グラストンベリー・フェス、モービーがヘッドライナーを飾り、オアシスのノエルはバックステージへの入場を拒否される

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今週末(6月27日~29日)行なわれたグラストンベリー・フェスティヴァルは、最終日の途中に雨が降ったものの、おおむね天候にも恵まれ無事に終了した。10万人以上集まった観客は、夏の太陽と音楽を満喫したようだ。

3日間行なわれたフェスティヴァルは、R.E.M.RadioheadMobyがそれぞれヘッドライナーを務めた。土曜日に行なわれたRadioheadのショウは、後半に昔のヒット曲で盛り上がったものの、最新のエレクトロの曲では観客の反応がいまいちだったと言われている。最終日のヘッドライナーMobyは、Radioheadの「Creep」でフェスティヴァルを締めくくったが、これは、Radioheadが自分たちの代わりに誰かほかのアーチストがこの曲をプレイしてくれるようリクエストしていたからだという。

このほかテントの外では、スーパー・モデルのKate MossがSuper GrassやMankatoのメンバーと一緒にMamas And Papasの「California Dreaming」を即興で歌いだすという一幕もあった。

警察は、今年、フェスティヴァルで報告された犯罪の数は昨年の半分以下だったと話している。昨年は、チケットがなく会場に入れなかった人々が地元の街で暴れるというトラブルが発生しており、今年は地元警察だけでなく、主催者側からもプライベートの警備隊が用意され厳重な監視のもと開催された。何かトラブルが起きれば、来年のフェスティヴァル開催が危ういと言われていたため、主催者側はこの結果に満足しているものの、「組織化されすぎ、もう昔のような自由でヒッピーな雰囲気はなくなった」という声も上がっている。

またこの厳重な警備のためか、単に一般人にしか見えなかっただけか、VIPパスを忘れたOasisのNoel Gallagherがバックステージに入ろうとして足止めを食らった。これには、Gallagherではなく、一緒にいた彼のガールフレンドがご立腹。「彼を誰だと思ってるの?」と騒ぎ立て、無事に中に入ることができたという。

Ako Suzuki, London
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