【レポート】<氣志團万博2022>最終日、放送直前に振り返る「来年もまたこのメンツで集まろうぜ!」

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<氣志團万博2022 〜房総魂〜>が9月17日から19日の3日間、千葉・袖ケ浦海浜公園で開催された。2003年にスタートし、2012年からフェス形式で開催されている<氣志團万博>は2022年、10周年10回目の節目となった。袖ケ浦海浜公園にて有観客の形で実施されたのは3年ぶり。

◆<氣志團万博2022> 画像

WOWOWでは11月から12月にかけて、<氣志團万博2022 〜房総魂〜>3日間の模様がのべ18時間にわたって放送/配信される。この放送を前に、<氣志團万博 2022>最終日の模様を振り返るレポートをお届けしたい。

【DJダイノジ (WELCOME ACT)】






▲撮影◎青木カズロー / MOSSAI STAGE

<氣志團万博2022 〜房総魂〜>最終日、MOSSAI STAGEのWELCOME ACTとして登場したのが、大地洋輔と大谷ノブ彦によるDJダイノジだ。

サウンドチェックでステージに上がった2人は、いきなりJETの「Are You Gonna Be My Girl」をプレイして集まったオーディエンスを沸かした。途中で音をピタッと止めると「お久しぶりです! 本日前説のDJをやります、DJダイノジです!」と大谷が挨拶。DJブースの前には「ダイノジ大地洋輔 来場決定!」と描かれたポスターが貼られており、「毎年、打ち上げでギャグをやっております。我々、それをやるから出演しているだけです(笑)」と大谷。大地は「本当の出番はそっちのほうなんです」と自虐的にトークを被せた。初日はニューロティカのあっちゃん、2日目は仙台貨物のイガグリ千葉が、いずれも打ち上げで撃沈したとのことで、「各アーティストの楽屋にこのポスターが貼ってある状況でして、大地さんは朝から震えが止まりません。今日は踊りながら頭の中は違うことを考えていると思ってくださいませ」と大谷。大地は「でも今はみなさんの顔を見ているんで、よろしくお願いします!」と笑顔を見せて、WELCOME ACTの本番開始となった。

QUEENの「We Will Rock You」に始まり、ポルノグラフィティの「ミュージック・アワー」、B'zの「ultra soul」など、誰もが知る楽曲で一気にMOSSAI STAGEに集まった人々の心と身体をキャッチするDJダイノジ。大谷が「あらためまして、俺たちがあなたの“好き”を肯定しにきました、DJダイノジです!」とDJブースから自己紹介。大地とダンサーたちが曲に合わせてアクティヴに踊り、会場中の人が上下左右に動きながら、ジャンプしたり、ヘドバンしたりと全身を使ってついていく。大地はエアギターのみならず、「X」が流れるとYOSHIKIばりのエアドラムも披露して盛り上げる。<氣志團万博>から求められる役割をノンストップで全うした2人のおかげで、これから始まる<氣志團万博2022 〜房総魂〜>最終日を目一杯楽しむ準備が完了した。

【森山直太朗(OPENING CEREMONY ACT)】





▲撮影◎上山陽介 / YASSAI STAGE

晴天に恵まれた<氣志團万博2022>3日目。夏フェスらしい陽射しの中、ケツメイシの「さくら」をSEに登場したのは、フーテンの寅さんに扮した森山直太朗。OPENING CEREMONY ACTと言えば、この人だ。開放的なムードがそうさせるのか、「お嬢ちゃん、国はどこだい?」「達者に暮らせよ」とボケたり、「スタッフ、(SEとして)かける曲が違うだろ!」とツッコんだりしながら会場の空気を温める。

そして「この曲を歌わなければ、<氣志團万博>は始まりません」と自身の名曲「さくら」をギターを手に熱唱。どこまでも届きそうな、青空に溶け込む麗しい歌声。それまで軽妙なトークに笑っていたオーディエンスもグッと集中して聴き入ってしまうほど。そこからの開会宣言も清々しく、笑いあり、しみじみと噛みしめる幸せありの素晴らしいオープニングセレモニーだった。

【倖田來未】







▲撮影◎中野修也 / YASSAI STAGE

「房総、初降臨! 常に最前線を走るディーバ」とのアナウンスはLEDビジョンに映し出された紹介映像。そして、YASSAI STAGEのトップバッターとして登場したのが<氣志團万博>初出演となる倖田來未だ。ライヴ中、本人の口から「久々ですね、こんな朝から歌うの。私、夜の女じゃないですか?」との言葉もあったが、いやいや、午前中の倖田も最上級。黒を基調としたシックかつセクシーな衣装に身を包み、ダンサーを引き連れて登場した瞬間から、特別なセットなどないのに漂うド派手なムード。完全に会場の空気を彼女色に染め上げての「キューティーハニー」は強烈な一撃だった。

激しいダンスを繰り広げながら、ステージを駆け回り、客席に手を振るが、決してブレることがない歌。みんながイメージするそのままの倖田來未がそこにいる。「想像以上に風が強くて。思ったよりも(衣装から)お尻が出ちゃいまして、すみません(笑)」と素顔を見せるようにチャーミングなMCも彼女らしい。

