【俺の楽器・私の愛機】1444「クラッシック・ヘッド」

【Gibson EB-0】（東京都　釜じじ　じじ歳）


1401、1414、1423、1433とご掲載有難う御座います。こんなのもう1本お願い致します。

シリアルによれば72年か74年頃の物の様です。私の手許に来たのはその10年後くらいでした。

このベース、とにかくフロントピックアップの出力がとてつも無いブツでして、パワー的には申し分無い奴でした。ただ使って行く内、ピックアップの位置だとかショートスケールのせいなのか、何となく音の輪郭とかヌケが気になり、リアにBartoliniの1CB-Tを埋めました。 toneを潰して2vol、プリアンプ無しです。同時期に弦のゲージによってオクターブピッチが合い辛い問題をブリッジ位置をずらす事で解消致しました。

Bartoliniもパワー的には結構なブツなので、実にパワフルな1本となりました。ストラップで下げて時のヘッド落ちとかネックの反り易さとか悩みは有るんですが、それを補って余り有る軽さとショートスケールの弾き易さを誇る1本です。30代の後半、キャリアの晩年を色んな場所に連れて行って一緒に過ごした１本でも有ります。

ネック裏の塗装は剥げて、フロントボディにもひび割れ入った辺りに過ごした年月を感じます。お疲れ様。ありがとう。



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私はギター専門なのでベースに関しては知識が薄いんですけど、ブッリブリの音が聞こえてきました。どでかいタイヤで畑を耕すようにダートを爆走するアメ車のような、ばかでかいトルクを持った低音でした。「歪んでいますよ、気がついていませんかー？」みたいな世界。しかし、長年のキャリアを思わせる風貌がカッコよすぎて、見入ってしまうな。バルトリーニが似合っているのか似合っていないのかわからないけど、いまでは有無を言わせぬ説得力を感じます。マウンテンの『ナンタケット・スレイライド』が聴きたくなってきた。（JMN統括編集長 烏丸）



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