ベースメント・ジャックス、グラミーでの奇妙な経験を語る

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'05年のグラミー賞で最優秀エレクトロニック/ダンス・アルバム(『Kish Kash』)を受賞したベースメント・ジャックスが、アワーズでの奇妙な体験を語った。

サイモン・ラトクリフは『Daily Mirror』紙のインタヴューでこう話している。「グラミーには行きたくなかったんだ。受賞するチャンスなんてないと思ったからさ。でも有難いことに、受賞した。うれしかったよ。楽屋で(モーターヘッドの)レミーと話せたし、シンディ・ローパーから賞をもらったんだ」その後、ベースメント・ジャックスの2人はアッシャーが開いたアフター・ショウ・パーティへ出席したという。「クエンティン・タランティーノやネリー、ジャーメイン・デュプリなんかがいてさ、すっごく変だった。だって、みんなファンが写真撮り終わるまでポーズとってんだぜ。異様だよ。本物のハリウッド体験だ」。

グラミー受賞や新作『Crazy Itchy Radio』のヒットにより、この冬、これまでにない大規模なUKアリーナ・ツアーを行なった2人だが、ここまでビッグになるとは想像していなかったそうだ。「こんな風になるなんて、おかしなもんだよ。俺たち、舞台裏にいるベッドルーム・プロデューサーだと思ってたからさ。クラブでプレイしてたら、MCやパーカッションやる奴らが集まってきた。それが、こんなにデカクなったんだ」。

ベースメント・ジャックスは'06年、自身のヘッドライン・ツアーとは別に、ロビー・ウィリアムスのツアーにもサポートとして参加。「いい経験になったけど、もうやらないと思うな。自分たちのファンの前でプレイしているほうがよかった」そうだ。

Ako Suzuki, London
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