その後もダンサブルなサウンドに耽美な歌声を披露し、これぞ倖田來未という珠玉のバラード「愛のうた」を届けた後はアッパーなナンバーを連投。低音をガツンと効かせた「め組のひと」や、ラストを飾ったCOMPLEXのカバーにして氣志團の登場SEでもお馴染み「BE MY BABY」での盛り上がりは凄まじかった。

【Creepy Nuts】






▲撮影◎釘野孝宏 / MOSSAI STAGE

正午が近づくと、MOSSAI STAGEにものすごい人だかりができていた。お目当ては、<氣志團万博>初出演となるR-指定とDJ松永によるヒップホップユニットCreepy Nutsだ。

「本日、声を出すこと以外の身体でやる行動は全部“合法”となっております!」とR-指定が煽ってDJ松永がプレイしたオープニング曲「合法的トビ方ノススメ」で、ステージ前から会場の遥か後方まで、見渡す限り右手を上げた人の波が続く。初っ端から心を鷲掴みにされたオーディエンスは、もう彼らの思うがままに盛り上がるばかり。「めちゃくちゃええ感じやんけ、<氣志團万博>!」とご機嫌なR-指定は、続く「堕天」で「夏フェスっぽいことやってみたいんやけど、タオル持ってるやつは回してくれ!」と、王道で極上な景色をMOSSAI STAGEの前から後ろまで生み出してみせた。

スケールが大きくキャッチーなニューアルバム収録ファンクチューン「2way nice guy」で聴かせたDJ松永のスクラッチも最高にエキサイティングで、休む暇なく盛り上がりが続いた後はR-指定のMCへ。「心配してたこと何ひとつなく、今日めちゃくちゃガッツリ、フェス日和じゃないですか!」と言ってる先からポツポツと雨が降り出して、やがては土砂降りに。DJ松永が思わず「おい、ちょっと待ってくれよ! どうなってんだよこれ(笑)!?」と苦情申し立てするとR-指定は、「この雨かて夏フェスっぽいやろ! 昨日土砂降りの中を乗り越えたおまえらやったら、こんぐらいの雨余裕で乗り越えられる! <氣志團万博>まだ始まったばっか、ド頭のこんな雨にやられんなよ!? まだまだこのフェスもおまえらも、“のびしろ”しかないんやからな!」と捲し立てる伝説的MCが飛び出して、見事に「のびしろ」へと繋ぎ、オーディエンスは土砂降りの中、爆発的に盛り上がる。さらに歌い終わりに合わせたかのようにピタッと雨が上がったものだから、R-指定は「晴れたやろ?」と最高のドヤ顔で会場を見渡して、拍手喝采となった。

天気すら味方につけ、ノリに乗っている人気者ならではの神通力を見せつけたCreepy Nutsは、ラストの「生業」で圧倒的な才能と実力を放出して誇らしげにステージを去っていった。

【WANIMA】




▲撮影◎青木カズロー / YASSAI STAGE

「ノンストップのセットリストを持ってきました!」というKENTA(Vo, B)の宣言通り、とにかくエネルギッシュなナンバーを放ちまくったのが、<氣志團万博 2017 〜房総与太郎爆音マシマシロックンロールチョモランマ〜>以来2度目の登場となるWANIMA。お馴染みのSEを背に、叫びながら登場するぐらい気合いが入りまくった彼らは、<氣志團万博>に愛を込めて「THANX」で口火を切り、会場の気持ちをひとつにしていく。

近年はロックバンドとしての風格も持ち合わせ、勢いだけではない重厚感をも生み出している彼ら。KENTAの熱いメッセージとともに曲が鳴らされる名場面続出であったが、ハイライトとして挙げるならば泣き出しそうな表情で「毎日ボロボロになりながらこの日を楽しみにしてたお前ひとりに届けるチャンスをくれ!」という言葉から続けた「眩光」だろう。とにかく届けとまっすぐに客席と向き合い、奥の奥まで視線を向け、力強い眼差しを見つめながら歌い上げる姿は美しかった。

終盤に入り、氣志團との繋がりが濃くなるキッカケとなった氣志團トリビュートアルバム『All Night Carnival』参加曲となるカバー「One Night Carnival」をプレイすると、なんと綾小路 翔と早乙女 光が登場してキレッキレのダンスを披露。<氣志團万博>だからこそ成し得たスペシャルなセッションは嬉しすぎるサプライズだったはず。

長く語るようなMCなし、まさに駆け抜けた全8曲。とは言え、誰も置いていくことがない実にWANIMAらしいステージだった。

【純烈♨ダチョウ】








▲撮影◎釘野孝宏 / MOSSAI STAGE

3日目のMOSSAI STAGEには好奇心旺盛な音楽ファンも集まっていただろう。出演発表時から話題となったアーティストが、純烈(後上翔太、白川裕二郎、酒井一圭、小田井涼平)と、ダチョウ俱楽部(肥後克広、寺門ジモン)が合体した話題のユニット純烈♨ダチョウだ。

