『SMILE』から匂い立つ“スガ シカオ汁”は、そのリズム感に訳がある

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5月7日にリリースされたスガ シカオの6作目のアルバム『SMILE』。前作から1年半ぶりに届けられたこのアルバム作りでスガが重点を置いたのは、いかに楽曲から“俺汁”を匂い立たせるか、ということだったらしい。“俺汁”。つまり、スガ シカオのオリジナリティを作品に充満させる、ということだ。

「自分のオリジナリティが出たファンクになるようにっていうのは、気ぃ遣ってますけど。ひとつには、リズムのタイミングとかね。ファンクって、そういうのが曲のキャラクターになるんですよね」と言うスガは、その独特なリズムのとりかたについて、次のように語っている。

「歌うときにベースとキック(バスドラム)しか聴いてないんですよ。だから、そこがしっかりきてないと歌が歌えなくなっちゃうっていうのもあるし。ベースは極力自分で弾かないと、音楽として成り立たなくなっちゃうときがありますね。僕のベースはスネアで切らないで歌と云々で切っていく、みたいな感じなんで、ベーシストの方たちには気持ち悪いってよく言われるんですけど」

こうした彼一流のリズム感が、『SMILE』の旨み成分なのである。
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