祝・メジャーデビュー&レコ発ワンマンもやるよ!

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高校時代の同級生だった植木雄人(Vo & G)と上野智文(G)が中心となり、
2000年に結成したOO TELESA(ダブルオー・テレサ)。
映画「007(ダブルオーセブン)」の男らしさと、マザー・テレサの優しさを併せ持ちたい、
というバンド名の由来通り、荒々しい突進型のバンドサウンドで
哀れみもひっくるめた“愛”を歌う。
2003年には曽我部恵一のツアー・メンバーとしてライヴをサポートするなど、
その圧倒的なライヴ・パフォーマンスはお墨付きの彼らが、
いよいよ待望のメジャー・デビューを果たした!

髪の先からつま先まで、満足させたいですね!(植木)


インタヴュー映像




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「喜劇王」PV




「倉庫と倉庫の狭間で撮影したんですけど、
ホント、働いてる人がタバコ吸いに来る
ようなところでした(笑)」(植木談)

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NEW ALBUM

『ダブルオー・テレサ』

2003年10月22日発売
CRCP-40044 2,667(tax out)

1. 喜劇王
2. EMMA
3. 恋風吹けば
4. SUNDAY SUN
5. トーキョースクランブル
6. 星降る夜に
7. ラ・ラ・ラ
8. 無限遊戯
9. 組曲:可憐
10. トモのロックンロール
11. TORYANSE
12. 電光石火


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LIVE information


★2003/12/08(mon) 新宿LOFT(ワンマン)
 【問】03-5272-0382(新宿LOFT)

★2003/12/18(thu) 下北沢club Que
 【問】TEL 03-3412-9979(下北沢club Que)

★2003/12/22(mon) 大阪LIVE SQUARE 2nd LINE
 【問】06-6357-4400(サウンドクリエーター)

★2003/12/23(tue) 下北沢GARAGE
 【問】03-5454-7277(下北沢GARAGE)

★2003/12/31(wed) 新宿LOFT
【問】03-5272-0382(新宿LOFT)

詳しいライヴ情報他、アノTV番組に
ゲリラ出演したときのレポートなど
メンバーのコラムも充実のオフィシャルサイトはココ
(↓)
http://www.geocities.co.jp/MusicStar-Live/7743/

――結成のいきさつは?

植木雄人(以下、植木/Vo & G):

僕と上野クンが高校の同級生で、席の前と後ろだったんですよ。植木と上野だから、出席番号が並んでてね。それで「ギター持ってるんだ、バンドやろうよ」って話になって、そのまま一緒にバンドして、来年で10周年(笑)

――長い付き合いですね。

上野智文(以下、上野/G):

一時期は1日に1回は電話が必ずあったんですよ。今は3日に1回(笑)。

植木:

僕、寂しがり屋なんですよ。かまってよって。

――そして2人に村田好隆さん(Dr)と大塚謙一郎さん(B)が加入すると。

上野:

1回ベースは替わってるんですけど、大塚も高校の同級生なんです。

植木:

うん、だから存在は知ってた。B'zT.M.Revolutionをカヴァーしてる、ちょっと路線の違うヤツだと(笑)。

――でもバンドに誘ったんですよね?(笑)

植木:

人間的に面白いヤツだったからね。

音楽好きでギター持ってたら一緒にやるしかない(笑)

――そういうお2人は高校時代、どんな音楽を聴いていたんですか?

植木:

僕はおしゃれな渋谷系。コーネリアスとかね。あとブリットポップ!

上野:

僕はハードロック。

――そんな接点のない2人が…!

植木:

高校なんて小ちゃな小ちゃな世界じゃないですか。もう音楽好きでギター持ってたら一緒にやるしかないと(笑)。

――最初、バンドってコピーから始まると思うんですが、選曲に困りませんでしたか?

植木:

いきなりオリジナルやった。コピーできなかったんだよね(笑)。そのスタンスはパンクですよ。弾いてるコードとメロディも、最初は全然合ってなかったもんね。

上野:

うん。植木が曲作ってきたから、自然とそれやってたよね。

植木:

最初は英語でデタラメに歌詞作って歌ってたんだけど、そのうちちゃんと伝えたいって思って。長くやってきて、遊びの延長じゃダメだなって思ったんですよね。それから日本語で歌って、ちゃんと曲も作ろうと。上野クンも徐々に曲書くようになったしね。もう上野クンの成長が、ダブルオー・テレサの成長そのもの! そして上野クンがいいギターを弾けばそれで嬉しい!

