グレン・グールド展示会、南青山BAROOMにて開催&ミラノで活躍中のピアニスト吉川隆弘による演奏も

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音楽プロデューサー田中泰監修の元、グレン・グールドの貴重な資料やレコードを展示、食事やお酒を楽しみながら、グールドの音源に耳を傾け、彼が歩んできた音楽の世界に想いを馳せる……そんな展示会が南青山BAROOMのBARエリアにて開催される。

◆グレン・グールド 関連画像

昨年2022年、生誕90年、没後40年を迎えたグレン・グールド。人気絶頂で「コンサートは死んだ」という名(迷)言を残し、1964年32歳でコンサートのステージを去って以降1982年で亡くなるまでスタジオでの録音やテレビ/ラジオなど録音に専念、納得がいくまで何度も録音を繰り返し気に入ったものを編集して作品にする……さながらエディットミュージックの先駆けか。これを機会に、エキセントリックな言動や特異な演奏スタイルも相まって、クラシック界の異端児とも言われた彼の世界をのぞいてみてほしい。

また、BAROOMと霞町音楽堂にて、ピアニスト吉川隆弘による演奏会も開催。グレン・グールドに思いを馳せた特別なプログラムを楽しみんでみては。

■コメント

死後40年を経た今なお聴き手に衝撃を与えるピアニスト、グレン・グールド。彼の演奏の魅力の虜になる人もいれば、全く受け入れることのできない人もいる。厳格なまでのインテンポと極端なアゴーギグ。演奏中に歌う。大きなジェスチャー。極論を放ち、文章でも読むものを煙に巻いた。エキセントリックでありながら音楽への愛に満ちたひとりの男。彼の幅広いレパートリーから特徴的な作品を取り上げ、私なりのグールドへのオマージュを捧げたい。──吉川隆弘

強い個性を持ち、さまざまなエピソードを遺したグールドは、演奏活動だけでなく、音楽メディアや放送メディにも積極的に関わり、文章も綴るといった多彩な顔を持っていた。SNSなどの情報発信メディアが当時とは比較にならないほど発達した現在であれば、グールドは一体どのような活動を展開したのだろうか。我が家にはほぼすべてのCDやLP&DVD、そして30冊を有に超える関連書籍や写真集が存在する。その中の想い出深いものを列挙してみた。──田中泰

『展示会』

3月3日(金)~3月12日(日) ※店舗定休日は休館
場所:BAROOM BARエリアにて
東京都港区南青山6-10-12 フェイス南青山1F
https://baroom.tokyo/

◆開館時間
3月3日(金)・4日(土)・7日(火)~10日(金)|18:00-24:00(最終入場23:30) ※5日・6日は定休日
3月11日(土) |13:00-24:00(最終入場23:30)
3月12日(日) |13:00-17:00(最終入場16:30)

※入場料無料|お席にてご飲食のご注文をお願いいたします。
※ご飲食のお会計は現金の取扱いがございません。クレジットカード・QR決済のみご利用いただけます。

『演奏会』

3月11日(土) BAROOM
17:30開場 18:00開演
TICKET:5,500円(税込)
★BAROOM公式サイトにて販売中
https://baroom.jp/events/iApqlwfU

3月12日(日) 霞町音楽堂
17:30開場 18:00開演
TICKET:5,500円(税込)
★霞町音楽堂にて取り扱い
https://ongakudo.tokyo/

演奏曲目(予定)
・ウィリアム・バード:パヴァーヌとガイヤルド第1番ニ短調
・ベートーヴェン:ピアノソナタ第17番ニ短調Op.31-2「テンペスト」より第3楽章アレグレット
・ブラームス:6つのピアノ小品 Op.118 より第1番間奏曲イ短調および第2番間奏曲イ長調
・ワーグナー(グールド編曲):ジークフリート牧歌 WWW 103
・シェーンベルク:6つのピアノ小品 Op.19
・バッハ:ゴールドベルク変奏曲 BWW 988 より アリア、第1変奏、第2変奏、第5変奏、第16変奏、第25変奏、第30変奏、アリア・ダ・カーポ

◆BAROOM オフィシャルサイト
◆霞町音楽堂 オフィシャルサイト
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