【初インタビュー】ODDLORE、デビューから8カ月。メンバーの変化とこれから向かう道

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■ODDLOREの強みって、みんながバラバラなこと

──とはいえ、皆さん初ライブとは思えないくらいのパフォーマンスでした。リファレンスにしたアーティストの方などいらっしゃるのでしょうか?

RIKITO:最近はずっとクリス・ブラウンのライブを見ていました。僕、映像を見るのが苦手で、ずっと見ていられないんです。でもクリス・ブラウンのライブはずっと見ていられるんですよね。黒人のアーティストの中で一番かっこいいと思うし、どれだけ見ても飽きないんですよ。意図的に「ここを盗もう」、「ここをコピーしよう」と思って見てはいなかったですが、もしかすると自然にインスピレーションを受けていたかもしれません。

KOYA:僕はラップを担当することが多いので、戦極MCBATTLEやフリースタイルダンジョンは好んで見ていましたね。他にもBTSなど自分がかっこいいと思うアーティストの方を幅広く見ていて、「こういう見せ方いいかも」、「これはあの楽曲で使えそう」って引き出しを増やすためにこれだと思ったものをかいつまんで取り入れました。

RION:今回のライブで特に意識して見ていたのは、NCT 127とジャスティン・ビーバーのライブ。NCT 127は一人ひとりのパフォーマンス力が高くて、そんな方々が集って群舞もしっかりしていますよね。自分単体としても、ODDLORE全体としても、見せ方の参考になると思って見ていました。ジャスティンは、パフォーマンスをする上での考え方に影響を受けたかも。練習の様子を映像に撮るんですが、見返すと僕には何か足りないんですよ。それで「人が魅了される所以ってなんだろう」と考えていたのですが、「この人が歌うからこそ好き」っていう人柄が関係するんじゃないかなって。ジャスティンはそこを持っているのかなって思います。やっぱり2億人も支持者がいるってすごいこと。それだけの人を惹きつけるジャスティンが持っているものがほしいなと思って、ずっとライブ映像を見ていました。


──ジャスティンが持っているもの、の答えは見つかりましたか?

RION:見つからない(笑)。でも、自分の武器を信じ続けるしかないんかなとは思いました。「自分の声で、ニュアンスで、伝え方でパフォーマンスをしていれば、いずれみんな好きになるでしょ?」っていう感じがジャスティンを見ていると伝わってくるんですよね。自分で自分を楽しんでいたら伝わるっていうマインドは持っておこうと思いました。

YUI:僕が最近見ているのは、6人組という共通点もあるSixTONES。メンバーそれぞれの色は違うんですけど、オラオラな感じや醸し出す雰囲気がジャニーズJr.時代から最強なんです。ジャニーズJr.時代に東京ドームでオープニングアクトをされていたんですけど、めっちゃオラつきながら「Hey、Hey! 東京ドーム!」って言っていて。「まだジャニーズJr.なのに、そんなこと言えるの!?」って衝撃を受けたんです!

RYUICHIRO:だから今日のライブでオラついてたんだ(笑)。

YUI:オラつきに関しては、ジェシーくんがすごい。逆に京本(大我)くんは治安が悪くなる表情の時もあるんですけど、しなやかでキレイ。田中樹くんもカッコつけるのがすごく上手くて。ODDLOREは色んなタイプの楽曲があるので、いろんなタイプの方がいるSixTONESを研究して「この曲ではあのメンバーのあの感じでいこう」と考えていました。

JOSH:僕はレッスンでお世話になっている先生など、ダンサーの方の動画を見ていました。ダンサーの方ってカメラに向かってアピールするというよりも、内から出てくるものを表現しているというか。狂ったように演奏するピアニストなんかも好きなんですけど、そういったアーティスティックな表現に惹かれるので僕もできるようになりたいと思って見ていました。でも、いざステージに立ってみるといろんな方が視線を向けてきて、「これはファンサすべきなのか?」っていう疑問が生じてしまって。僕の中では予定してなかった事態でした。

RION:予定しとけや(笑)!

RYUICHIRO:今回のライブで言えば、僕はみんなみたいにアーティストさんから受けた影響はありませんでした。というのも、活躍している知り合いのアーティストの方に「今度、初ライブがあるんです。最初のライブの時どうでしたか?」って聞くと、みんな「楽しめ」しか言わないんですよ。「こういうことを意識したほうがいいよ」じゃなくて、「楽しんだもの勝ち」って。たしかに、ミスがあったとしても楽しんでやっていたらそれが正解になるよなって思ったので、楽しむことだけを意識していました。


──様々な研究が今日のパフォーマンスを作っていたのですね。その努力があってこそ成長されていると思うのですが、客観的に見て特に成長したと感じるメンバーを教えてください。

KOYA:(被せ気味に)JOSHですね。僕らは最初3人集まっていて徐々にメンバーが加わっていったんですけど、JOSHは後から入ってきたメンバーなんです。最初にいた僕らは「今度UFOが呼べる機械みたいなやつが来る」っていう情報だけを聞いていて。「なんやそいつ!?」って思ったし、面談した方々も「悪気のない失礼がすごい。でも逆に面白すぎる」って言っていたんです。

