ストーンズのクラブショウは「素敵で、くつろいだもの」とミック・ジャガー

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8月16日(金)、Rolling Stonesがオンタリオ州トロントでメジャーツアーのスタート前にクラブショウを行なったが、それはなぜか? 答えは、クラブでのショウが通常のショウと違い、Stonesのプロダクションにつきまとっているすべてと無縁だからである。

トロントのPalais Royale Ballroomのバックステージで、Mick Jaggerは、こうした1回限りの日程を楽しめるのはなぜかと訊かれ、次のように答えている。

「考えることも多くないし、大勢のプレスもいなけりゃ、でかいテレビもない。そういうものじゃなくて……ただ、素敵で、くつろいだものなのさ」

Rolling Stonesは、9月3日のマサチューセッツ州ボストン、FleetCenteで始まるLicksワールドツアーを前に、81年前に建てられたオンタリオ湖を望むPalais Royale Ballroomで15曲のセットをプレイ、1000人のファンとVIPを集めた。セットでは数多くのヒット(“It's Only Rock & Roll (But I Like It)”“If You Can't Rock Me”“Honky Tonk Women”“Wild Horses”“Happy”“Can't You Hear Me Knocking”)がフィーチャーされたほか、バンドのニューシングルで、次作のグレイテストヒッツ・コレクション『Forty Licks』に収録される4つの新曲のうちのひとつ「Don't Stop」も初披露された。『Forty Licks』は10月1日に米国発売予定(日本発売は9月26日)。

ショウの一部はバンドのオフィシャル・サイト(rollingstones.com)で観ることができ、“Multi Media”のセクションではショウを締めくくった「Brown Sugar」のクリップが2分近く掲載されている。

Rolling Stonesがトロントのクラブでツアー前にライヴを行なったのはこれが4度目。彼らは'77年、現在は閉鎖されているEl Mocamboで2夜にわたるショウを行なった。その中の数曲は『Love You Live』に収められている。また'94年にRPMで、'97年にはHorseshoeでもプレイしている。バンドは他にも、'89年のSteel Wheelsツアーのオープニング前に、コネティカット州ニューヘイヴンのToad's Placeでサプライズ・ショウを行なっている。

Bruce Simon, New York (C)LAUNCH.com
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