メタリカ、サード・アイ・ブラインド、グリーン・デイなどがリハーサルスタジオ確保のためのベネフィットコンサートを提案

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MetallicaのKirk HammettとThird Eye BlindのStephan Jenkinsの2人は、サンフランシスコにあるスタジオDowntown Rehearsalを借りている約2000人のミュージシャンのために、ベネフィットコンサートの開催を申し出た。この施設はシリコンヴァレー関連の企業に売り渡されたが、ミュージシャンたちはオーナーの意向により、9月24日(日)の夜は一時的に立ち退きを免れた。

スタジオの確保をめぐる苦境の中、Creeper LagoonやOrangerなどの地元のバンドが奮闘している。24日には約150ものバンドが集まり、ミュージシャンの置かれている状況をより多くの人に認識してもらうために市内でストリートライヴが行なわれた。

Green DayのBillie Joe Armstrongは、この闘いはよく言われているサンフランシスコの「文化喪失」を世に問うものの一つだ、とLAUNCHに語った。

「というのも、ことサンフランシスコでは、コンピューター関連の企業が今に乗っ取りにくるぞ、という話をうんざりするほど、毎日のように聞かされている」
「それを思うと、何となく恐ろしいんだ。だって、サンフランシスコは多様な文化によって繁栄してきた街だから。それが今、ハイテクブームで根底から変わりつつある」
「スーツに、ネクタイ、そして個人用オフィスさ」とGreen DayのMike Dirntは言う。

Downtown Rehearsalをめぐる闘争は今もなお続いているが、ミュージシャンたちは10月1日(日)までに場所を明け渡さなければならない。ビルの所有者はアーティストたちによるスタジオ内の立てこもりを防ぐために、50万ドルの和解金を提示している。

この出来事は現在、サンフランシスコの音楽界を大きく騒がせている。およそ150以上ものロックグループがDowntown Rehearsalを我が家のように思っており、ある統計によると、このスタジオに関連しているバンドは500にも上ると言われている。施設の閉鎖によりバンドは代わりの場所を探さなければならないが、Save Local Music CoalitionのSimone Kuszによると、ここ数年で市内の75%のリハーサルスタジオが閉鎖に追い込まれているとのことだ。

「市内に残されたリハーサルスタジオを見ると、どれも小規模なものばかりだ」Kuszは言う。ある地元のスタジオでは、2年先まで予約がいっぱいだという。

記:Neal Weiss、ロサンゼルス
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