RYUICHIRO:事務所の偉い方との顔合わせの時に、JOSHは「じゃ、また!」って言って帰ったらしいですよ(笑)。

KOYA:そういうことしか聞いていなかったので、そんなヤツが入ってきて外に出た時に怖すぎる……ってみんな心配してたんです。実際、はじめの頃はレッスンしてくださる先生方にも「おい、やめろ」、「それはまずいって」と思うようなことを言っていましたし、特に礼儀に厳しいRIKITOは焦ってました。でも、ある日を境にちゃんとしてくれるようになったんですよね。


──JOSHさんに何があったのでしょう……。

JOSH:RIKITOにブチ切れられました!

KOYA:あはは(笑)。JOSHってもともと1人で何でもやっちゃうタイプなんですよね。でもこのグループで人と関わったり、周りから指摘を受けたりして成長したのかなって思います。

JOSH:(話に割って入りながら)社会性を身につけました!

YUI:その発言に社会性が感じられない(笑)。僕はRIKITOだと思います。「where I belong」のミュージックビデオはRIKITOをフィーチャーしているんですけど、当然緊張するじゃないですか。その撮影時期彼には他にもいろんなことが起きていたので、過去一辛かったはずなんですよね。前だったらその辛さを全面に出していたんですけど、全く出そうとしなくて。辛さを出すことで全体に悪い影響が出るから出さないでおこうって、すごく気を遣ってくれていました。そういうところにRIKITOの成長を感じましたね。それと、今出せるものを全て出しきって人を魅了するんだという意識もすごく強くなったと思います。ソロダンスシーンの撮影を裏から見ていたんですけど、僕も周りのスタッフさんも鳥肌が立っちゃって。「ここは絶対こう見せたい」っていう意思を感じて、アーティストになっているんだなって感じました。

RIKITO:ありがとうございます! 今の自分にできることに限界はあるので、等身大の自分をその場で発揮しようって考えるように切り替えたんです。僕、ずっとスポーツをやっていてプレッシャーを感じ続ける人生だったんです。しかもこの見た目なので、絶対にダンスができる、歌が上手い、足が速い、サッカーが上手と思われるというか、プレッシャーを感じることもたくさんありました。それらのスキルが普通以下だったら「そんなにすごくない人なんだ」、できなかったら「残念な感じなんだね」って勝手に思われるし、良い結果を出しても「ハーフだからずるいよね」って言われる。だから人にどう思われるかをずっと気にしていましたし、自分でも自分に期待しすぎていて、できないはずのこともできるって過信して落ち込むことが続いていました。でもそれだと気持ちの部分で持たないし、ミュージックビデオ撮影の時は等身大の自分を見せようと割り切っていました。今日のライブも「今できることをやろう」、「失敗しても楽しもう」って思えましたね。等身大のままの自分を、みんなが褒めてくれたのでそう思えるようになったのかもしれません。

JOSH:僕はYUIが変わったと思います。ODDLOREに入って来た時はすごかったんです。トイレの扉は開けっ放し、帰る時は電気点けっぱなし、鍵も開けっ放し、カーテンも開けっ放し。全てほったらかして帰る、嵐みたいな人だったんです。それを僕らが指摘していたら段々と変わって、今では立派な大人に成長しました。

YUI:RIKITOのいい話の後に、どうでもいいこと言わんでええ。

RION:記事にならん(笑)!

JOSH:内面で言うと、自己紹介の時に頑固って言ったんですけど、それも段々和んできました。必要な頑固さと柔軟さが生まれて、バランスが良くなったと思います。ちょっと不服に思いながらも、メンバーに合わせて動いてくれることが増えたよね。


──お互いに影響しあって成長されているんですね。

RYUICHIRO:それで言うと、僕はKOYAから影響を受けています。ODDLOREができた時に比べてKOYAのリーダー感が強くなってきていて。前はレッスンの先生たちから「それでもリーダーなの?」って言われていることが多かったんですよ。それが最近は全く言われないどころか、「練習するよ」ってメンバーを引っ張っていってくれますし、ちょっとした連絡事項もまとめて僕らに伝えてくれますし、率先して動いてくれますし。僕らがどうでもいい話をしてしまっている時は、「それは後で。今はこれをやろう」って注意してくれたりもします。その姿を見ているとリーダーになったなって思うし、僕自身も「KOYAに負担がかからないようにしよう」、「全部KOYA任せじゃなくて俺もやろう」と考えるようになりました。

──KOYAさんの中で何かが変わったのでしょうか?

