ガンズ・アンド・ローゼズ、N.Y.のマディソン・スクエア・ガーデンでライヴ

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Guns N' Roses(GNR)のコンサートが12月5日(金)にニューヨークのMadison Square Gardenで開かれ、再編されたバンドのツアーとしては最初のソールドアウト公演となった。W. Axl Roseを除いて全く新しいメンバーで構成されたGNRは、大掛かりなショウとミュージシャンシップを持って観衆を圧巻したが、長年の根強いファンにはその新しいイメージと音楽的アプローチが不可解だったようだ。

Roseにはショウ全体で焦点が当てられ、「Welcome To The Jungle」「My Michelle」「It's So Easy」「Out Ta Get Me」といった'80年代の『Appetite For Destruction』時代のヒット曲を切り裂くようなハイトーンで放っていた。次のアルバム『Chinese Democracy』からの新曲も、NYのファンの厳しい目や誰もが全く初めて聞く曲という事実を考えるとウケが良かった。

新成GNRのメンバーは、独特で普通ではないステージ・パーソナリティを披露した。ドラマーのBrainはP.O.D.からそのまま抜け出てきたようで、キーボーディストのDizzy Reedは典型的なロック・ファッションに身を包み、童顔のTommy Stinson(元Replacements)はLinkin Parkのメンバーと錯覚するほどだ。Robin Finckは頭の一部を剃り、白いスーツに黒い帽子と、『A Clockwork Orange(時計じかけのオレンジ)』の中から出てきたようで、同じくギタリストのRichard FortusはNine Inch Nailsそのものといった感じだった。

中でもリードギターのBucketheadは最も奇抜で、ケンタッキー・フライドチキンのバケツを頭にかぶり、そのマスク同様、ショウの一部ではクリスマス・ライトを飾りつけた場面もあった。彼はソロの中で『Star Wars』のテーマをはじめとする様々な曲をプレイし、またヌンチャクとロボットの動きを組み合わつつ、格闘技の技を次々と披露した。ソロが終わると不気味な音楽に合わせ、袋から何やら小さなオモチャを取り出して観客に向かって投げていた。

新バンドへの観衆の反応をよそに、エネルギッシュなRoseは満席の会場を前にプレイできて嬉しかったようだ。彼は心からオーディエンスに感謝し、バンドには「みんなが必要なんだ」と語った。

Guns N' Roses NYライヴのセットリストは次の通り:

「Welcome To The Jungle」
「It's So Easy」
「Mr. Brownstone」
「Live And Let Die」
「Knockin' On Heaven's Door」
「Think About You」
「You Could Be Mine」
「Sweet Child O' Mine」
「Out Ta Get Me」
「November Rain」
「Chinese Democracy」
「Madagascar」
「Rocket Queen」
「The Blues」
「My Michelle」
「Patience」
「Nightrain」

アンコール
「Paradise City」

Darren Davis, New York (C)LAUNCH.com
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