果たしてどんなステージになるのか? まさか熱湯風呂に入るのか?と開演前から妄想膨れ上がりまくり。ステージ前方には純烈マダムの姿も見受けられるなど、期待も膨れ上がる中、まずは純烈の4人がステージに上がり、「君を奪い去りたい」でソフトな歌声と華麗なコーラスワーク、軽やかなステップでライブをスタートした。

リーダーの酒井はMCで<氣志團万博2019 〜房総ロックンロール最高びんびん物語〜>出演時のWELCOME ACTを振り返り、「そのときの純烈は紅白初出場直後にスキャンダルがあってメンバーが脱退。その解散危機のタイミングで真っ先に電話をくれたのが翔やんだったんです」と明かして、会場から温かい拍手が。主演映画『スーパー戦闘 純烈ジャー 追い焚き☆御免』主題歌「NEW (入浴) YORK」では、特攻服姿による氣志團バージョンの純烈ジャーも現れてヒーローショウ的な雰囲気で楽しませた。

ライブ中盤で、ダチョウ俱楽部の肥後とジモンが合流。「ヤー!」と上手下手へ挨拶すると、観客も両手をステージに向けて「ヤー!」と応える歓迎ぶり。“地面をドンッ”と踏んで、周囲が一斉に小ジャンプするネタにも場内がしっかり反応するなど、テレビで観る光景が目の前で繰り広げられるようなシーンは<氣志團万博>ならでは。6人で純烈の代表曲「プロポーズ」を披露すると、オクターブ上をいく肥後のコーラスや歌い遅れに都度ズッコケそうになるメンバーたちだが、なんとか無事に歌い切った。

純烈♨ダチョウ結成について酒井は、「上島(竜兵)さんが逝ってしまって、だけどそれがきっかけでこういうユニットを組むことになりました。ダチョウさんが氣志團のみなさんとも仲が良くて、純烈もそこに混ぜていただいて。みなさんも今日、ダチョウさんに会いたくてこの会場に集まってくれて、“肥後さんとジモンさんに元気でまたお笑いを届けてほしい”ってなっくれていると思います」と語ると、肥後とジモンは「ありがとうございます! 竜ちゃんも見てます」と、オーディエンスに感謝を伝えた。そしてライブの最後に歌ったのは、猿岩石の「白い雲のように」。上島を慕っていたことで知られる有吉弘行の猿岩石時代の同曲を、「みんな1つになって、みなさんに届けたいと思います」と、晴れた空に向かって全員で歌い上げた。

【きゃりーぱみゅぱみゅ】






▲撮影◎上山陽介 / YASSAI STAGE

13時55分のYASSAI STAGEには、<氣志團万博 2014 〜房総大パニック!超激突!!〜>以来8年ぶりとなるきゃりーぱみゅぱみゅが登場。この日は朝から晴れていたものの、きゃりーの出演時間になるとかなり雨脚が強く、途中豪雨となる場面も。自身のTwitterで前日に「(´-`).。oO明日って<氣志團万博>開催されるのかな、、?台風で皆んなのことが心配」と綴っていたきゃりーは、センターステージで雨に打たれながら気合いのパフォーマンス。「もし雨が降ったら、雨にあたりに行こうと思った。みんなと同じ気持ちになろうと思って」とライブ終盤のMCで決意を語り、拍手を浴びた。その言葉通り、雨に打たれることをものともせず、びしょ濡れのオーディエンスと過酷なシチュエーションを共有して、<気志團万博>を思う存分一緒に楽しもうという姿勢を見せて盛り上げる。

そのステージのオープニングナンバーは、ゴリゴリな四つ打ちビートが鳴るEDM「キャンディーレーサー」だった。きゃりーやダンサーたちの艶やかなチャイナドレス風ファッションと、尖ったサウンドのマッチングがカオスを感じさせて気分が高揚する。「にんじゃりばんばん」「CANDY CANDY -Rimix-」とヒットチューンを連発して「ジャンプ!ジャンプ!」と煽るテンションの高いパフォーマンスを見せた。

KAWAiiカルチャーの先駆者としてのイメージがあるきゃりーだが、「結構最近、ゴリゴリな低音が効いた楽曲をやってます」と、ボイスパーカッションから始まる「どどんぱ」に突入すると、まさにド級の低音ビートが響き渡り、イメージを一新するような歌ものではない魅力も披露。一方で、キャッチーな「つけまつける」をはじめ、「自分史上一番ロックな1曲を歌いたいと思います。next song is、“ファッションモンスター”!」と叫んで疾走感たっぷりに「ファッションモンスター」を歌うなど、オーディエンスも振りを合わせて万人の心を鷲づかみにする。KAWAiiからカッコいいまで、変幻自在な楽曲とステージングで、唯一無二の存在感を印象付けた。

【HEY-SMITH】






▲撮影◎青木カズロー / MOSSAI STAGE

「とにかく思いっきり楽しめ、躊躇するな」と煽りまくったのは、屈強なパンクロックサウンドに音もステージングも抜群なホーン隊を擁するHEY-SMITH。ジャンルもキャリアもバラバラな超異種格闘技戦<氣志團万博>ではあるが、生粋のライヴバンドとしてのHEY-SMITHのスタンスは変わらない。