KOYA:色々あるんですけど、多分僕が一番メンバーから影響を受けているんですよ。マメなタイプじゃないんですけど、割とマメなRIONを見て自分もこうならなきゃなって思ったり。挨拶の時に帽子を取らないこともありましたが、RIKITOが注意してくれたから帽子を取って挨拶するようになりましたし、YUIが自主練を1人で遅くまでやっているのを見て僕も残ってやろうって思いましたし。JOSHはダンスを覚えるのが早いから、僕は正確な形やキレイな形を覚えてみんなに教えられるようになろうって思ったり、RYUICHIROが人といい距離感で接しているのを見て真似しようって思ったり。そういったことを感じているうちに、僕がだめだとみんながだめに見えてしまう、僕が一番しっかりしないとこのグループがだめになるって思うようになりましたね。とはいえ、できないことはたくさんあるので任せるところは丸投げしちゃおうとも思っています。できないところは得意な人に、俺は俺でできることをやろうって考えたから変わったのかな。僕自身が変わったというよりも、みんなが変えてくれました。それに、みんな僕のことをリーダーって思ってないのがやりやすいかも。

RYUICHIRO:思ってますよ。

KOYA:ウソつけ(笑)!

RION:変な距離感はないもんね。

KOYA:そうそう。全員ほぼ同じ立ち位置だから、気負いしないでできています。


──では最後に、今後やってみたいことや目標を教えてください。

RYUICHIRO:ODDLOREの強みって、みんながバラバラなこと。YUIみたいな中性的なタイプがいたり、僕みたいなちっちゃいメンバーがいて、RIKITOみたいなでっかいメンバーがいて。なので、例えば1つのブランドの洋服でもいろんな着方ができるんですよ。そういうブランドとのコラボ企画をODDLOREだけでやってみたいです。低身長の方の着こなし方、高身長の方の着こなし方、ユニセックスっぽい着方……ってこのグループだけでまかなえるので面白いのかなって。

RION:いいね、それ。おもろい!

YUI:僕は今日ライブをやってみて、お客さんと交わる楽曲が欲しいなって思いました。今は自分たちで世界観を作って見せる楽曲が多いですけど、煽ったり、ステージを降りてお客さんと楽しんだりする曲があると、ライブとしてのバリエーションが増えそう。

JOSH:僕たちの内面やパーソナリティに共感してくれたファンの方が、そのネガティブな部分を取っ払えるようなライブも作ってみたいです。

RION:それに、めっちゃでっかいステージでもライブをやってみたい。実際ステージに立つと、今まで見てきた大物アーティストの方が立っている大きなステージへの憧れがより強くなりました。


──次はどの会場を目指しますか?

RYUICHIRO:昭和女子大学人見記念講堂!

一同:具体的でいいね!

RION:それと、メンバー全員の地元にも行きたいです!

KOYA:ファンの方にライブじゃない何かで還元もしたいよね。具体的には全然思いついてないんですけど、ライブって僕らがやりたくてやっていて、お客さんも見て楽しんでくれて、Win-Winなところがあるじゃないですか。そうじゃなくて、ファンの方に「ファンになってくれてありがとうございます」っていう気持ちを還元できる何かをやりたいです。

RIKITO:僕は、ありのままの自分を好きになってくださるファンを増やしたい。自分たちが好きなことをやった結果、ファンになってもらえたらいいなって。でも新しいファンを増やすだけじゃなくて、今好きでいてくれるファンの方も大切にしたいです。今日集まってくださった方ってすごく貴重。その方々に喜んでもらうことをモチベーションにして、地方に行ったり、東京ドームを目指したりしたいです。

RION・RYUICHIRO:「テレビに出たい」じゃないの(笑)!?
(※昼公演のMCでRIKITOが挙げた目標が「テレビに出たい」。)

RIKITO:そうだった(笑)。出たい、出たい! テレビだとおばあちゃんにも見てもらえると思うから。どんな地方にいても東京にいても夜20時にテレビを点けたら放送されているっていう番組に出て、家族に頑張っている姿を見てもらいたいです!

取材・文◎高橋 梓
写真◎KOBA(Sketch)

ライブ情報

<ODDLORE FREE LIVE -Under Test 02->
日時:10月29日(土) 昼公演 14:00 START 夜公演 19:00 START
会場:「Club Mixa」 〒170-0013 東京都豊島区東池袋1丁目14-3 B2F
(https://www.mixalivetokyo.com/floor/club-mixa/)
出演:ODDLORE

<ODDLORE FREE LIVE -Under Test 03->
日時:11月26日(土) 昼公演 14:00 START 夜公演 19:00 START
会場:「Club Mixa」 〒170-0013 東京都豊島区東池袋1丁目14-3 B2F
(https://www.mixalivetokyo.com/floor/club-mixa/)
出演:ODDLORE

<ODDLORE FREE LIVE -Under Test 04->
日時:12月24日(土) 昼公演 14:00 START 夜公演 19:00 START
会場:「Club Mixa」 〒170-0013 東京都豊島区東池袋1丁目14-3 B2F
(https://www.mixalivetokyo.com/floor/club-mixa/)
出演:ODDLORE

※公演は「無料」となりますが、参加には入場整理券が必要です。
 詳しい参加方法・注意事項はODDLORE公式ホームページ( https://oddlore.jp/news/390/ )にてご確認ください。

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