【インタビュー】goomiey、新体制後初のミニアルバム『Be』が物語る「ロックンロールは生活の中にあるもの」

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■いろいろなことを盛々でやってます
■新体制一発目の曲なので自分の得意な面を


──それから7ヵ月、サポートしてもらってから、2023年3月に正式メンバーになったわけですが、平山さんはバンドがやりたいんですね?

平山:はい。バンドがやりたいです。

──たとえば、平山さんのソロプロジェクトとして、goomieyを続けるというやり方もあったと思うんですけど、なぜバンドだったんですか?

平山:さっきと同じ答えになっちゃうんですけど、やっぱり想像ができないんですよ。一人でやっていた時もいろいろな人から、「そのままソロでやるのもありなんじゃない?」って言われたこともあったんですけど、ソロプロジェクトでgoomieyっていうのが本当に想像できなくて。バンドを始めた時も3ピースで、そこでバンドの楽しさを知ったと言うか、それまでバンドって聴いてこなかったんですけど、自分がバンドを始めてからバンドを聴くようになって、“バンドってこんなに楽しいんだ。見るのも楽しいし、やるのも楽しいし”って思ったんです。確かにソロプロジェクトも自分がやりたいことを伸び伸びできるかもしれないけど、私はそれよりもバンドで見る景色が見たいっていうのがありました。あと、安心感も違うんですよね。最近、それをやっと実感してきたんですけど、ライブ中に後ろを見たり、横を見たりする時の安心感と言うか、ついてきてもらうんじゃなくて、3人でバンドをやっているっていうのが私が一番大事にしたいところだったので、やっぱりバンドがいいなと思っています。

──鎌田さんとおりさんはなぜ正式メンバーになろうと?

おり:さっきお話したように、対バンしたことがあって、その時、私も同じ3ピースのガールズバンドをやっていたんですけど、初めて見たgoomieyのライブが衝撃だったんです。舞桜ちゃんって私の2歳下で、その時は“高校を卒業したばかりの女の子達がこんなカッコいい音楽をできるんだ”って衝撃で。ライブもすごく楽しかったんですけど、同時にすっごく悔しかったんです。それをすごく憶えていて、その後、goomieyからメンバーが抜けることをSNSで知って、陰ながら応援していたんですけど(笑)、お話が来たとき、正直、めちゃめちゃうれしくて。「正規前提でサポートからお願いします」と言われたとき、気持ち的には最初から正規でやりたいぐらいだったんですけど、ただ、goomieyって名前があったので、プレッシャーのほうが大きくて、正規メンバーとしてやっていけると思えるまで時間をもらったんです。

平山:うれしい。


▲鎌田あかり (B)

──鎌田さんは?

鎌田:私は高校・大学と部活やサークルでずっと音楽をやっていたんですけど、舞桜ちゃんと同じように音楽をやっている以外の自分の姿が想像できなくて、大学卒業後も音楽を続けていたんです。以前は私も3ピースバンドをやっていたんですけど、解散してしまって。先輩の紹介で舞桜ちゃんに声をかけてもらって、goomieyの曲を聴いたとき、すごくカッコいいと思いました。“一緒にやっていったら、上に行ける”と言ったら、ちょっと語弊があるかもしれませんけど、ついていきたいと思える歌声だったんです。高校・大学でギターをやったり、ボーカルをやったり、ベースをやったり、いろいろやってきた中で、ボーカリストとしてすごいと思ったし、自分も曲を作った経験があるからこそ、こういう曲が作れるなんてすごいと思えたし。尊敬が生まれて、一緒にやっていきたいと思いました。

平山:「正式メンバーになってください」って改めてお願いしたとき、半分、公開告白みたいな感じだったんですよ(笑)。

おり:レーベルのイベントがあったんだよね。

平山:その打ち上げで、私、めっちゃ泣いていて。

鎌田:メガネが曇っちゃうぐらいに(笑)。

平山:泣きながら、「私、本当に二人に入ってほしくて。お願いします」って。その後、正式メンバーになってからのことなんですけど、私が席を外して、戻ってきたら、二人が話しているのが聞こえたんです。「うれしいね。goomieyに入れて。しかも、ファンの人達かも歓迎してもらえて」「でも、ここまで歓迎してもらえるのは、舞桜ちゃんがここまで続けてきてたからだよ」って。それを聞いたとき、本当にこの二人で良かったと思って、もう何年もずっと一緒にやってきたような気持ちになっちゃって、ありがとうと思いました。

