ヨーコ・オノ、McCartney-Lennonのクレジットは「つまらないこと」、訴訟は考えていないと表明

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John Lennonの未亡人Yoko Onoは、再リリースされたBeatlesの曲におけるクレジットの順番について、Paul McCartneyとは争わない意向だ。'62年以来、John LennonとPaul McCartneyが作ったBeatlesの曲には、2人がお互いに単独で作ったとしても、“Lennon-McCartney”とクレジットされていた。McCartneyは、'02年のライヴ・アルバム『Back In The U.S.』と、今年ヨーロッパでリリースされた『Back In The World』の中の曲で、クレジットの順番を“McCartney-Lennon”に変更すると発表し、ファンを驚かせてOnoの怒りを買った。

McCartneyは、これはLennonの威信を傷つけようとしているのではなく、“はっきりさせるため”の自分なりのやり方だと主張している。昨年のロイター通信のインタヴューで、McCartneyは自らの立場を弁護し、次のように語った。「個人的には、“Strawberry Fields”や“Help”といったJohnの曲に傷がつくとは思わない。“Lennon & McCartney”となっているのだから。でも、“Let It Be”や“Eleanor Rigby”といった僕の曲には、“McCartney & Lennon”とクレジットされるべきだ」

最近の『Rolling Stone』誌のインタヴューで、BeatlesのドラマーRingo Starrは、McCartneyは変更する前にOnoと相談すべきだったと話している。「彼は何年も前から替えたがっていた。理由は言えないけど……、そのうち本人から説明があるだろう。でも、彼のやり方はちょっと感心しないね。Yokoといっしょに公式に行なうべきだったんだ。しかし、彼はそうしなかった。ああいうやり方は間違ってるよ」

OnoとMcCartneyはこれまで常に緊張した関係にあり、McCartneyがクレジットを入れ替えたときに、多くの人はOnoが訴訟を起こすと考えていた。しかし、イギリスの『Daily Record』のインタヴューで、Onoは「何年も経っているのに今になってこんなことをするなんて、どうかしているし、つまらないことだと思う。彼がそうしなければならないと感じているなら、好きにさせてあげようと思うわ」と語った。

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