デイヴィッド・カヴァデール、名優ジョン・ウェインからサインを求められる

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ホワイトスネイクのフロントマン、デイヴィッド・カヴァデールは、ディープ・パープル時代、ホテルのバーで名優ジョン・ウェインに遭遇し、ウェインの大ファンだった母のためにサインを求めたところ、彼がディープ・パープルのメンバーであることが判明すると、逆にウェインからもサインを頼まれたそうだ。

◆デイヴィッド・カヴァデール動画

カヴァデールは、YouTubeで公開しているファンからの質問に答える『QT With DC』シリーズの最新エピソードで、彼が会ったことがある昔のハリウッド・スターについて問われると、こんな逸話を明かした。「ビバリー・リージェント・ホテルにEl Padrinoっていう暗くて素敵なバーがあったんだ。よく密会が行われていたよ。僕はそこで、当時のエージェントと飲んでた。週末に公演があってね。ディープ・パープルのだ。そしたら、ジョン・ウェインがいることに気づいたんだ。彼はブロンドの若いきれいな女性と一緒だった。それはともかく、僕はひどく悩んだよ。“母のためにサインをもらうべきだ”って思う一方、“ダメ、ダメ。そんなことはできない”って」

結局、彼は母親のために、サインを頼みに行ったそうだ。「僕も何千回と体験してるが、“すみません、ミスター・ウェイン。邪魔しちゃってすみません”って声をかけたんだ。一緒にいたブロンドの女性は、“来た、来た”って顔してた。彼(ウェイン)は、“いいよ、若者”って言ってくれたから、僕は“母が大ファンなんです。サイン貰えますか?”って頼んだんだ」

ウェインはコースターに、母の名を入れ、サインをしてくれたそうだ。そして、「君はここで何をしているのかい?」とカヴァデールに質問してきたという。「“週末に公演があるんです”って答えたら、“バンドの名は?”って訊かれたから、ディープ・パープルって言ったんだ。そしたら、“なんてこった。娘が、僕の代理人たちを苛立たせてるとこだ。チケットが全く手に入らなくてね。どうにかできないか?”って言われたんだよ」

カヴァデールは一緒にいたエージェントに手配を頼んだという。「それで、(ウェインのところへ)戻ったら、彼らから僕のサインを求めてきた。かなりスゴイことじゃないかって思ったね」

カヴァデールはひと月ほど前に、本人いわく「自伝より興味深い」という、この『QT With DC』シリーズをスタート。これまでに3エピソードが公開されている。


Ako Suzuki
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