ニュース・最新情報

プロフィール・バイオグラフィ・リンク

単純に言って、R.E.M.は''80年代と''90年代のアメリカのロックシーンで最も重要なバンドである。デビューシングルの“Radio Free Europe”を携えて、バンでアメリカをツアーして回ったおぼつかない日々からスタートし、チャートの1位となったアルバムを携えて世界中の大規模なアリーナでプレイして回るまでに成長した。そして、その間にNirvanaやHootie & The Blowfishといった様々な才能が世にでるための道を切り開いてきた。

この2つのバンドは、実際、R.E.M.からの影響と、R.E.M.がロックの世界に対して貢献してきたことを認めている。ゆっくりと、しかし確かな足取りでインディーズのカレッジラジオから一般大衆に受け入れられるところまで上り詰めてきた彼らの成功は、世界中の何千という若いバンド達にとって、自分達の尊厳を売り渡すことなく成功するための一種の手本として受け取られている。

バンドの始まりは''81年7月のこと。小さなインディペンデントレーベルHib-Toneから、シングル“Radio Free Europe”をリリースした、ジョージア州アセン出身のR.E.M.は、あっという間にその名を広めた。

バンドの中心となっていたのは、ハイスクールのマーチングバンドで知り合ったという、ベーシストのMike MillsとドラマーのBill Berryのリズムセクションであり、元レコード店店員のギタリストPeter Buckと、恥ずかしがりやで謎めいた軍人の息子Michael Stipeだった。

“Gardening At Night”や“Wolves, Lower”といった曲で、R.E.M.はまず、''80年代のカレッジラジオ独特のサウンド、というものを定義づけた。しかし、バンドの歴史が長くなるにつれて、彼らは新鮮さとファンの興味を失わないために、サウンドを変え続けていった。やがて、“The One I Love”や“Stand”“Losing My Religion”“Everybody Hurts”といった曲が一般にもヒットし、R.E.M.のファンはアンダーグラウンドという領域を越えて増大していった。

しかし、人気が高まってもバンドの持つインパクトが薄れることはなかった。R.E.M.は移り変わるアメリカの大衆の嗜好の中で、鍵となる存在になっていった。''70年代から''80年代初期に存在したREO SpeedwagonやStyxといったスーパースター達は、R.E.M.に導かれるように登場したNirvanaやPearl Jam、Gin Blossoms、Liveといったバンド達に取って変わられることとなったのである。

ライブ・コンサート・チケット