ジョージ・ハリスンの遺族、医師を訴える

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ジョージ・ハリスンの遺族が、ハリスンを治療した医師を相手に1,000万ドルの訴訟を起こした。遺族の訴えによると、スタテンアイランド在住の癌専門医であるレダーマン医師は、病床で苦しむハリスンに対し、自分の息子のためギターにサインするよう強要したという。

遺族は、死期がせまり衰弱したハリスンが「もう、自分の名前を正しく書くことができるかさえわからない」と断ったにもかかわらず、レダーマンは「そんなこと言わずに、できるでしょう」と言いながらハリソンの手を握り、無理やりギターにサインをさせたと訴えている。

ハリソン側の弁護士は、「ジョージは事実上、死にかけていた。医者は、自分の立場を利用してこんなことをすべきではない」と話している。

レダーマンとハリスンの遺族の間でトラブルが起きたのはこれが初めてのことではない。患者であるハリスンの事前の同意なしに、彼の最後の様子をマスコミに公表したおしゃべり好きの医師は、'02年の春、遺族の苦情を受けた州衛生局から取調べを受けている。このときレダーマンは、機密規定違反にあたるとして5,000ドルの罰金を科せられた。

Ako Suzuki, London
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