JOSH:ラッキーなことにドラムスだけは友達が手伝ってくれて、そいつは今はモリッシーのバンドにいるヤツなんだけど、彼がデモ作りを手伝ってくれた。そして20曲ぐらいいったところで、今度はスラッシュから連絡が来て、キースと俺に、LAのキー・クラブでランディ・カスティーヨのベネフィットがあるんだけど一緒にやらないかと誘いを受けたんだ。もちろんってことですぐに話は決まり、結局俺とキースとスラッシュとダフ(・マッケイガン)とマット(・ソーラム)の5人で"Paradise City"、"It's So Easy"、"Lit Up"、"Nice Boys"、"God Save The Queen"の5曲を演奏した。その時の雰囲気は文字通り爆発的で、マジに、もう一度バンドやりてーなって気持ちにさせられたんだ。だからギグの後、キースと二人で「凄く良かったから、連中に電話して、もっと何かやりたいか訊いてみよう」って話をしたんだ。そして連絡を入れると、実は彼らも同じ気持ちだったことが判明して、すぐに集合して、1ヶ月ぐらいの間に9曲書くことができた。その間は本当に楽しくて、ものすごくエキサイティングで、凄く盛り上がっていた。ところが、ある日突然、スラッシュの独断でプロジェクトはストップしてしまった。「もうおしまい」ってね。
JOSH:「求む、シンガー。傾向、AT THE DRIVE IN&DEFTONES」みたいな文章だったよ。クールだろ? で、蓋を開けてみたら、その広告の主はユタ州ソルトレイク出身の4人組で、LAに移住してきたということだった。するとすぐに電話がかかってきて、リハーサル・ルームに行った。驚くべきことに、彼らの演奏はとっても良かった。で、部屋に入っていったら、ギターのジェッシーが俺だってことに気づいて、これまた驚いてた。でもまあとにかく楽しもうよってことで、軽い気持ちでジャム・セッションを始めたらこれが楽しくてさ。しかも、彼らにはちゃんとオリジナル曲もあるんだってことに気づいて、すぐその場で、いろんなメロディをアドリブで歌い始めたんだ。その時"Circles"と"Burn"のメロディが生まれた。とにかくすごくいい雰囲気で、最初は半分冷やかしが入っていた自分も最後には真剣になっていて、ぜひこいつらとやってみたいと思ったんだ。そこでさっそくスタジオを借り、週5日体制で曲作りを始めた。