからなくなってきました。

八上:俳優さんやん(笑)。

アマノ:僕を見て、笑っていただければいいなと思います。

――八上くんは、自分はどんな役割だと思ってますか。

八上:僕は、お客さんからしたら、安定のボーカルという立ち位置かな?と思います。たぶん僕がMCしてもしなくても、あんまり変わらないんですよ。

――というと?

八上:今は僕がメインでMCをしゃべって、アマノがふざけて、GUCCHIが突っ込んで、匠が傍観してる感じなんですけど(笑)。たとえばアマノがメインでしゃべったり、GUCCHIが一人で回すMCになっても、たぶん変わらんというか。圧倒的に、ちゃんとボーカリストとして存在しているのかなと、自負しております。


▲八上和希

――素晴らしいですね。

八上:そういうふうに自信を持たせてくれたのは、メンバーなので。

全員:(照れ笑)。

八上:実際そうなんですよ。「レディーファースト」も八上のソロで行けるとか、匠くんの作った曲、GUCCHIの作った曲とかも、「サビは八上で」って託してもらえるのって、歌い手としてはけっこうな覚悟じゃないですか。自分が作った曲だから自分がメインで行きたいと思うのが、たぶん当たり前だと思うんですけど、それを捨てても僕の歌を信じてくれているというのが、そこは絶対裏切れないというふうに思うから。歌だけは自信持って行こうと思います。

――いやあ、頼もしいです。やっぱり、何があっても長く続けることって大事だと思います。

八上:そうですね。圧倒的にグループの団結力がついたなと思うし、自分の役割をそれぞれが把握していると思います。あの時と違って。やっと、地に足がついてきた状況です。

――3年ぶりに話せて良かったです。8月6日のツアーファイナル、東京のライブをめちゃくちゃ楽しみにしております。

八上:これで俺が、ライブで歌がめちゃくちゃヘタだったらどうしよう(笑)。

――もしそうなったら、それもライブということで(笑)。そしてその後の活躍も期待してます。

八上:ありがとうございます。今の時代、何が起こるかわからないし、1年で日本一に立てる時代ですからね。

――そうですね。それこそSNSやYouTubeで、一瞬でブレイクすることもあるので。次に会う時にそれだけ大きくなってるか、楽しみにしています。

全員:頑張ります!

取材・文:宮本英夫

リリース情報

Major Debut Album『Prologue』
6月8日 Release
1.モンスター
2.ゼロ
3.平行線ロマンス
4.オレンジ色
5.神様のルーレット
6.レディーファースト

ライブ・イベント情報

<OverTone Live Tour 2022 「Prologue」>
8月6日(土) 東京 渋谷eggman
1:OPEN 13:30 / START 14:00
2:OPEN 17:30 / START 18:00 FC限定

<押忍フェス~夏の大猫感謝祭 DAY2~>
8月29日(月) 大阪・心斎橋BIGCAT
出演:RYO the SKYWALKER / 梅田サイファー / DJダイノジ(打ち上げDJ) / OverTone / DROP(Opening Act) /and more

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