どこまでも喰らい尽くすように「Endless Sorrow」がオープニング。紹介映像で團長から“ほのぼのメシア”と呼ばれた猪狩秀平(G, Vo)が客席を見定めるような素振りをし、「さすが<氣志團万博>やな。柄悪いやついっぱいおるやんけ。俺はそういうの好きやで!」とひと言。オーディエンスもより血気盛んに燃え上がった「2nd Youth」での攻め立て方、シーサイドなシチュエーションにマッチした爽快なポップチューン「California」からシリアスにメロディーを突き刺す「Be The One」といった流れも凄まじかった。

しかし、「とにかく踊りまくれ」と叫んで叩きつけたサビに歌のパートがない新曲「Inside Of Me」がとにかく圧巻。時おり降り注ぐ雨を簡単に吹き飛ばすような熱気に満ち溢れていた。

【マキシマム ザ ホルモン】





▲撮影◎浜野カズシ / YASSAI STAGE

早々に<氣志團万博>を<天下一武道会>と称し、「我々、優勝しか興味がないんです。やるしかないでしょ!? ピリオドの向こうへ行こうぜ!」とナヲ(ドラムと女声と姉)が宣言するのだから、そりゃリミッターが外れるのも当然か。2022年は11年ぶりとなる海外ワンマンツアーも開催したマキシマム ザ ホルモンはどこまでもヘヴィでポップなカオティックサウンドで会場を完全に掌握した。

詰めかけた腹ペコたちも泥なんてなんだいという具合に足を踏み鳴らし、盛大なヘッドバンギングで応えていく。イリュージョン的展開な「maximum the hormone II ~これからの麺カタコッテリの話をしよう~」でボルテージを上げてから、ゲストとしてCreepy NutsのR-指定を呼び込んでの「ぶっ生き返す!!」は強烈すぎた。強風をものともしないラップをぶちかまし、ホルモンとともに大熱演。客演を終えても興奮がとまらず、なかなかステージから去ろうとしないR-指定の姿がすべてを物語っていた。

ラストは「恋のスペルマ」。オーディエンスの一体感を徹頭徹尾、極限まで高めた怒濤のステージは彼らならではのものだった。

【森山直太朗】





▲撮影◎上山陽介 / MOSSAI STAGE

16時からは森山直太朗が再び。この日のYASSAI STAGEでオープニングセレモニーを務め、「男はつらいよ」の寅さんルックで楽しませながら「さくら」の歌唱で人々をうっとりさせた森山直太朗が、MOSSAI STAGEへ。最終日、<氣志團万博>のアイコンの1人が満を持しての登場となった。

開演前のサウンドチェックで、バンドがカントリーチックな演奏を聴かせると、あまりに心地よいサウンドに早めに集まっていた人々から手拍子が起こり、ひと盛り上がり。夕暮れ近くなり海風もちょうど良い感じで、最高の舞台が整ったといえる。そんな雰囲気の中で流れ出した紹介映像では、<氣志團万博>開会宣言への思い、團長との友情を涙ながらに語られた……と思いきや「あんなにギャラが安いのに」と、どうやら悔し涙だった様子。一方の團長は「2人で行ったタイ旅行の代金をまだもらってない」と応戦するなど、骨肉の争い(笑)が繰り広げられ、いつもの<氣志團万博>が帰ってきたことをひしひしと感じさせた。

「夏の終わり」で1曲目から美声を響かせると、そのステージをじっと見つめながら聴き入るオーディエンス。歌い終わると感嘆を思わせる静かな拍手が広がった。「<氣志團万博>にようこそ! 司会の森山直太朗です、よろしくお願いします(笑)。今しがた「夏の終わり」を歌い終えたことで、みなさんの今年の夏が正式に終わりました! (時計を見ながら)4時8分ですね。みなさま本当にご苦労さまでした!」と、夏の終了宣言が飛び出した9月19日の夕方。続けて、「糧」「すぐそこにNEW DAYS」と、アコースティックギター、バンジョー、フィドル、アコーディオン、ウッドベースを使ったバンドの演奏で、ユーモアを交えながら歌う森山の楽しそうなこと。観ているオーディエンスも自然と気持ちが弾むようだ。

「私事ですが、今年デビュー20周年を迎えて、『素晴らしい世界』というアルバムを出しました。海の向こうではいさかいが絶えなかったり、コロナの問題がまだまだ予断を許さない状況が続いていたりしますけど、それでも“僕たちの住む この世界は素晴らしい”と言い切れる自分でありたいという思いから、このアルバムができました。こういう時期にみんながこの場所に集まってくださったこと、とっても感謝の気持ちでいっぱいです。それと同時に、この時代にみんなで音楽を通して1つの時間を共有できていること、とっても誇らしく感じています。本当にありがとうございます」──ピアノ弾き語りで聴かせた「素晴らしい世界」から続く「生きてることが辛いなら」まで、哀しくも美しい世の中への希望を描いた熱唱に、万雷の拍手がいつまでも鳴り響いていた。

