【フジロック】力強いグルーブと挑発的パフォーマンス

ポスト
Welcome to Adobe GoLive 4

アメリカではレッド・ホット・チリ・ペッパーズとのカップリング・ツアーを敢行したばかりのFOO FIGHTERS。否応なしに期待は高まるが、そんな予想を遥かに上回るすばらしいステージングをみせてくれた。

何よりすばらしかったのは上半身裸で叩きまくる金髪美形ドラマー、テイラー・ホーンキンスを中心としたバンドの力強いグルーブと雨の中奮闘する観衆に休む暇も与えないフロントマン、デイブ・グロールの挑発的パフォーマンス。

特にデイブは“FUJI FUJI”と叫んだり、わざとマイクスタンドをゆるめて、どんどん下がってゆくマイクに背中を丸めて歌い続けたり、ポジティブに客席を煽っていこうとする姿が熱かった。

そして圧巻だったのは、「Stacked Actors」でデイブがギターを抱えてステージを飛び降り、もみくちゃにされながらも見事に客席を右から左へ横断してしまった場面。多少強引とはいえ、ここまで気合いをみせつけられてはフーファイのファンでなくとも盛りあがらないわけにはいかない。10分近く演奏をひっぱり無事ステージに帰還した時には会場全体が拍手喝采だった。ただし、デイブがこれほど弾けられたのも、他のメンバーが鉄壁のアンサンブルで支えていたからこそだろう。

何よりデイブが客席で暴れまくってる間、目にもとまらぬ速弾きソロで何気に盛り上げていた新ギタリストのクリス・シフレットにはひとこと礼を言うべき! はっきりいって前任のパット・スメアでは出来なかった芸当である。以前はほとんどのギター・パートをデイブが弾かなきゃいけなかったんだから…。

Reported by K.O.D.A

この記事をポスト

この記事の関連情報