Mizrock、『Good bye , yesterday』インタビュー

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Mizrock
どこまでも前向きな気持ちで歩き出す ミニアルバム『Good bye , yesterday』リリース

■INTERVIEW

――名前を変えて環境も変えて、音楽性も少し変わったね。自分ではどんな変化を自覚してる?

Mizrock:一回ナチュラルな自分に戻したところからやっていきたいなと思っていて。今までよりもメッセージ性がちょっと強いのかなと思うし、ディープな部分に入った曲も多い。アップテンポな曲よりも、今回はミディアムな感じになってますね。

――原点回帰という感じが強いのか、それとも新発見という感じが強いのか。どっちだろう?

Mizrock:どっちかというと、原点に戻った感じだと思いますね。戻ったことによって見えたこともあるというか…。今回は制作期間が1年ぐらいあってゆっくり作れたというのもあって、そのぶんディープな部分に入り込めたのかな。その時は、踏み出したいのに踏み出せない自分の葛藤があったけど、でき上がってみるとナチュラルなところに戻れた。これがすごく良かったと思います。MizよりもMizrockのほうが、よりナチュラル。一歩強くなった感じなのかな。前のMizにも、強さとか強がりはいっぱいあったんですが、それよりも本当の強さというか、弱い自分を一回受け入れたことによって、今の自分が見えてきたのかなと思います。両方、自分なんですけどね。

――音楽性というよりも、気持ちの変化が一番大きいみたいね。

Mizrock:そうですね。今まではがむしゃらにやってた部分もあったし。曲に対しても“どんなスタイルがいいだろう?”ってガチガチに考えて、ロックでも“こんなロックかな、こっちのロックかな”とか。でもその時やりたいことをそのままやれば良かったじゃんって。肩肘張らずできたんじゃないの? というところに気づいたというか。そういう意味では、だいぶ変わったのかな。

――「Mizrock」というのは前作のアルバムタイトルだけど、それをアーティスト・ネームにしようと思ったのは?

Mizrock:変えるならMizrockかな、というのが自分の中にはあって。いろんなアイディアもあったんですが、一番響きも良かったし、WEBでも使ってたこともあったし。“Miz”という言葉を外したくなかったのもある。今までのファンも、Mizrockになったけど今まで通り“Miz”って呼んでほしいです。Rockというのは楽曲的なことよりも、心の中の魂的なRockのことですね。今まではスウェーデンと日本のスタッフとで一緒に作り上げてきたんですが、これからはいろんな国の人たちと関わって、広くやっていけるような一人の日本人アーティストになりたい、という強い思いもRockに入ってます。

――Mizrock名義の初ミニアルバム『Good bye,yesterday』では、以前とは違う新しい制作スタッフの名前がたくさん見られるね。

Mizrock:それも、自然の流れですね。今まで通りスウェーデンの曲もあるし、今回はアメリカからも曲をもらって、気に入った曲をチョイスしたのもあります。アレンジは全部日本だけど、トラックダウンは全部アメリカ。そういう新しい試みもやってます。国境を超えて曲が行き来して、すごく楽しかったです。こういうスタイルは、これからもやっていきたいですね。

――曲選びのポイントは?

Mizrock:やっぱり、ちょっと切なさのある曲に惹かれていたかな。たぶん、自分が書きたい詞の世界観がそういうものだったからだと思うんです。6曲目の「Big Sky」みたいにパーンとハジける曲もありますが、全体的には切ない曲が多いかもしれない。

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