上野:

あはは。普段、そんな誉めたことないのに(笑)。

植木:

(誉め)返してこいよ! まあ、このジレンマがね曲作りに反映されるんですよ。こいつを通して世間を見てますから(笑)。

CD屋で、見慣れたコーナーとは違うところにあるな、と

――そうやってバラバラな4人が集まって、どうやって収束していったんですかね?

上野:

それは植木を中心にみんなが動いてるってところかな。

植木:
好きで聴いてるバンドみたいなこと、まんまやろうって人間たちじゃなかったから。僕、曲作って、そこに答えが見えてるんですよ。そこへ4人で進もうってやり方ですよね。気持ちを投げ掛けて、
それからメンバーでもめることはよくあるよ、“なにやりてーかわかんねーよ!”って。

――そうしてインディーズで活動しつつ、メジャーデビューとなるわけですが、違いを感じますか?

上野:

ん~。CD屋で見慣れたコーナーとは違うところにあるなと。

植木:
うん、全国で僕らのCDが手にとりやすくなったなってのは嬉しい。バンドとしてメジャーだからインディーズだからってのは、ないな。それは俺らが決めることじゃなくて、周りの人達が判断すればいい。

――今作『ダブルオー・テレサ』は、昭和の匂いがしつつ、バンドのライヴ感たっぷりなロック作ですね。

植木:

3日間で、ほとんど一発録りしましたね。時間が限られてたのもあったし、そのなかで今まで以上のものが出せるのってなんだ?と思ったら、こうなりましたね。でもこれは録る前から決めてた。


上野:

以前もライヴっぽく一発録りでしたこともあったんだけどね。

植木:
うん、そのときはまだまだ満足できなかった。それをもっといい部分を引き出して、俺らはこういうバンドだって提示したかったですね。

――「喜劇王」という曲が1曲目に収録され、ラストの「電光石火」の歌詞のなかでも"喜劇王"って言葉が出てきますが、これは?

植木:

僕のなかで"喜劇王"って哀れっていうか。新宿のガード下で歌ってるあんちゃんの気持ちで作ってるんですよ。「俺、こんないい歌うたってるのに分かってくれないかなぁ」って。で、そうやって考えて考えて最後に行き着くのはやっぱ愛だよな、って。それが「電光石火」なんです。ディスコミュニケーションってのは常々考えてて。それは結構表現の元になってる。バンドでポジティブに、思いっきり出せてる。

――そうやって、ダブルオーの作品はネガティヴになりがちなテーマをポジティヴにさらけ出してるんですね。

植木:

うん。笑い飛ばさないと。その構造が喜劇じゃないですか。やめらんないぜって哀しき構造。

――「トーキョースクランブル」では東京の地名がいっぱい出てますよね。しかも、この取材現場、赤坂の名前もありますね。

植木:

ちょっとね、嫌いな、近寄りがたい東京の地名を並べてみました! ってウソです。ん~なんだろ、僕ら川崎なんだけど、やっぱ東京って都会。しかもここに挙げた地名ってど真ん中な感じでしょう。赤坂とかもサングラスかけた大門軍団みたいな方々がいそうじゃないですか! でも、赤坂、好きになりました!

――ほかにも歌詞で<汽車><学生街><白いワンピース>といった言葉を使った、ストレートにロマンチックな曲もあったりで、全体的にちょっと懐かしい日本的な感じがするのですが、ご自身では意識してるのですか?

植木:

僕はね、侘び、寂び、劇画! これが好きだからこの勢いで作った。歌詞で漢字をいっぱい使って言葉遊びしたり、バカだなぁってこと詞にしたりするけど、なんかね、そこが好きなんですよ。

――そしてライヴ感も詰め込んだアルバムですが、ダブルオーにとってライヴってどういう現場ですか?

植木:

ホントにライヴは好きですからね。ライヴって……なんかの発表の場っていうよりは、気持ちのハッテン場だな。今度ワンマンあるけれど、髪の先からつま先まで満足させたいですね!


取材・文●星野まり子

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