【24emotions 連載 #06】メンバーが明かすワンマンライブの裏側「奇跡起きるまでの軌跡」

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5人組ガールズグループ・24emotionが、8月29日に渋谷WWW Xにて1stワンマンライブ<圧倒的逆境を乗り越えろ! ~初ワンマンライブで奇跡おこせミラコー>を開催した。

2023年3月に1stシングル「24emotions」を配信開始し、デビュー。6月にはこのWWW Xワンマンを発表。その日を皮切りに毎日渋谷・原宿でのフライヤー配りやライブ配信などを続けてきたメンバーたち。

その成果が実り、ライブ3日前には、チケット残り100枚を売り切る為に行ったTikTokでの24時間生配信では、放送終了間際にチケットをソールドアウトさせると同時に、TikTok急上昇ランキング1位も獲得。地道な努力で獲得した満員のファンを、アイドルとは思えない圧倒的なパフォーマンス力と楽曲で魅了して興奮の渦に包みこみ、ワンマンライブは大成功で幕を閉じた。

そんなワンマンライブを終えたメンバーが、熱い思いを込めてBARKSに寄稿してくれた。ワンマンライブを前に行ってきたメンバー連載の最終話として、ぜひ読んでみてほしい。

なお、24emotionは9月24日に5thデジタルシングル&MV「Embrace」を配信。2024年1月には2nd アルバムをリリース予定。MVやSNS、配信での活動を中心にしつつも、自主イベントや様々なライブイベント、メディアにも積極的に出演していく方針だ。

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   ◆   ◆   ◆

BARKS読者の皆様!5人組ガールズグループ『24emotions』です!

なんと! 前回のワンマンライブに向けたコラムに続き、ワンマンライブを終えた私たちがもう一度コラムを書かせていただけることになりました!

またこうしてコラムを書くことが出来て、本当に嬉しいです!

沢山の方が、前回のコラムを皆さんが読んでくださったおかげです。ありがとうございます!

今回はメンバー5人が、前日リハーサルや、ライブ当日の話や、その後の話も含めて、私たち目線でレポートしていきます。


「私たちは、今年3月19日にデビューして、5ヶ月後の8月29日には600人規模のライブハウスで初ワンマンライブをSOLD OUTで成功することが出来ました!」

順風満帆に見えるような 1文ですが、デビューしてから沢山の障壁が立ちはだかり、それをひとつひとつ乗り越えてきました。

求められているパフォーマンスレベルへの不安や葛藤、YouTubeでのMVの再生回数と実際の私たちの人気とのギャップ、ネガティブなムードが引き起こしたメンバー同士のぶつかり合い、事務所から言い渡された解散宣告など、今思い出しても辛い局面が多々ありました。

デビューしてからここまでの日々については、是非、前回のコラムに書きましたので、それを読んでいただいてから、今からお話する内容を見ていただけると、より楽しめると思います!!


トップバッターは私、セレニティークルミが書いていきます!


私たちは、初ワンマンライブに向けてチケットをソールドアウトにする為に、様々な事をしてきましたが、それでもどうしても売り切れにはならなくて、ラストスパートとして、ライブの3日前の8月26日の20時から8月27日の20時まで「24時間生配信」という企画にチャレンジしました。


BARKSさんでも記事をあげていただき、そこから見てくださった方もいたと思います。ご覧いただいた皆様ありがとうございました!

24時間配信では私たちが、普段はお見せする事のない一面をさらけ出す企画や、いつも行っているトレーニングやレッスンの風景をお届けしたり、なんと8月29日のワンマンライブで披露する1曲をこの配信時間内に、プロデューサーさんたちが曲を作り、コレオグラファーさんが振りを考え、私たちがレコーディング、振り入れをして披露するという超無謀なミッションまで!

そしてなんと言っても残り100枚になったチケットを配信内に売り切る!これを最終ゴールに掲げ、生配信を行いました。




完成した楽曲を夜中のおやすみ時間を使って覚え、そのまま朝からレコーディング、そしてフライヤー配りに行き、現地でチケットを手売りして、その後、新曲の振り入れの為にスタジオへ。

本当にギリギリだったけど無事、新曲「dig it,dig it」は時間内に完成!!


そしてチケットは、生配信のおかげで来たいと言ってくれる人が増え、ソールドアウトで終えることが出来ました!

