全員がストリート・ミュージシャン出身のザ・ルーズドッグスがついに1stアルバム『スタート』をリリース 全曲試聴+PV+インタヴュー

ポスト
 

全員がストリート・ミュージシャン出身のザ・ルーズドッグスが
ついに1stアルバム『スタート』をリリース 全曲試聴+PV+インタヴュー


ザ・ルーズドッグスが1stアルバム『スタート』をリリースした。
毎週出演中のフジテレビ『SDM発i』エンディング・テーマ「ドーナツ化現象」を含む全12曲入り。
福井県出身、全員が元ストリート・ミュージシャンで、メイン・ヴォーカルを取れ、
さらに作詞作曲もできるというユニークな才能を持った彼ら。
懐かしさと新しさの同居した、サウンドを展開する彼らに話を訊いた。


これを聴けば僕らのことが分かるアルバムになったと思います

最新アルバム

『スタート』

tearbridge records
TBCD-1012 2,000(tax in)

1 ドーナツ化現象
2 革命の日
3 FINE
4 コバルトブルーの下で
5 ドライブ
6 ロマンチック
7 ブーケ
8 駒沢公園
9 手拍子
10 恋のうた
11 投げ捨てろ
12 テンガロンハット


ビデオ・メッセージ

ビデオ・メッセージはこちら


「ドーナツ化現象」PV試聴

「ドーナツ化現象」PV



「ドーナツ化現象」30秒スポット



「ドーナツ化現象」15秒スポット


インターネット・ラジオ
ザ・ルーズドッグスの出演したインターネット・ラジオはこちら

オフィシャル・サイト
ザ・ルーズドッグス 公式サイト
http://www.loosedogs.to/
──アルバムが完成した手ごたえを教えて下さい。

高橋健志(Dr&Vo):初めてライヴやった頃の曲から、上京した後で作った曲まで入ってるんで、これを聴けば僕らのことが分かるアルバムになったんじゃないかと思います。

──皆さん全員がストリート・ミュージシャン出身ということで、ストリートでの怖い経験や困った経験があれば教えて下さい。

前田一平(G&Vo):金沢で歌ってるときに怖そうな人が来て、“誰のシマでやってんじゃあっ!”って、譜面台とかギター・ケースとかバァって蹴られたことがあります。金が結構入ってたんだけど、全部持っていかれましたねぇ。3万円ぐらい。

永田 武(G&Vo):僕はエアガンで撃たれたことがあります。

高橋:一平君と二人で歌っているときに酔っ払いのおじさんに“ジュースを飲みに行こう”って誘われて、一緒に行ったらキャバクラだったんですよ。ちょっと女性が胸を出しているような店で。しばらく普通に飲んだんですけど、おじさんが一文無しだったみたいで、怖い支配人みたいな人が出てきて、“お金ないのか?”って聞かれて。持ってないって言って、なんとか逃げたんですけど。

──じゃあ、逆に楽しかったのは?

永田:やっぱりそれは歌っているのをみんなが聴いてくれるときですね。福井を出てくるときも、狭い路上に300人ぐらい来てくれて、うれしかったですね。

高橋:ほかに路上で歌ってる人と仲良くなって、一緒に歌ったりするのも楽しいですね。

──全員が元々弾き語りをしていたということで、楽器を始めたきっかけを教えてもらえますか?

永田:高校のときなんですけど、いつも友達の家で遊んでたんですよ。結構入り浸る感じで。テレビ観たりマンガ読んだりしても、だんだん飽きるじゃないですか? それで、そいつんちに親戚のおじさんのギターがあったんですよ。で、あまりにも暇なときに、ちょうど教則本も一緒に置いてあったので弾いてみたら結構面白くて。それがきっかけですね。

前田:僕もおじさん(笑)。親戚のおじさんがたまたま“ギターいらんかぁ?”ってくれたんですよ。前に同級生が新入生歓迎会で弾いてるのを見て、かっこいいなーと思ってたんで。最初に弾いたのは教則本に載ってた「四季の歌」ですね。

永田:僕はチェッカーズの「涙のリクエスト」でした(笑)。

古市:音楽のイベントをやってる先輩がいて、高校3年生のときに興味があったんでスタッフとして手伝ってたんですね。バスケ部で仲が良かった永田君と一緒に。イベントの事務所にギターがあったんで、出入りしてるうちに師匠2人(永田・前田を指す)に教わりながら。イベントが終わってから速攻で自分のアコギを買いましたね。

高橋:僕も同じイベントで先輩がやってるのを見て、かっこいいなぁって思って始めました。初めて弾いたのは「スタンド・バイ・ミー」です。

永田:最初に4人が出会ったのがそのイベントでしたね。

──「ドライブ」という曲がありますが、皆さん車は好きですか?

永田:そんな感じでもないですね。福井は車が生活に必須なんで、乗りはするんですけど。

古市:僕とかすぐ事故りますからね(笑)。

一同:(爆笑)

前田:ツアー中の、主に急ぎの移動に限って2回もね。

──「テンガロンハット」という曲がありますが、これはどのように書いたのですか? テンガロンハットは彼女から彼氏へのプレゼントとしては珍しいものだと思いますが。

前田:僕らバンド結成してから毎年音楽合宿やってるんですよ。長野のペンションを3泊とか4泊とか借りて。そこのペンションの名前がテンガロンハットっていうんですよ。最初に僕が一部分だけメロディ作って、それを元にみんなでセッションして曲ができたんですね。だから作曲がザ・ルーズドッグスなんです。テンガロンハットって、砂漠で水を飲むときに使うから、“心のオアシス”みたいな意味もあるらしいんですね。それでああいったラブソングにしました。

──昨年、ロードオブメジャーPULLTOP JUICEと廻った全国ツアーはどうでしたか?

永田:一番苦労したのは体調管理ですね。ロードオブメジャーのメンバーの一人がインフルエンザにかかっちゃって、僕ら全員にうつったんですよ。マスクして移動したり、声が出ないから急にセットリスト変えたりして。

古市:あのときは楽しかったよね~。

前田:楽しくねーよ! おかしいよ!

一同:(笑)

高橋:やってるうちにどんどん仲良くなって、3バンドでボーリング行ったりしましたね。

──では、最後に今年のツアーへの意気込みを聞かせて下さい。

永田:去年はロードオブメジャーのファンの人が多くて、僕らのことを知ってる人はほとんどいなかったんですよ。でも今年はテレビや雑誌にも出たし、僕らを見に来てくれる人もいると思うんですね。そんな中で本来の自分たちを出しながら、いかに新しいお客さんを取り込めるかっていうのが課題ですね。

前田:僕らを知らない人がいるのはやっぱり楽しいよね。“いいものを、いいものを”ってがんばれるし。

古市:路上ではアコースティックでやってるんで、でかいアンプを使った、バンドの音を楽しみたいですね。

高橋:(自分たちを)知らない人相手だとやっぱり違う楽しみがあるよね。今から楽しみです。

前田:うん、一緒に盛り上がってくれると“俺たちやれるじゃん”みたいな、自信につながったり。

取材・文●編集部

この記事をポスト

この記事の関連情報