C.W.ニコル インタヴュー

ツイート

ゴミの分別はしてますか? 電気の無駄使いはしてないですか?
そうした日々の小さなコトで、地球の寿命は変わります。
ということで、“地球に感謝し、美しい地球を守る意識を共有する日”をテーマに、
毎年4月22日の“アースデイ”に、1970年から世界各地で行なわれてきた
<アースデイ・イベント>が今年も開催されます。
東京の会場(代々木公園周辺)では、ハウンドドッグをはじめとするライヴ・パフォーマンス、
オーガニック・フードのカフェやエコ体験など、様々なイベントが行なわれる予定。
また、タワーレコード渋谷店では<アースデイ東京 2004>開催に合わせて、
4月10日から4月25日までの予定で、
フジロックをはじめ昨年の夏フェスで回収されたペットボトルを原料にした
“再生ポリペット”素材のショッピングバッグを使用。
音楽業界にも、確実にエコロジーの輪は広がっています。
地球のためにできることを、個人レベルからでも始めませんか?
そんな想いを持ちながら、<アースデイ東京2004>実行委員会委員長の
C.W.ニコル氏にお話を訊いてきました。

60歳を超えたロックファンがアースデイの親父ですから。来て!(笑)


<アースデイ東京2004>

■4月17日(土)、18日(日)
 代々木公園イベント広場一帯

★アースデイ・コンサート
【17日】アナポーニャ、田野城寿(Sax)+武田双雲(書道)パフォーマンス、はじめにきよし、渋さ知らズオーケストラ ほか
【18日】窪塚洋介+A.K.A.+空水(楽曲提供:坂本龍一)、DACHAMBO、ハウンドドッグ ほか

★アースガーデン
 NPO/NGOの出展。エコ雑貨や有機食品など、自然派の品々が並ぶフリーマケット。
★アースデイ・キッチン
 オーガニック・エスニックフードの提供。使用する食器は使い捨てではなく、洗って返却します。
★ヘンプ体験村
 ヘンプ(麻)オイルマッサージ、アクセサリー、ヘンプ建材など、ヘンプを使った体験企画。

■4月25日(日)
 明治神宮参集殿
★BeGood CafeVol.64 アースデイ・スペシャル
 これから一年間、みんなで環境を守る宣言をオープン・ミーティングで討議。
ゲスト:C.W.ニコル、枝廣淳子、辻信一、窪塚洋介、中嶋朋子
協力参加費:2,000(会員1,000)

上記以外にも、都内各所で関連イベントが開催されます。詳しくは、公式サイトをご覧下さい。



記者発表
 2004.3.17




映像を見る




▲記者発表での一コマ
C.W.ニコル(以下、ニコル):大勢の人が集まって、楽しんで、これからの世界はどうすればいいのかと考える。そこには音楽があったり、いろんなイベントがある、明るい場になるんですよね。暗いニュースばかりでしょ? 僕個人は、ロックが大好き! 僕はハウンドドッグのみなさんの音楽を聴いたことはあるけど、ゆっくりと話したことがなかったんですよ。話してみたら、本当にイイお兄さんたちですよ。ファンの人たちにとって、自分の大好きなグループが環境のことも考えてるっていうことは、自分たちも考えたほうがいいのかなぁと思うきっかけになる。何で考えているのかっていうこともね。

――<アースデイ東京>は、みんなで楽しく過ごしながら地球のことについて考える、ということがイベントの主旨ですが、何かルールはありますか?

ニコル:
人の嫌がることをしない。嫌な言葉をかけたり、喧嘩したり、ゴミを捨てたり。当然のことですよね。あとは楽しめばいいよ。このお祭りで、隣の人に話し掛けたりするのは、ぜんぜん変じゃない。祭りと一緒ですよね。心や考えの市場だと思います。ひとつの神や一人の政治家のためじゃなくて、地球全体のことですから。英語で言うと、Earth Fairというニュアンスですね。

――記者発表の場で、窪塚洋介さんが「石油を独り占めしようとする人がいるから戦争が起きる。人の手で栽培できる麻をエネルギー源とすれば戦争なんて起こらない」というようなことをおっしゃっていましたが、ニコルさんとしてはどう思われますか?

ニコル:
僕は彼よりずっと年上で、いろんなことをやってきてますから……。そう単純なことじゃないな。しかし、僕も昔から見てきてね、今度の戦争の元は石油だよ。どう見ても石油だと思います。

――平和のためには、環境を守ることも不可欠ですか?

ニコル:
当たり前ですよ。僕はエチオピアで国立公園を作るために、山賊と密猟者と戦って、203人を捕まえて、うち1人を殺しました。もし、僕の家族に誰かが攻めてきたら、僕は止めます。でも僕は、誰かの家族を攻めたくないし。平和のほうが楽しいし、いろんなことができる。音楽も大事ですから。

――では最後に、BARKSを見ている音楽ファンにメッセージをお願いします。

ニコル:
ブライアン・ジョーンズは僕の後輩なんです。昔はローリング・ストーンズの用心棒も務めました。そんな、60歳を超えたロックファンがアースデイの親父ですから、来て!(笑)

C.W.ニコル
作家。ナチュラリスト。(財)C.W.ニコル・アファンの森財団理事長。
1940年、イギリス、南ウェールズ生まれ。17歳でカナダに渡り、北極地域の野生生物の調査を行なって以降、カナダ政府の漁業調査局、環境局技官として12回におよぶ北極地域の調査を行なう。'62年に空手修行のために初来日し、'81年から長野県黒姫に居を構え、作家活動に入り、エッセイや公演などを通し、環境問題に関する積極的な発言・行動を起こしている。










取材・文●望木綾子

この記事をツイート

この記事の関連情報