シュグ・ナイト、仮釈放規則違反で逮捕される

ツイート
報道によるとTha Rowの中心人物であるMarion“Suge”Knightが12月23日(月)、仮釈放規則違反の容疑で逮捕された。もし有罪になれば、Knightは再び1年間収監される可能性があると、当局は『Los Angeles Times』紙に語っている。

Knight(37歳)は月曜日の午後、カリフォルニア州のバンナイズで保護監察官と面談した後、郡保安官代理によって逮捕された。

Knightの弁護士David Z. Chesnoffは、逮捕はショックだと『Times』紙に話している。「Knight氏は、あらゆるトラブルを回避すると同時に、ヒップホップのレコーディング・コミュニティで活動し続けることに全力を注いできた」「彼の交友関係に、仮釈放監察委員会が好ましく思わない人々がいる可能性はあるが、仮にそうだとしても、それはミュージック・ビジネスに直接関係するもので、それ以外の何ものでもない」

当局はL.A.の報道各社に対し、Knightがギャングのメンバーと思われる人物らと関係を持ち、今回の仮釈放規則に違反している可能性があると説明している。

先月、カリフォルニア州、ビバリーヒルズにあるTha RowのオフィスやKnightが各地に所有する自宅など、16の場所が175人の郡保安官代理によって家宅捜査された(11/17ニュース)。これは殺人事件および殺害共謀に対しカリフォルニア州とネバダ州で発行された17の令状の1つに従ったもの。数日後、『Times』紙はKnightの知り合いの3人、Kordell Depress Knox(37歳)、Michael Payne(25歳)、Theodore Kelly(29歳)が、対立関係にあったギャング・メンバーの殺害を共謀した疑いで逮捕されたと報じた。

法律上の問題にもかかわらず、The Rawはビジネスを続けている。レーベルは先日、「Thugz Mansion」を含む故Tupac Shakurの過去の未発表曲を収録した2枚組CDセット『Better Day Dayz』をリリースしたばかり。

Knightは、'92年に暴行および連邦銃規制違反で逮捕された前科がある。このときは保護観察処分を受けたものの、'96年にラスヴェガス・ホテルのロビーで、Death RowのスターだったTupac Shakurを含む仲間と一緒に、対立していたギャングのメンバーに暴行しているところをビデオに撮られ、仮釈放規則違反で4年半収監された。この事件の3時間半後('96年9月7日)、ラスヴェガスの大通りをドライヴしていたKnightとShakurの車が銃撃され、Shakurが死亡、Knightは負傷した。

『L.A. Times』紙は、この銃撃事件がその前に起きた暴行事件と関連があり、Shakurのライバルである東海岸のラッパーNotorious B.I.G.がその資金を提供したと報道した。ラップスターのNotorious B.I.G.、本名Christopher Wallaceは、'97年3月にLAで走行中の車から銃撃を受けて死亡している。どちらの殺人事件もまだ解決先されていない。

(C)LAUNCH.com
この記事をツイート

この記事の関連情報