オジー・オズボーンとメタリカ、互いにメンバーをトレード

元MetallicaのベーシストJason Newstedが、Ozzy Osbourneのバンドに参加する契約を結んだ。3月17日（月）、カリフォルニア州ノース・ハリウッドのリハーサル・スタジオで行なわれた記者会見で正式に発表されたもの。NewstedはZakk Wylde（G）、Mike Bordin（D）、そして新しくボスとなったOsbourneと共に、「War Pigs」「Believer」「No More Tears」「Crazy Train」のとどろき渡るような4曲をプレイした。

「かなり興奮してるよ」とOzzyはNewstedの参加について話している。「彼のプレイするベースはずっと好きだったんだ。彼はどのバンドにとっても貴重な存在だと思う」

先日、Ozzyのバンドでベースを弾いていたRobert TrujilloがMetallicaへの参加を発表。長い間空いていたNewstedのポストを埋めることになり、結果的にトレードという形になった。Osbourneはこの展開に満足しているという。

「Robert Trujilloがよくなかったわけじゃない。でも変化するのも大事だろう？　Robert Trujilloは素晴しいベーシストだ。Metallicaでも上手くいくだろう。俺は彼らが上手くいくことを祈ってる。Metallicaと仲が悪いわけじゃない。俺達はいい友達だし、誰かが誰かを嫌ってるってことはない。“OzzyがLars（Ulrich）をアホだと言った”なんて言わないでくれよ。Larsはいいドラマーだ。Metallicaは好きなバンドのひとつなんだ。でもまぁ、からかったりはするけどな。全部、冗談みたいなもんだよ」

Newstedは、新しい仕事は以前とそっくりの夢のギグだと話している。「そういう感覚を追い続けてる。それが俺の言いたいことだ。“もうここまでやった。アルバムもたくさん売ったし、これで満足だ。これでいい。もう止めよう”って言う人はたくさんいる。そう、Metallicaは8500万枚だかのべらぼうな数のアルバムを売った。でも、挑戦し続けたいんだ。ガレージで初めてジャムったときみたいに、一緒にストップしたり、一緒にスタートする。“なんてスゲェんだ！”って感じだよ。そういう感覚があるんだ。俺はそれを追い求めてる」

新生Osbourneバンドは、8日間の日程が組まれているカナダ・ツアーの初日、6月1日のバンクーバー公演でお披露目される予定。アメリカのファンは、6月23日にテキサス州セルマで始まるOzzFestでその姿を見ることができる。もちろん、OzzFestにはNewstedが最近関わっているVoivodも出演し、2ndステージでパフォーマンスする予定になっている。

Trujilloは、3月14日（金）のラスベガスのショウを最後にバンドを脱退している。

Neal Weiss, LA (C）LAUNCH.com