【東京スカパラダイスオーケストラ】








▲撮影◎釘野孝宏 / YASSAI STAGE

とにかく愛に溢れていた。冒頭に流れる紹介映像での團長とコラボをするだのしないだのという兄弟のじゃれ合いのような恒例のやり取りも、台風の影響で開催が危ぶまれてる状況に胸がざわついてしまったという谷中敦(Sax)の言葉も、とにかく踊って楽しもうと駆け寄るオーディエンスも、共通するのは愛しかないだろう。そこに国境を越えて鳴らし続けられる極上のアンサンブルが広がっていくのだから、心が浮き立たないわけがない。

「DOWN BEAT STOMP」や「Glorious」ではステージも花道も全部使って幸せいっぱいの音を鳴らし、茂木欣一(Dr)が「ピリオドの向こう側を信じている人に捧げたい曲」と語った「会いたいね。゚(゚´ω`゚)゚。」で優しく包み込みつつ、スカパラと同じく黄色いスーツに身を包んだ團長と早乙女 光が登場しての「One Night Carnival」まで飛び出すという、スカパラだからこその豪華絢爛なステージは今年も最高だった。

【女王蜂】





▲撮影◎中野修也 / MOSSAI STAGE

<氣志團万博>仕様の正装なのだろう、木更津駅前のあさひやでも大人気なGALFYでビシッと決めた女王蜂の出演は、17時20分、夕暮れ時のMOSSAI STAGE。身体の内側から溢れ出るような、ヘヴィで不思議な浮遊感を持つ妖艶なサウンドの中心で舞うように歌うアヴちゃん(Vo)からは神秘的なオーラも漂い、客席からは無数のジュリ扇も振られる異空間。ただ、地に足が着いてガツンと食らうロック特有の衝撃があり、他では味わえない感覚に陥ってしまう。

團長が紹介映像で「同じ時代にこんな超人が息してるとは」と敬意を表したアヴちゃんの存在感は当然ながら、ダンスビートでぶち上げたり、多彩なボーカルアプローチと奥深いサウンドプロダクションで惹きつけたりしていく見事な流れは、その瞬間の感情で彩られたミュージカルのようでもあった。「また私たちの単独公演で会いましょう。氣志團ありがとう!」と挨拶した以外、ほぼMCなし。サウンドと存在感にただただ圧倒されたステージだった。

【氷川きよし】






▲撮影◎上山陽介 / YASSAI STAGE

最終日のYASSAI STAGE大トリ前に、今年いっぱいで歌手活動休養を宣言している氷川きよしが登場するとあって、ステージ前には多くの人が詰めかけて待ちわびていた。紹介映像では、「“a.k.a 氷川きよし” Kiina」として紹介され、團長からは「今年の<氣志團万博>最大の目玉」という賛辞を受けて、ライブがスタート。勇壮なリズムに導かれて深いスリットの入ったシックな衣裳で現れたKiinaに、どよめきと拍手が沸き起こる。ヘヴィなサウンドの中を髪を振り乱し、大きなアクションで天に向かってシャウトしたシーンに痺れさせられた。4つ打ちのビートによる力強い「革命前夜」を歌いながら、「ご一緒に!」と笑顔を見せて拍手を求める。

「“氷川きよし業”をやっていました、Kiinaと申します」という挨拶から、「芸能生活23年になります。みなさんに喜んでいただきたいという思いで一生懸命歌ってきたんですけど、20年以上経って、自分らしく歌いたいという思いをあらためて表現したくて、最近は詞を書いています。自分で詞を書いてTM NETWORKの木根尚登さんが作曲してくださった曲を、全世界すべての人、そしてマイノリティな人たちに贈ります」との言葉から、「You are you」へ。自分らしくあろうというメッセージが込められた歌詞がスクリーンに映し出され、ピアノの淡々としたリズムに合わせて情感豊かに歌い上げられた。続く、生まれてきた意味を歌う壮大なバラード「生まれてきたら愛すればいい」は、サビに向かって登り詰めていくドラマティックな展開。エモーショナルなギターソロも名演だった。

歌い終わると唐突に、「翔さんです!」と呼びこまれ、團長が「ビックリした(笑)」と慌ててステージへ。「Kiinaちゃん最高でしょ!?」とオーディエンスに呼び掛けると、大きな拍手がステージに向けられた。「ありのままが一番ですよ! 過去のものは捨てないで、新しく広げていく。世界は広いです!」というKiinaからのメッセージにオーディエンスの拍手が寄せられた。

「若い頃の自分を支えてくれた曲」として「きよしのズンドコ節」を團長をデュエットすると、「人からああだこうだ言われても気にしない。とにかく自分がやれることを一生懸命やる。そういうこと!」と昔から好きなEDMやテクノやハウスを表現したオリジナル曲「キニシナイ」へ。EDMサウンドにノッて飛び跳ねるオーディエンス、Kiinaは花道を歩きながらセンターステージに移動すると、“Come on! Come on!”と煽りながら、熱狂する周囲を見渡して満足そうにニッコリ。ラストの「限界突破×サバイバー」では、花道にカラフルな電飾が走り、カオスが極まった。空高く腕を掲げてシャウトする姿からは、自分を解放する喜びが溢れていたようだ。

