ビースティー・ボーイズのAd-Rockがエミネム批判

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Beastie Boysは、白人にヒップホップの世界への扉を開いたラップ/ロック・グループの先駆者だが、メンバーのAdam "Ad-Rock" Horovitz は有力な後継者であるEminemを評価していない。

Eminemはグラミー賞の授賞式までの間、その歌詞の内容について多くの非難を浴びていた。Horovitzは、Eminemがなにを考えているんだかわからないとLAUNCHに語った。
「つまり、“これが俺にとっての(信仰や言論の自由などを保障する)修正第1条だ。無知で同性愛者嫌いで男尊女卑でいることは米国人としての俺の権利だ”なんて言うのは、すごく恥ずかしいことだと思う。それならこっちは“わかったよ、それがおまえで、そういう人間でいたいなら、俺はおまえの言うことなんか聞きたくねえよ”ってこと。鼻にもかけないね。誰かが同性愛憎悪の歌詞を歌ってたら、俺は聞きたくない。知りたくもないよ。それが俺の修正第1条の権利さ。相手になんかしてられねえよ。奴はそのくせ、Elton Johnとステージで共演して、おまけに“Elton Johnがゲイだとは知らなかった。知ってたらやらなかったよ”だと。そう言ったって俺は“聞いた”ぜ。まったく、どういう頭をしてるんだか理解できないね」

'80年代にはBeastie Boysも今のEminemと同様、“女性蔑視”と言われていた。Horovitzは最近のヒット曲はあまり聞かないという。それよりも、自分で曲を作るほうを好んでいて、特にBeastie Boysのドラマー、Amery "AWOL" Smithとのサイド・プロジェクト、BS2000に力を入れている。このプロジェクトのアルバム『Simply Mortified 』は現在発売中。

Darren Davis、ニューヨーク
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