【インタビュー後編】13.3g、2024年は一層の飛躍誓う「すべてにおいて解像度を上げていく」

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「充実」という言葉がふさわしい2023年を過ごした13.3g。2023年12月13日にはデジタルシングル「恋愛進化論(Remastered)」をリリース。2021年に2ndデジタルシングルとして発表した当時よりも、より強固なものとなったグルーヴを堪能できる作品となった。

◆13.3g 動画/画像

インタビュー前編では、「恋愛進化論(Remastered)」がリリースに至るまでの経緯や、制作の過程、歌詞へのこだわりなどについて聞いた。後編では、2023年の活動を改めて振り返りつつ、最新作のカラオケでの歌い方のコツや、更なる飛躍の年になることが予測される2024年の目標について、4人に語ってもらった。

   ◆   ◆   ◆

■自分が表現したいなと思っていた音を
■そのまま出せるようになってきた


──拓馬さん的に印象に残っている2023年の出来事をあげるとするといかがです?

輪田拓馬(Dr):僕としては、ライブはもちろんなんですけど、レコーディングもかなり印象に残っていて。回数を重ねていく中で、それこそ自分が表現したいことをクリアに表現できるようになってきたし、アルバムの後に出した『AIR』も、それまでとまた違う曲調をやるとなると、バンドとしてはトライする形にはなるんですけど、それを鮮明に表現できるまでのスピード感がすごく早くなってきたなって。この1年はそこがかなり上がったと思います。

──おっしゃっていた通り、『Ashtray』ではかなり幅広い楽曲を提示していましたけど、『AIR』でまた違う方向性の楽曲を収録していて。そういうスタンスが13.3gの基本姿勢みたいなものなんでしょうね。

拓馬:そうですね。都度新しいものを見せたいし、「これはいまじゃない」とか気にせず、「いまはこれがやりたい!」っていうものを素直に出せた感じがあって。だからそこはあまり考えすぎずに、ナチュラルにやりたいことを表現できているかなと思います。




──ロビンさんとしては、2023年で印象に残っていることというと?

奥野"ロビン"領太(G):自分の話になっちゃうんですけど、機材周りをかなりアップデートしました。もちろんプレイ面とか、ライブでのパフォーマンスだったりとかもあるんですけど、ギターを新調したり、ギターアンプも自分のものを用意したりとか。そういったところから自分の音に対して向き合っていって、その結果をみんなにちゃんと届けるぞっていう気持ちでやっていたし、思い入れのあるものがたくさんできた1年でした。

──これだけバラエティ豊かな曲をやっていると、そこら辺をしっかり整えていかないとやばいっていうのもありそうですね。

ロビン:そうですね(笑)。自分が表現したいなと思っていた音、出したいと思った音をそのまま出せるようになってきたなと思って。そういうところもあって、ライブも自然と自分のボルテージが上がるような環境にできているなと思います。

──ちなみに最新作の「恋愛進化論(Remastered)」をカラオケで歌うときのコツやポイントってあります?

藤丸将太(Vo, Pf, G):この曲って、それこそ自分の素(す)を出しているんですよね。自分を隠して隠して、考えに考えた結果、爆発しちゃったっていう感じだから、変に繕ってカッコつけて歌わないというか。自分の中にある喜怒哀楽をそのまま出すのがポイントかなと思います。楽しく歌ってもいいし、寂しそうに歌ってもいいし、ときには怒ってもいいと思うし。自分のありのままで歌ったら、それでいいんじゃないかなって。



──確かに歌う人のそのときの心境によって、だいぶ変わってきそうですね。喜怒哀楽をそのまま出すというのは、この曲だけじゃなく、常に意識していることでもあるんですか?

将太:そうですね。僕は感情が乗った歌を歌うことを大事にしたいと思っているし、自分で言うのもなんですけど、そこが自分の魅力だと思っていて。それは「恋愛進化論」だけじゃなく、どの曲もそうです。

▲藤丸将太(Vo, Pf, G)

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