マグナムのボブ・カトレイ「トニー・クラーキンなくして、僕は続けられない。許してくれ」

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Paulregister, CC BY-SA 4.0 , ウィキメディア・コモンズ経由で

2024年1月にギタリストのトニー・クラーキンを喪ったマグナムのフロントマン、ボブ・カトレイが、それから2ヶ月が経過した今週木曜日(3月7日)、ビデオ・メッセージをFacebookに投稿し、マグナムの将来について語った。

1970年代初期、クラーキンと共にマグナムを結成したカトレイは、「これをみんなに伝える必要がないことを願っていたが、僕は、トニーなくして、もう続けることはできない。どうか、許して欲しい。君らが僕の気持ちを理解してくれることを願っている」と、悲痛な胸の内を明かした。

「トニーが亡くなってから僕は熟考してきた。僕らは、僕らを導く光を失った。バンドを支えるマグナム・フォース、僕らのソングライター、プロデューサー、ギタリストを。彼は、このバンドの全てだった。彼は、僕の全てだった。この50年間、ツアー中、僕らはずっと一緒だった。スタジオで、僕は常に彼の傍らにいて、彼と一緒に取り組んできた。僕はトニーと素晴らしい人生を歩んできた」

「でも今は、酷だ。近い将来、僕は別の形でみんなの前に現れるかもしれない。先のことは誰にもわからない。でも、僕はこんな状態で続けることはできない。悲し過ぎる。全てが悲し過ぎる。理解してくれることを願ってる」

「君らは素晴らしかった。最高のオーディエンスだった」と、長年の支援を感謝し、「トニーの音楽を君らの心に刻み続けてくれ。僕はこの先ずっとマグナムを自分の中に抱えていく。どこにいようが、トニー・クラーキンはずっと僕のそばにいる。君らを愛している。君らは最高だった。でも、僕は身を引くときがきた。僕の最後のカーテン・コールだ。いつか、会おう」と、告げた。

トニー・クラーキンは昨年12月半ばに稀な脊髄疾患を発症したことを公表。そのわずか数週間後の1月7日に、77歳で永眠した。

Ako Suzuki
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