Run-D.M.C.、引退を表明

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Run-D.M.C.の残されたふたりのメンバーが、引退することを正式に表明した。このニュースは11月6日(水)、殺されたメンバーJam Master Jay(Jason Mizell)の遺族に対する経済サポートについて開かれた記者会見の場で発表された。

メンバーのRunは集まった人々に向かってこう話した。「我々はAerosmithKid Rockとツアー中だったが、これ以上パフォーマンスはできない。Jay抜きのRunとD.M.C.を観たいとは誰も思わないだろう。Jayは間違いなくグループの1/3だった。テレビで多くの人が、“彼は……グループの重要なメンバーだっただろうか?”と言っているのを見た。そうに決まってる。我々はお金を3等分していた。だから、12月のKid RockとAerosmithとのツアーに戻ることはできない」

Runはさらに続けた。「Run-D.M.C.は正式に引退する。新しいDJを迎えてファンの前に立つことはできない。ドラマーを替えることができるロックバンドはいる。“君ら3人がオリジナル・メンバーなのかい?”と訊いてくる人もいる。俺が言えるのは“3人のオリジナル・メンバーでやる以外考えられない”ということだ……。だから我々は引退する。なにか仕事はあるかい?」

Jam Master Jayは、10月30日(水)の夜、クイーンズ、ジャマイカ地区にある彼のレコーディング・スタジオで殺害された。スタジオに侵入したふたりの犯人は、休憩中にビデオ・ゲームをしていたJayの頭を狙い発砲したといわれている。現在も警察が事件を捜査中。

Yves Erwin Salomon, New York (C)LAUNCH.com
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