60回目の誕生日にジョン・レノンを偲ぶ

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10月9日(月)、John Lennonは60回目の誕生日を迎えた。'40年に生まれ、'80年に亡くなるまでの40年間、Lennonは音楽界だけでなく、ポップカルチャーのシンボルでもあった。Beatlesの天才ソングライターおよびソロアーティストとしてさまざまな世代に影響を与え、世界平和への信念と「お互いを愛する」という哲学を世界の道徳規範に盛り込んだ。Lennonは生涯を通じ、ミュージシャンにはじまり、夫、父親、また偉大な友人として、多くの人々にとって特別な存在であった。

Beatlesのメンバーで創作活動を共にしたPaul McCartneyもLennonのことを偉大な友人と称している。2人の間に多少の確執はあったものの、McCartneyは常に愛を持ってLennonに接していた。'94年にLennonがロック界殿堂入りを果たしたとき、McCartneyは感動的なスピーチを行なっている。
「John LennonのNo.1のファンは僕だ。そのことは絶対に忘れないでほしい。僕は今日に至るまでJohnを愛し、過去においても常に彼を愛していた」

McCartneyは'97年、Todayに出演したとき、Lennonとの関係についてインタヴューを受けた。
「僕たちはお互いに最高のパートナーだった。そのことについては疑いの余地がないと思う。僕にとってJohnは一緒に作業をするのに最高の人間だった。彼も僕のことをそう思っていたにちがいない。なぜって、僕たちはいつも一緒だったし、共に成長していたのだから」

Ronettesのボーカル、Ronnie Spectorはイギリスツアー中にBeatlesとJohn Lennonに出会った。
「私はJohnに話しかけることができたわ」
「私たちは本当によく話した。Johnは哲学者みたいだった。いろいろなことを解決して、私はまだ19歳で、“John、これはいったい何?”とか聞いていた。彼はたばこを手にして、私と一緒に窓辺に腰掛け、何時間もずっと話し続けたの」

記:Sue Falco、ニューヨーク
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