──めちゃめちゃいい話じゃないですか。さて、新体制のgoomieyになって、変わらないところと変わったところがあると思うのですが。

平山:変わらないところは、私が作る曲なのかな。バンドサウンドもシンプルだけど、ちょっとクセがあるところを大事にしているっていうのは変わらないですね。バンドを始めるまで、私があんまりバンドを聴いてこなかってところにも通じるのかなと思うんですけど、その時々の流行りの曲とか、洋楽とか、K-POPとか、邦楽だけど、バンドじゃない曲とか、いろいろな曲を聴いてきてからバンドを始めたせいか、曲を作ると、メロディがシンプルになるんですよ。そこはJ-POPの影響なのかな。たとえば、2010年代ヒッツを聴いていても、メロディってシンプルだと思うんです。そこは曲を作る上でずっと変わってないんですけど、アレンジをするとき、バンドを聴いてきた二人のスパイスが加わるようになったのは、変わったところかもしれないです。その分、聴き応えあるものになったと思うし、あと、二人のコーラスが最高なんです。

おり&鎌田:ありがとうございます(笑)。

平山:ライブでも本当にいろいろな人に言っていただけるんですけど、相性も抜群なんです。最近のgoomieyだと、そこが一番変わったところですね。


──なるほど。新たな魅力が増えたわけですね。ところで、今回の『Be』の全7曲の中で、最初に作ったのは、今年3月31日に配信した「運命」なんですか?

平山:そうです。

──“私の手で運んできた命だ”という最後のパンチラインがぐっと来る曲なのですが、新体制の一発目だからインパクトのある曲を作ろうという意気込みも伝わってきます。「運命」を作った時の気持ちを聞かせてもらえますか?

平山:「正式メンバーになってください」って公開告白した後に、その後の活動についてミーティングをして、発表する日程と、そのタイミングで新曲も発表しようと決めてから曲を書き始めたんです。goomieyを応援してくれてた人達と、これからgoomieyを聴いてくれる人達両方に向けた曲があったらいいなと思いながら書いた曲で。私、ライブを見に来てくれた人達と話す時も、友達とか、家族とかに話すみたいに自分の身の上に起きたいろいろなことを報告しがちなんです(笑)。「運命」はまさにその報告という感じなんですよ。だから、歌詞でも、“好きなものも増えたけど、でも、変わらないものを持って、まだここに立っているよ”ということを伝えたかったし、活動が止まっている間、SNSで「初めて聴いたけど、いいバンドだ」とか、「またライブが見たい」とか書いてくれているのを見て、“まだ呼ばれているんだ、まだ歌っていてもみんなに聴いてもらえるんだ”と思わせてもらったので、それに対する、ありがとうという気持ちを伝えたいと思いました。

──さっき弾き語りのデモという話が出たんですけど、「運命」も平山さんの弾き語りから3人でアレンジしていったんですか?

おり:そうです。

──アレンジも新体制の一発目ということなのか、聴きながら3人それぞれの顔が見えるようなものになっていますね。

おり:そう言ってもらえるとうれしいです。

──アレンジはどんなことを意識して、作っていったんですか?

おり:いろいろなことを盛々でやってます。1曲を通して“goomieyはこんなこともできますよ”みたいな新しい一面も見せられたらいいなと思って、アレンジは考えていったんですけど、それはうまく表現できたかなと思ってます。

──たとえば、ドラムで言ったら、どんなことをしてみましたか?

おり:もともと私は吹奏楽からドラムを始めたので、1番Bメロでやっているドラムロールみたいなプレイが得意なんです。たぶん、goomieyのこれまでの曲って、あんまりそういうドラムは入ってなかったと思うんですよ。

平山:うん、なかった。

おり:新体制一発目の曲なので、自分の得意な面を出したいと思って、入れさせてもらいました。

平山:おりちゃんらしいよね。

──スネアロールは他の曲でもけっこう出てきますね。

おり:そうですね。けっこう入れてますね。

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