本当に嬉しくてみんなで涙を浮かべてたような、、、(にーよんでは成功するまでは泣いてはいけない!というルールがあります。笑)


配信を終え、本番まで残り2日となりました。

ワンマンライブ前日は、ゲネプロがありました。(衣装を着て、ステージと同じ広さでパフォーマンスをして、本番を想定した通し稽古をゲネプロと言います。)

私はメンバーのクリティカル・サキちゃんと一緒に事務所の合宿所で朝を迎えました。と言うのも、私とサキちゃんはこのワンマンライブに向けての最後の追い込みで『2人でチケットを売り切れるまで帰れません!』という企画を決めて、前日までフライヤー配り、ライブ配信に加え2人で料理を作って配信したりしていました。

途中で2人とも体調を崩してしまうアクシデントもありつつ、2人で支え合いながら10日間一緒に過ごす最後の朝は、お互いがなんだか前よりも頼もしく感じました。2人でそれぞれの荷物をまとめつつ自分たちの楽曲を聴き移動のタイミングなど少しの時間があれば振り付けの確認をしていました。

そして、先程も書いた24時間生配信にて完成した「dig it, dig it」という楽曲は5人での練習期間がほとんど無い状態で最終リハーサルを迎えました。

不安だらけだったけど、各々で最大限ブラッシュアップしてきたし、自分たちを信じてやるしかない!と、いうような心構えで挑みました。

さらに当日のセットリストには、私たちがリリースしている「Time 2 Shine 4 Us」に加え3曲の新曲が増えていて、「dig it, dig it」だけではなく、他の2曲「DDD」「Embrace」も本当に早いスピードで8月に入ってから歌を覚えてレコーディングをして振り付けを覚えました。

なので、計3曲は特に空き時間やフライヤー配りから配信の間などにお互いに確認し、鏡や窓の反射を利用して、どんな場所でも合わせる。そうして5人のパフォーマンスとして精度をあげていきました。

そしてゲネプロでは、今までの私たちのリハーサルとは違い、大きなリハーサルスタジオで、制作会社のみなさん、舞台監督さん、音響さん、照明さん、レーザー照明のチームのみなさん、映像チームのみなさん、ムービーとスチールのカメラマンさんなど、沢山のスタッフさんが居て、大掛かなリハーサルに、みんなも実感が湧いてきました。



最初は場当たりと言って、立ち位置の番号だったり列の幅、振りの足運びやニュアンス確認、入り捌けをギリギリまで鏡を見ながら行います。


そこから流れの確認、モニターチェックと言って、マイクの音量、音源の音量などを調整します。

マイクはなんと初めてのヘッドセット!


アイドルを目指すにあたって誰もが1度は付けてみたいとおもうヘッドセットをつけることが出来て「私今めちゃアイドルだ…!」と正直気持ちが浮ついてしまいました!笑

でもハンドマイクの時とは打って変わって、息の音が入ってしまったり、振り付けの激しさに重力や手が当たりマイクがズレたり、髪がマイクに引っかかってしまうことも。

ワイヤレスの送信機を着けている腰元は、少しばかりの違和感もあった為、本番でしっかり踊れるように衣装も含めて、何回も調節を重ねました。

そしていよいよ最終ゲネプロ。

緊張感が漂う中でダンサーさんとメンバーで円陣を組みました。何がなんでも明日の本番は成功させる。そんな気持ちでスタートしました。


時間を測りながら、オープニングSEから、最後のエンドロールまで、最後まで本番と同じく本気で進めていきます。





終了してからは、修正すべき箇所を、各チームのスタッフからいただき、スタジオの時間が許す限りギリギリまで完成度を高めていきました。


そして最後は、「明日は絶対に成功させよう。今まで私たちがやってきたことを信じて、そして残りの時間できることをやろう。」

そう言って、みんなで気持ちをひとつにして、本番前日の最終リハーサルは終了。


帰宅して興奮冷めやらぬままベッドに入りましたが、よほど疲れていたのか起床までの僅かな時間でとても深い眠りに落ちていました。

セレニティー・クルミはここまで! この続きはクリティカル・サキちゃん!
またお会いしましょう!!

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365日、アイドルが作るアイドルメディア Pop'n'Roll 準備号創刊

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