「1001Nights」インタヴュー

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NEW SINGLE


「1001Nights」 
発売中

1. 1001Nights  PV試聴
2. echo 
3. UNITY ~Episode1~


FLCF-4173(CD+DVD)
¥1,500(taxin)



FLCF-4174 (CDのみ)
¥1,200(taxin)




BENNIE K 2007全国ツアー
WORLD TOUR !? in JAPAN

5/26(Sat)横浜BLITZ
6/1(Fri)なんばHatch
6/3(Sun)ZeppFukuoka
6/8(Fri)ZeppSapporo
6/15(Fri)ZeppSendai
6/23(Sat)ZeppNagoya
6/24(Sun)ZeppNagoya
6/30(Sat)ZeppTokyo
7/1(Sun)ZeppTokyo
7/7(Sat)ZeppOsaka

■Official site
http://www.benniek.jp/
怪しいイントロからギターが入るイントロを聴いて
「あぁ、もぅビッタシ!」って(笑)

――今回の「1001Nights」は、前作「JoyTrip」から始まったた旅の続きということで。

YUKI:
去年のツアーが終わったあとぐらから、次の作品をどうしようかなっていう話をしていて。で、前回のアルバム『Japana-rhythm』が日本の四季をテーマにしていたので、次のシングルもアルバムに向けて統一感があるものを出していけたらいいねっていう話をしていたんです。で、前回のテーマは日本だったから、次は世界の音楽とBENNIEKの音楽が融合したアルバムを作りたいっていうアイデアをCICOちゃんが出してくれて。その第1章の“旅立ち”が「JoyTrip」。あのカントリー・サウンドって、馬に乗って荒野を駆け巡ってたり、開拓時代とか“始まり”の勢いがあったんですよね。

――そして第二章が「1001Nights」でシルクロードに。

YUKI:旅先でまず素晴らしい景色に出会って、いろいろなものに触れて、すごい感動したり、これから何が起きるんだろうと感じたり、そういう心境だと思うんですよ。で、1曲目「1001Nights」では、旅の勢いとか旅の楽しさを表現できたらなって。で、実は別の曲だったんですけど、シルクロードっていうキーワードをプロデューサーの方にいただいて。そこから、シルクロードっていうものをテーマに作り始めて。

――アメリカの次の旅先がシルクロードになった理由は?

YUKI:とくにこだわりがあって、というのではなくて。自然に、いろんなトラック・メイカーの人に、得意どころの国をお願いしていたんです。「あなたはカントリーお願いします」とか「あなたはスイスお願いします」とか(笑)。自分たちが今まで一緒に仕事をしてて、この人だったらこの世界観をより引き出してくれるんじゃないかなって思う方たちにお願いしていた中に、Mine-Changが作ってくれた「1001Nights」のベースになるトラックがあったんですよ。それで、そのもともとの疾走感のあるトラックにいろんな国のサウンドを詰め込んで、味付けというか、装飾をしてワールド感を出していったという。

――ド頭のギターはかなりロック・テイストですよね。

CICO:最初のトラックをもらたっときには、プロモーション・ビデオに入ってるアラビアンな怪しげな感じのイントロがあって。で、ギターの♪ジャーンジャジャッジャッジャッていうので始まって。で、それを聴いたときに、もぅ「あぁ! ビッタシ!」みたいな感じで(笑)。逆に、アラビアンなサウンドが入ってるぶん、ギターでガッと雰囲気を変えることで、曲の世界感が一定にならないっていうか。バッと広がるから、ああいうギターを入れてもらえるほうが、自分たち的にはすごくスッと入ってきましたね。

――空港を降りた瞬間に、その国の匂いがする、みたいな感じというかね。

CICO&YUKI:うんうん、そうですね。

――PVといえば、CICOさんのベリーダンスがフィーチャーされていますが、ベリーの経験は?

CICO:ちょっとだけカジったことが。ライヴに動きを取り入れられればいいなと思って、一人で習いに行ってたんですけど。でも今回せっかく中東なサウンドを取り入れているので、なら踊りを入れても面白いんじゃないかっていう話になって。で、けっこうギリギリに。今までは一度も習ったことのない先生だったんですけど、撮影の前日ぐらいにお願いして(笑)。PVで使われてるのはごく一部なんですけど、自分のラップが乗るパートにはすべて振り付けをつけてもらって。すごく楽しかったですよ。

――もともとベリー自体に興味があたったんですか?

CICO:普通のヒップホップの踊りはカジったことがあるんですよ。で、ショウとして見せるときに、ヒップホップ的な踊りよりも、ベリーダンスってすごく美しいですよね?

――官能の踊りですよね。

CICO:そう。で、それが自分たちのワンマン・ライヴとかで取り入れたらライヴの幅も広がるし、いつかやりたいなぁって自分でイメージがあったりして。それで何回か習ってたんですけど。でもまだ、ぜんぜんショウに持ち出せるレベルじゃないんですけど(笑)。


――今度のツアーでぜひ!

CICO:いやぁ(笑)。
でも、踊ったりすること自体は好きなんですよ。なんで、ある意味、仕事と言いながらも楽しんでるんですけどね。

――YUKIさんは、今回のPVではベールをフワフワフワ~っと。

YUKI:そうですね(笑)。CICOちゃんの動きが素晴らしいので、私も突っ立ってるだけじゃちょっとマズイかなと思って(笑)。シルクロード感を衣装で出せないかなぁと、スタイリストさんに相談して。

ほんの少しの分かち合いが、
これだけ大きな歴史を生むっていうことだと思う
んです

――さっきスタッフの方に聞いたら、「1001Nights」を作るにあたり、かなりシルクロード関連の資料を読んで勉強していたと。

CICO:そうですね。DVDを買ってきてもらったり、その地域を特集したビデオを集めてもらったりとか。私はインターネットで検索して、(ネット)サーフィンしてる間に、たどりついたネタで掘り下げていったりしたんですけど。旅先で自分が学んだことを表現できたら面白いなと思ったんですよね。で、自分たちはシルクロードを旅しているっていう設定の中で、いろいろサーフィンをしていたんですよ。大きな世界というよりは、町の中でおきたことだったり、そこに伝わる文化を表現するのも面白いなと。で、たどり着いたのが『千一夜物語』っていうアラビアの説話集で。ここから話、長くなるんですけどいいですか?(笑)

――どうぞ(笑)。

CICO:不貞をはたらいた妻を殺してしまった王様が、その後も自分の奥さんを信じられなくなって、娶った(めとった)娘を毎回初夜で殺してしまうという悲劇があって。で、ある賢い娘さんが、その王様のもとにお嫁に行って、毎晩毎晩面白い話をして千一夜目にして王様の心を変えさせたという。その話の中には、自分たちがよく知っている「アラジンと魔法のランプ」だったり、「アリババと四十人の盗賊」とか、この『千一夜物語』だったっていうのはインターネットで調べたことでの発見だったんですけど。で、この説話集に伝わるように、千一夜、ひとつひとつあきらめずに、ずっとずっと我慢強くいることで何かが変わるっていうメッセージは素敵なんじゃないかなって思って。なので今回、私は、毎晩毎晩、踊ることで命をつないできて、千一夜目にしてシルクロードの片隅にある宮殿の中で物語を変えるんだっていうメッセージを込めてます。

>>インタヴュー後編へ 

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