【くるり】





▲撮影◎釘野孝宏 / MOSSAI STAGE

3日間にわたって熱演が繰り広げられたMOSSAI STAGEも、いよいよオーラスを迎える。氣志團と同時期にデビューしながら今年<氣志團万博>初共演を果たしたくるりは、だからといってかしこまることもなく、至ってマイペースにフォーキーでオルタナティヴの香りがするサウンドを豊かに奏でていく。

冒頭の「太陽のブルース」からじんわりと沁みる岸田繁(Vo, G)の歌声が響けば、佐藤征史(B, Vo)のコーラスもよりムードを際立たせ、サポート陣のプレイも鉄壁。疲れた身体が優しく包み込まれるようで、フワッと軽くなる。自然と会場中からクラップが湧き、どこまでも鮮やかなサウンドスケープと一体となっていく。

「同じ東京を目指して出てきたバンドとして感慨深いです」と氣志團について語り、ゆったりとダイナミックに深く響かせるイントロから始まった「東京」でよりムードを高め、締めくくりには岸田がタイトルコールを言い終える前に大喝采となった「ロックンロール」。真摯に音を紡ぐ姿にオーディエンスは自由に手を挙げ、身体を揺らし、それぞれの歌として受け止めていく。どこまでも美しく、抱きしめていたい光景だった。

【氣志團】














▲撮影◎青木カズロー/上山陽介 / YASSAI STAGE


<氣志團万博2022 〜房総魂〜>が、いよいよフィナーレを迎える。3日間を締めくくるYASSAI STAGE大トリは、もちろん氣志團だ。「空白の3年間が終わり、ここからがピリオドの向こう側」──紹介映像の言葉を受けて、メンバーが1人ずつステージに上がった。SEのCOMPLEX「BE MY BABY」がピタッと止まり、團長・綾小路 翔がセンターに立つと、「行こうぜ、ピリオドの向こうへ」というキメ台詞から、いきなり「One Night Carnival」でスタートだ。オーディエンスが声を出せないため、間奏では右手を振りながら手を上げるように煽る團長。同曲のブレイク部分。本来は大合唱のサビにいく直前のMCで團長はこう伝えた。

「コロナによって、俺たちが一番大切にしてきたコール&レスポンスを奪われた。誰に言えば取り戻せるのか。国か、社会か、親か、友だちか。違う。いいかい、本当に困ったとき、頼っていいのは先輩だけだ。<氣志團万博>に来たら、そこにいるやつは全員、俺たちの2個下の後輩だ。綾小路 翔は永遠の16歳。つまりおまえらは、永遠の14歳だ。この国では、後輩が困っていたら先輩がぜってー助けるって決まってるんだ。先輩に任せられるか!? OK、ならば俺についてこい。コール&レスポンスは奪われたけど、でも俺たちには“コール&ハミング”がある」──綾小路 翔

と語って、“HumHumHumHumHum Hum〜HumHum〜”とサビメロをハミングしだした團長は、「いつだって、この海に、この夜に、この空に、ロックンロールに、おまえらに…“恋しているのさ〜”」と続け、1曲目にして最高の一体感を演出した。

フラッグを掲げながら重厚なサウンドを叩きつける怒涛の硬派ソング「NIGHT THE KNIGHTS」では、西園寺 瞳(G)と星 グランマニエ(G)のツインギターソロが炸裂する。白鳥 松竹梅(B)とサポートドラムの叶 亜樹良によるリズムも鉄壁だ。今さらながら、改めて氣志團の演奏の上手さ、バンドアンサンブルの巧みさを感じさせる1曲だった。

「3年ぶりに現地開催となった<氣志團万博>。みんなのおかげで、最後の最後、大トリまできてます! 本当にありがとう!」と感謝を伝えた團長が、「やっぱり生で音を、腹に耳に受け止めたら違うでしょ? どうですか?」と呼び掛けると共感の拍手がステージに向けられた。「この3年間、気持ちが晴れなかった。俺たちはこれ(ライブ)が出来なかったら無力で。何もできないと思う。人に元気や勇気を与えるどころか、与える術もなくなっちゃう。みんなたぶん、いろんなことで毎日しんどいと思う。でもそこから逃れられるものって、俺たちはきっと共通していて。好きな“人” “もの” “場所”…それに触れたら明日からまた頑張れるような気がしてくる。不思議だね。好きって、すげえパワーだと思う」と音楽の価値やライブの素晴らしさを伝える團長に、会場のあちこちから拍手が起こった。

