レイジのTom Morello、Abu-Jamal事件の判決を“多大な勝利”と評価

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警官殺害犯として20年前にMamia Abu-Jamalに下されていた死刑判決が、12月18日(火)に覆された。司法制度における人種差別を訴えるAb-Jamalを長年にわたって支持してきたRage Against The Machineのギタリスト、Tom Morelloは、今回の決定を“正義に向けた多大な勝利”だと語った。

Morelloは次のようにコメントしている。
「大衆からの永続的な抗議により、とりあえずはこの政治犯の首から絞首台の縄が外された」「忘れるな。これは法廷内と一般社会の両方で係争中の事件だということを。この戦いはまだまだ継続していくが、今日の裁定は祝うに十分に値するだろう」

フィラデルフィアの連邦裁判所の裁判官は、当時の判決において陪審員は、たとえ軽減事由があるとの意見が満場一致でなかったにせよ、そうした事由を考慮、検討することができたはずであったと述べ、この裁判において陪審員への説示や評決方法に問題があったとの裁定を下した。

今回の決定でペンシルベニア州には、180日以内に新しい処罰宣告のための審理を行なうか、終身刑を宣告するよう命じられた。上訴することも可能である。だが、Abu-Jamalのその他の主張は退けられ、再審要求は却下された。

Abu-Jamalは'81年にフィラデルフィアの警察官、Daniel Faulknerを殺害したとして約20年前に死刑を宣告された。しかし、彼はずっと無実を主張している。その後の年月の中で、Abu-Jamalは事件の再審へ向けた戦いだけでなく、司法制度自体が人種差別的であり、政治的ご都合主義で成り立っていると文章で訴えている。

Faulkner巡査の未亡人、Maureen Faulknerは今回の決定についてAP通信にこう語っている。
「怒ってます。怒りで一杯だし最悪です」

Neal Weiss Los Angeles LAUNCH.com
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