エミネムが法廷で武器所持容疑の有罪を認める。17カ月の服役の可能性も

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グラミー賞候補となっているEminemが、2月14日(水)、ミシガン州のマコ-ム郡裁判所で、武器隠匿所持罪に対し有罪を認めた。この有罪答弁との交換条件としてCarl Marlinga検事は、凶器による暴行罪の容疑を取り下げた。

MarlingaがLAUNCHに話を聞かせてくれた。
「Mathers(Eminemの本名)氏は、武器隠匿所持の罪状認否において有罪を認めました。この罪状はミシガン州では懲役5年の重罪です。この有罪を認めることを条件に、同時に問われていた凶器による暴行罪の容疑を取り下げました。どちらの罪状でも刑期は同じですから、州としては両方の罪状で彼を有罪にする必要はなく、ひとつで十分だったのです。Mathers氏は、武器隠匿所持罪のほうを選んだわけです」

Eminemは、4月10日にマコ-ム郡裁判所で判決を言い渡される。Antonio ViViano裁判官は、事前に両側の検事、弁護士に決定した処罰を伝え、協議を行なう。Eminemは、ミシガン州ウォーレンにあるクラブの前で男性を銃で殴ったとされる事件で、保護観察、もしくは17カ月の服役に課せられる可能性がでてきた。

Eminemの弁護士は保護観察を主張しているが、マコ-ム郡は服役を要求している。しかし、Eminemの運命はまだ、彼自身の手中にあるといえる。彼と弁護士が刑罰の内容に納得しない場合、彼らは今回の有罪答弁を取り消すことができ、法廷でこれを争うことができる。

Marlingaが説明してくれた。
「これは、双方の協議の上で被告が有罪を認めることで裁決を早めるというミシガン州の裁判手続きです。服役刑での判決内容を不服とする場合には、被告は有罪答弁を撤回することができます。その場合、被告は有罪が確定するまでは無罪という状態に戻され、先の有罪答弁を反証として使用することも禁じられています」

Marlingaによれば、答弁の撤回は最後の手段だという。
「有罪答弁により服役の可能性がある人間の場合、裁判での審理を進めても、刑罰が軽くなる可能性は少ないのです。つまり、現実的な選択肢がないための非現実的な選択でしかありません」

Eminemは、'00年6月4日にミシガン州ウォーレンにあるクラブ、Hot Rocksで、彼の妻にキスしていたとされる男性を殴ったとして、暴行罪に問われていた。

Darren Davis、ニューヨーク
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