また、少しずつ再開し出した全国各地のフェスから受け取ったバトンは、ずっしり重く感じたという。「すごく悩んだけど、俺はこんなに厳しいこと(マスク着用などガイドラインに則ったルール)をみんなに強いてしまった。だから、これだけは謝りたい。あんなにすごいシーンが3日間いっぱいあったのに、おまえらに歌わせてあげられなくてごめん。モッシュもダイブもさせられなくてごめん。でも来年の今頃は、きっと元通りになってるって信じてる。来年、みんなで思いっきりハグしようぜ! オーライ!? 昨日もすげえ雨降ったけど、その後に虹が出てたよ。雨が降らないと虹は出ねえよな!」と熱いメッセージを送ると、レゲエなイントロから始まる「No Rain, No Rainbow」へ。團長を先頭に微熱DANJIなどダンサーを引き連れてセンターステージに移動し、パンキッシュにBPMを加速した楽曲が会場中のすべての人を踊らせた。一転して、静かにアカペラで歌い出したのは熱血バラード「落陽」。間奏では自らギターソロを弾いて、胸の中に確かにある希望を伝える。

「万博ができなくなってから作った曲です」と紹介されたのは、<氣志團万博2022>のサブタイトルになっている「房総魂」。 “あたりまえじゃなかった ここでまた会えること”と歌う魂の咆哮にゲストのスカパラホーンズが加わって、さらに力強く房総の夜空に音楽愛と地元愛を響かせた。

そして、クライマックスを迎えた<氣志團万博2022 〜房総魂〜>のラストナンバーとなったのは、CHAGE&ASKAのカバー「YAH YAH YAH」だった。ダチョウ倶楽部、純烈、氷川きよし、マキシマム ザ ホルモンのナヲ、森山直太朗が参加。サビではダチョウ俱楽部を中心に「ヤーヤーヤー!」と両手を差し出す。賑やかでハッピーなエンディングだ。その最後の最後はダチョウ俱楽部お約束の「どうぞどうぞ」から、肥後が音頭を取ってカウントダウン。フィナーレの花火が房総の夜空に打ち上がり、3年ぶり有観客開催の<氣志團万博2022 〜房総魂〜>が幕を閉じた。

「出演者のみなさん、ご来場者のみなさん、本当に、俺の街にきてくれてありがとう! 来年もまた、このメンツで集まろうぜ!」──綾小路 翔

取材・文◎岡本貴之(DJダイノジ、Creepy Nuts、純烈♨ダチョウ、きゃりーぱみゅぱみゅ、森山直太朗、氷川きよし、氣志團)/ヤコウリュウジ(森山直太朗、倖田來未、WANIMA、HEY-SMITH、マキシマム ザ ホルモン、東京スカパラダイスオーケストラ、女王蜂、くるり)
撮影◎青木カズロー/上山陽介/釘野孝宏/中野修也

◆<氣志團万博2022>初日レポートへ
◆<氣志團万博2022>2日目レポートへ

■<氣志團万博2022 〜房総魂〜>2022年9月18日(日)@千葉県・袖ケ浦海浜公園 セットリスト

【DJダイノジ】MOSSAI STAGE
〜WELCOME ACT〜
01. DJ
(We Will Rock You / Queen 〜 ミュージック・アワー / ポルノグラフィティ 〜 ultra soul / B'z 〜 TAIFU / フジファブリック 〜 きちゅねのよめいり / -真天地開闢集団−ジグザグ 〜 恋のバングラビート / Wienners 〜 READY STEADY GO / L'Arc-en-Ciel 〜 狂乱 Hey Kids!! / THE ORAL CIGARETTES 〜 鬱くしき人々のうた / マキシマム ザ ホルモン 〜 X / X JAPAN 〜 イケナイ太陽 / ORANGE RANGE 〜 入浴 / C&K 〜 SHAKE / SMAP 〜 Lovers / sumika)
【森山直太朗】YASSAI STAGE
〜OPENING CEREMONY ACT〜
01. さくら
【倖田來未】YASSAI STAGE
01. キューティーハニー
02. IS THIS TRAP?
03. DO ME
04. WIND
05. 愛のうた
06. め組のひと
07. LOADED feat.Sean Paul
08. OMG
09. BE MY BABY
【Creepy Nuts】MOSSAI STAGE
01. 合法的トビ方ノススメ
02. 堕天
03. 2way nice guy
04. のびしろ
05. かつて天才だった俺たちへ
06. 生業
【WANIMA】YASSAI STAGE
SE JUICE UP!!のテーマ
01. THANX
02. いいから
03. 雨あがり
04. Hey Lady
05. 眩光
06. BIG UP
07. One Night Carnival
08. ともに
【純烈♨ダチョウ】MOSSAI STAGE
01. 君を奪い去りたい
02. NEW (入浴) YORK
03. プロポーズ
04. 白い雲のように
【きゃりーぱみゅぱみゅ】YASSAI STAGE
SE DE.BA.YA.SHI.2021
01. キャンディーレーサー -Short Ver-
02. にんじゃりばんばん
03. CANDY CANDY -Remix-
04. どどんぱ
05. メイビーベイビー
06. つけまつける
07. ファッションモンスター
08. 最&高
【HEY-SMITH】MOSSAI STAGE
01. Endless Sorrow
02. 2nd Youth
03. Radio
04. California
05. Be The One
06. Inside Of Me
07. The First Love Song
08. We sing our song
09. Come back my dog
【マキシマム ザ ホルモン】YASSAI STAGE
※セットリスト非公開
【森山直太朗】MOSSAI STAGE
01. 夏の終わり
02. 糧
03. すぐそこにNEW DAYS
04. 素晴らしい世界
05. 生きてることが辛いなら
【東京スカパラダイスオーケストラ】YASSAI STAGE
01. 砂の丘~Shadow on the Hill~
02. DOWN BEAT STOMP
03. Glorious
04. Can't Take My Eyes Off You
05. 会いたいね。゚(゚´ω`゚)゚。
06. Pfイントロ ~ 水琴窟(Short)
07. One Night Carnival w/綾小路 翔、早乙女光
08. Paradise Has No Border
【女王蜂】MOSSAI STAGE
01. KING BITCH
02. BL
03. 火炎
04. ヴィーナス
05. 催眠術
06. P R I D E
07. Introduction
【氷川きよし】YASSAI STAGE
01. 雷鳴
02. 革命前夜
03. You are you
04. 生まれてきたら愛すればいい
05. きよしのズンドコ節 w/綾小路 翔
06. キニシナイ
07. 限界突破×サバイバー
【くるり】MOSSAI STAGE
01. 太陽のブルース
02. ハイウェイ
03. ばらの花
04. 東京
05. ロックンロール
【氣志團】YASSAI STAGE
01. One Night Carnival
02. NIGHT THE KNIGHTS
03. スパトニック・シティ・ブビブビ
04. No Rain, No Rainbow
05. 落陽
06. 房総魂 w/東京スカパラダイスオーケストラ ホーンセクション
07. YAH YAH YAH w/純烈、ダチョウ俱楽部、ナヲ(マキシマム ザ ホルモン)、氷川きよし、森山直太朗

