エイドリアン・ヴァンデンバーグ、ヴィヴィアン・キャンベルのホワイトスネイク脱退「僕は無関係」

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▲『Slip Of The Tongue』(1989年)

元ホワイトスネイクのエイドリアン・ヴァンデンバーグ(G)は、同時期に加入したヴィヴィアン・キャンベル(G)が短期間でホワイトスネイクを脱退した一因が自分にあるとの通説を否定し、当時のバンド内の状況を説明した。

◆エイドリアン・ヴァンデンバーグ動画

現在はデフ・レパードのギタリストとして活躍するキャンベルは、1987年から88年にかけてホワイトスネイクに在籍。脱退時、音楽性の相違が原因と発表されたが、それに加え、ヴァンデンバーグがバンド内にギタリストが2人いるのを好まなかったとの説も流れた。

ヴァンデンバーグは今週配信された『Real Music With Gary Stuckey』ポッドキャストのインタビューで、その噂は本当かと問われると、「いや、違う」と答えた。「その通説がどこから出てきたのか、僕にはわからない。なぜなら、僕は常にホワイトスネイクは2ギター・バンドだとわかっていたから。ヴィヴィアンじゃないかと思ってる。ヴィヴィアンはホワイトスネイクであんまりハッピーじゃなかったからね。あれは、デイヴィッド(・カヴァデール)がヴィヴィアンとの共作を止めたことが大きく関係しているが、一番の理由はヴィヴィアンの(当時の)妻だった。サウンド・マン、照明係、マネージメント、誰にとっても彼女は頭痛の種だった。何に対してもね。本当にこじれてきたんだ。それに、ヴィヴィアンはデイヴィッドが……。ヴィヴィアンが提案してきた曲を、デイヴィッドはホワイトスネイク向きだとは考えなかった。それで、上手く行かなくなった。当時、ヴィヴィアンはデイヴィッドが彼と共作したがらなくなったのは僕に関係していると考えているって、いろんなファンから聞いた。僕は全く関係なかった。ツアー・マネージャーから、ヴィヴィアンを家に帰したって聞いた。僕は知らなかったんだ。僕は、ヴィヴィアンとは上手くやっていると思ってた」

キャンベルと話し、誤解を解くチャンスはあったかとの質問には、「残念ながら、ない。どこかの時点でそうできればと願ってる。ずい分前の話だが、僕はまだ気になってる。彼が、僕が関係していると思っていることがね。彼はいくつかのインタビューでそう言ってるらしいね。でも、何であれ時間が解決してくれる。彼はデフ・レパードで大活躍している」

キャンベルは2015年、『Chronicle』紙のインタビューでホワイトスネイク時代に関し、「ホワイトスネイクのことは俺のキャリアの一部だと思っていないんだ。彼らと新曲を作ったわけじゃないからね。たった2年足らず、ものすごく長いツアーに参加したっていうだけだ」「デイヴィッドはエイドリアン・ヴァンデンバーグと曲を作りたいって言っていた。彼らはいいパートナーシップを築いていたから、それは理にかなっていた。(ホワイトスネイクは)彼のバンドだし彼に特権があったしね。それに、エイドリアンは僕にバンドにいてほしくなかったんだ。個人的な理由じゃない。ほかのギタリストにいてほしくなかったんだよ。彼はホワイトスネイクのソロ・ギタリストでいたかったんだ。すごく気まずいシチュエーションだったよ。俺の元妻とデイヴィッドの当時の奥さんも上手くいってなくてさ」と話していた。


Ako Suzuki
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