Blink182のドラマー手を骨折、バンドはツアーで王様待遇

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 Blink 182のドラマーTravis Barkerがオハイオ州Cuyahoga Fallsのレストランを出たところ2人組の男に襲われ、自分の身と一緒に連れ添っていた恋人の安全を守ろうとして手を骨折した。この事件によりツアーは6月4日(日曜日)に中断、Barkerは近くの病院に運ばれた。
 友人でもありツアーメイトでもあるFenix TXによると、翌日Damon Delapazが代役としてすぐにBlink182に加わり、ドラムを叩いてくれたので何とか日程を消化することができたという。Delapazはその後もかけ持ちでツアーに参加する予定だ。Barkerは手をギブスで固定した状態で、治るまでに少なくとも1カ月はかかる。

 現在Blink 182は、Bad Religion、Fenix TXと共にツアーを行っているが、よくありがちなバンド同志のもめ事など、あまり些細なことに躍起になっている様子はない。それというのも、「Dammit」で成功を収め、最新作『Enema Of The State』も好調で、バンドの成功に伴い、いろいろ好きなことをして快適な生活ができるようになっているからだ。やりたくないのにやらなければならないこととか、そういう煩わしいことから手が切れた、とボーカル・ベースのMark Hoppusとボーカル・ギターのTom DeLongeの2人はLAUNCHに語った。

「前よりかなり楽にツアーができるようになった。それだけは確実に言えることだ。運転手付きでどこへでも行けるんだから。周りがいろいろやってくれるので指一本動かさずに済む。けど、バンド全体に怠け癖がはびこって、何もすることがないっていうのもちょっと問題だ」Hoppusは言う。

「まず、俺たちはアーティストなんだ。繊細で、脆く、壊れやすい。トイレに入ってケツを拭く時間も惜しいくらい、雑用はまっぴらだ。そういうことは誰か他の人にしてもらって、俺たちは音楽のことだけを真剣に考えたい」とDeLongeは言った。

Blink182は1日オフを取った後、6月7日(水曜日)にペンシルバニア州ピッツバーグで公演を行う。

記:Darren Davis、ニューヨーク
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