■WOWOW番組『氣志團万博2022 〜房総魂〜』

初日 前編:2022年11月26日(土) 午後1:00
初日 後編:2022年11月26日(土) 午後4:00
二日目 前編:2022年11月27日(日) 午後1:00
二日目 後編:2022年11月27日(日) 午後4:00
三日目 前編:2022年12月03日(土) 午後1:00
三日目 後編:2022年12月03日(土) 午後4:00
▼出演(初日):氣志團、ニューロティカ(WELCOME ACT)、松平健(OPENING CEREMONY ACT)、打首獄門同好会、THE ORAL CIGARETTES、香取慎吾、木梨憲武、coldrain、サンボマスター、SiM、10-FEET、Dragon Ash、藤井フミヤ、フジファブリック、布袋寅泰、ヤバイTシャツ屋さん
▼出演(二日目):氣志團、仙台貨物(WELCOME ACT)、綾小路きみまろ(OPENING CEREMONY ACT)、岡崎体育、GEZAN、ゴールデンボンバー、湘南乃風、私立恵比寿中学、聖飢魔II、Def Tech、DOPING PANDA、HYDE、ももいろクローバーZ、RIP SLYME、ROTTENGRAFFTY
▼出演(三日目):氣志團、DJダイノジ(WELCOME ACT)、森山直太朗(OPENING CEREMONY ACT)、きゃりーぱみゅぱみゅ、Creepy Nuts、くるり、倖田來未、純烈□ダチョウ(※□は温泉マーク)、女王蜂、東京スカパラダイスオーケストラ、氷川きよし、HEY-SMITH、森山直太朗、WANIMA
・収録日:2022年9月17日、18日、19日
・収録場所:千葉・袖ケ浦海浜公園
※前編と後編のアーティスト割り当ては追って発表。
※マキシマム ザ ホルモンのオンエア予定はございません。
※この番組はWOWOWオンデマンドの無料トライアル対象外です。

■関連番組『氣志團万博2022 〜房総魂〜 事後スペシャル番組』
2022年12月03日(土) 午後7:00
▼出演:氣志團、ニューロティカ、松平健、打首獄門同好会、THE ORAL CIGARETTES、香取慎吾、木梨憲武、coldrain、サンボマスター、SiM、10-FEET、Dragon Ash、藤井フミヤ、フジファブリック、布袋寅泰、ヤバイTシャツ屋さん、仙台貨物、綾小路きみまろ、岡崎体育、GEZAN、ゴールデンボンバー、湘南乃風、私立恵比寿中学、聖飢魔II、Def Tech、DOPING PANDA、HYDE、ももいろクローバーZ、RIP SLYME、ROTTENGRAFFTY、DJダイノジ、森山直太朗、きゃりーぱみゅぱみゅ、Creepy Nuts、くるり、倖田來未、純烈□ダチョウ(※□は温泉マーク)、女王蜂、東京スカパラダイスオーケストラ、氷川きよし、HEY-SMITH、WANIMA
・収録日:2022年9月17日、18日、19日
・収録場所:千葉・袖ケ浦海浜公園
※マキシマム ザ ホルモンのオンエア予定はございません。
※この番組はWOWOWオンデマンドの無料トライアル対象外です。

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