最新作『Up!』で本来の歌声を聞かせるシャナイア・トゥエイン

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Shania Twainの最新作『Up!』は彼女いわく、自分の自然な歌声に最も近い作品だそうだ。スタジオでの作業はいつも、彼女に少しばかり居心地の悪い思いをさせるという。というのも彼女はまだアルバム3枚分しかレコーディングの経験がなく、あまりスタジオに慣れていないからだ。

Twainはスタジオで歌うときの気分を、カメラで覗きこまれることにたとえている。つまり、いつもとはちょっと違った振る舞いにならざるを得ないということらしい。

「ギターを手にして歌ったり、曲を作るときに口ずさんだり――そんなふうに歌うことがマイクを前にするとまるでできなかったの。1stアルバムを録った時は、スタジオって私にはほとんど未知の場所だった。そのあともたった2枚出しただけ。だから、変な話、まだ十分にスタジオ経験を積んだとは言えないの。自分の本当の気持ちをマイクを通して歌に込めるということを、ちゃんと学んだことがないのよ」

彼女のヴォーカリストとしての本質が最も現われるのは、ギターを抱えてひとりで歌っているときだそうだ。夫であり、プロデューサーでもあるMutt Langeは、彼女がスタジオでも本来のサウンドを再現できるようにと心を砕いてきたが、彼女によれば、ときにはそれが彼自身のフラストレーションとなっていたという。

「面と向かって歌ったり、アコースティックで歌ったりするときのようには自然にいかなかったし、表情豊かにもなれなかった。曲作りのパートナーでもあるMuttは、過去2作でも相当なフラストレーションを抱えながら、いつも私から真の音を引き出そうとがんばってくれたわ。最新作ではなんとかそれができたと思う。少なくとも、前よりはぜんぜんマシなはずよ」

マルチプラチナとなったアルバム『Up!』からの最新シングルは「Forever And For Always」だ。

Margy Holland, Nashville (C)LAUNCH.com
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