パール・ジャム、怒りに満ちたビデオクリップを公開!

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先月に新作『Pearl Jam』をリリースしたパール・ジャム。同作は全米2位に輝き、1stシングル「World Wide Suicide」も好調だ。フロントマンのエディ・ヴェダーは、ポリティカルな姿勢を持っていることでも知られている人物だ。

'04年にはブルース・スプリングスティーンやR.E.M.らと共にVoteForChangeツアーに参加し、反ブッシュ政権を訴えている。そんな彼は、現在、未来の世界が見るに耐えないものとなることを懸念しているようだ。

ヴェダーはUSA TODAY紙のインタヴューで「危険な道を走っている。どうやってハンドルを握り、ブレーキを踏むのか」と話す。テロ戦争に対しては「娘を連れて自宅に戻った日から全世界が変わった」とし、世界が「強欲によって危険にさらされている。娘の未来を思うと、さらに怒りがこみ上げてくる」と語った。

また、過去のグランジ全盛時代を振り返って「ついこの前のようだ。まだ酔いが醒めきれない……あまり楽しめなかったのが残念だ。状況が整いはじめたら、カート(コバーン)が消えた」と話している。

最後に、10年後のバンドのサウンドを想像する一方、今作が完成までに長い時間を要したのは「“民主主義”は難しいんだ。メンバーが皆ちょっとした独裁者だから。でも、俺たちには強い憲法がある」と語った。

パール・ジャムは昨年、同紙の読者投票で最も偉大な米ロックバンドに選ばれた。なお、BARKSでは、パール・ジャムの新作より「ライフ・ウェイステッド」のビデオ・クリップを公開。彼の心情を代弁するかのような、強烈な映像に仕上がっている、このビデオは'92年に発表されたあの「ジェレミー」以来、初めてバンド・メンバー本人が出演するミュージック・ビデオだ。

T.Kimura

「ライフ・ウェイステッド」PV
https://www.barks.jp/watch/?id=1000014886
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