エミネムの“Kill You”が著作権侵害で訴えられる

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Eminemのアルバム『The Marshall Mathers LP』は9つめのプラチナ獲得が目前だが、ここに収録された“Kill You”について、3月28日(木)、マンハッタンにある連邦地方裁判所でEminemとレーベルのInterscope Recordsが著作権侵害で起訴された。

訴えたのはフランス人ピアニスト/コンポーザーのJacques Loussierで、“Kill You”には彼の曲“Pulsion”の一部が無断で使用されていると主張しており、アルバムの発売停止と1000万ドルの損害賠償を求めている。

Eminemは、“Kill You”で母親のこと、そして女性の殺害についてラップしており、次のような毒のある言葉を吐いている。“Bitch I'ma Kill You/You don't wanna fuck with me/Girls neither--you ain't nothing but a slut to me(Bitch、殺してやる/俺を怒らせるな/Girls、お前らもだ―俺にとっちゃお前なんか売女以外のなにもんでもねえ)”

ジャズとクラッシックの融合で知られるLoussierは、'34年にフランスのアンジェで生まれ、10歳の頃からピアノを弾き始めた。'50年代後半にPlay Bach Trioを結成。現在までに数多くのアルバムをリリースしており、合計で600万枚以上の売上を記録している。Eminemの広報担当は、今回の訴訟についてコメントはないとしている。

Billy Johnson Jr., Los Angeles LAUNCH.com
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